虹の橋。

うみちゃんが、虹の橋を渡ってしまった。
前の日まで、元気にチュールを食べてたのに。
最後まで、食いしん坊で、可愛くて、良い子だった。
15歳と半年。
猫の寿命は15年って言われてるから、大往生。

この1ヶ月くらい、いつこの日が来てもおかしくないなって覚悟はしてた。
でも、その日は、突然にやって来た。

朝から、なんだか心配だった。
いつもと違う感じがして。

でも、急に寒くなったからかな?
と、気が付かないフリして出かけた。

すごく久しぶりに一人時間を満喫した。
行ってみたかったお店に行ったし、コハの演奏を聴きに行ったし、ぼんやりバスの車窓を楽しんだり、何年か振りの、すごく珍しい時間を過ごして、たぶん命の洗濯みたいな、そんな時間だった。

そして、帰って来て、急いでうみを見に行った。
そしたら、朝から全く変わらない状態のうみがいた。
目を背けたかったけど、やっぱり危篤だった。

うみに触れたら、涙が止まらなくなった。 
きっと今夜は越せない。

お風呂に入ってたコハを急いで呼んだ。
ノエは、映画をみてから帰るって言ってたから、間に合わないかもなって思った。

うみから目が離せなかった。
いつ呼吸が止まるか、見てないと不安だった。

リビングに連れてきて、夕飯を食べながら見守った。

その時、映画をみてるはずのノエが帰って来た!!
虫の知らせだったのか、わからないけど帰ろうって思ったんだって。

だから、ノエコハと最後まで見守ることが出来た。

うみの魂が抜ける瞬間をみた。
涙が止まらなくなった。

みんな、何も言わずに泣いた。

うみは、ずーっと可愛かった。
初めて会ったときから、ずっとカワイイまま、そのまま逝ってしまった。

15年半、うみは、私を見ててくれた。
そばにいてくれた。
悲しい日には、必ず、ぴったり寄り添ってくれた。

テンが来た時は、テンのお母さんになってくれた。
モクのことは、まあまあ無関心だったけど、攻撃するようなことはかった。
優しい子だった。

魂が抜けたうみも、ただただカワイイままだった。
朝になったら、目が覚めるんじゃないかって、望んでしまうくらいに。

朝日を浴びても、うみはもう動くことはかった。
あー、これは、紛れもなく現実だ。

裏山に穴を掘った。


うみをピンクのリバティで包んで、
庭のピンクの薔薇を集めて、
ご飯とチュールとともに、埋めた。

寂しくて、悲しい。
でも、ちゃんと送ることが出来て良かった。

もしかしたら、うみは待ってくれてたんだと思う。
ありがとう、うみ。
大好きだったよ。

いつか、私が虹の橋を渡るとき、私のこと、
待ってくれてるって信じてる。
また会いたいな、ねぇ、うみ。



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