ここ2日にちほど、ぐっと冷え込んできました。
ホリデーシーズンの限定コスメがいろいろと出てくる季節ですな。
発売前からともちゃんと「これが一番気になるな」と言ってたヴェルニ・・。お揃いで買いましたよ。ルミテンなので、ちょっとお得だったのでした。
黄色すぎず、薄すぎず、いいゴールドです。手元にもう一つアクセサリーがある感じに。ときめく〜。
前回かなしい話をしてから、しばらく間が空いちゃったな。低浮上でした。落ち込んでいても、そうでなくても、平等に時は流れるのである。人生は短い。なるべく楽しく過ごそう。とおじいさんは言いました。そうしましょうそうしましょうとおばあさんも言いました(昔話風に読んでください)。
さて、我が家に記念すべき二人目のお客様が。みえちゃんが、旦那さんが出張先の関西で買ってきてくれたというダニエルカヌレを持って、来てくれました。
みえちゃんはこの春、神戸からこっちに戻ってきて、せっかくまた気軽に会えるようになったはずなのに・・・コロナのせいで全然会えない!
とはいえ、9月に一回、ともちゃんまこちゃんと4人で会ったんでした。あの時もルミテンで、ご飯食べた後ルミネとニュウマンをはしごして、いろいろと買い物を楽しんだのでした。
みえちゃんの着てる可愛い袖なしのニットガウン、スティーブンアランのやつで、実際はもう少し萌黄色に近くて、超可愛いんだよう!
買った時はまだ暑くて、この日初めて袖を通したらしいんだけど、なんと会ってすぐにおっそろしいトラブルが起きたのだった。ゆるせん。
その話はまた後の項目で触れるとしよう。フフフ・・(不穏な空気)
・・・・・・・
*今週の押しピン*
脳内の壁に刺さった瑣末な話題やささやかな出来事についてのメモです。
・決してつぶれてほしくはないが、たぶんつぶれるだろうなと予感させる店の話
近所にできた、とある食べ物の店の話ですよ。こだわりの「◯◯◯屋」と思って聞いてください。
その店には2回行ったことがあって、1回目はふらっと一人で、2回目はみえちゃんと2人で行った。と書くと、インスタの方を見てくれてる人にはどこの店なんだか容易にばれてしまうのだけど、まああえてここには書きません。
先に言っておくけど、そこの◯◯◯は、とっても美味しいんですよ。その種の食べ物が美味しい店が、この辺りには本当に少ない。だから発見した時かなり嬉しかった・・。
だけど、けど、けど、「けど」が、とにかく多い。
初めて入った時、座ってすぐに、離れた席で静かに怒っているグループ客がいることに気づいた。注文してから出てくるのが遅いのだ。それは、前もってお店側のSNSや紹介サイトにもアナウンスはしてある。でも、近所のお客さんがメインだろうし、見ないで来ちゃう人だっているでしょ。
おそらく会社の同僚たちが昼休みの間に来たのであろう。うち一人が電話をして戻りが遅れる旨を伝え、謝っていた。
ちなみに言うと通常、◯◯◯屋に行くと、どんなに遅くても10分以内に出てくるのがふつうだ。しかし、この店では20分以上かかる。初回は確か30分くらいかかった。注文してから粉ひいてんの?と思うくらいである(お察しください)。
お運びさんの女の人は、その人に謝っていた。そして、そのことに気を取られていたのかもしれんが、新たに来た私にメニューを出してくれたのは、席に着いてから5分くらい経ってからだった(そもそも、店内に足を踏み入れてから気づいて案内されるまでにもしばらく間があった。空席はあったんだけどな)。
注文を取ってくれるまでにも結構あったのだが、その上出てくるまでのことを考えると、トータル30分ほどかかった。途中、水はいつまでも出てこない。隣の席に別の客が新たに座って、その人には水を出していたので、すいませんが私にもお冷やをいただけますかと言ったら、やっと出てきた。
水は金属製のタンブラーに入っていて、やたらうまい。喉が渇いていたせいだけではなくて、たぶん美味しい水なんだと思う。テーブルの上に出ている薬味なんかも割とちゃんとしてて、端々にこの種のこだわりが見られる。お店も掃除はちゃんとしてあるっぽいし、店内のBGMはおしゃれなジャズだった。わりといいステレオだな、と思える感じの。
かなり長いこと待ったが、ともかく出てきた◯◯◯は、セットのちくわ天も含めて、とっても美味しかった。腑に落ちないこといろいろを、帳消しにするうまさだった。ちなみに900円。まあ、美味しくあって欲しい価格設定ではある。
それで、だ。たまたま今回いろいろあったが、美味しいお店が界隈からなくなったら困るわけで、改善して欲しいなと願いつつ、美味しかった旨をインスタにあげた。
そしたら、私と同じく◯◯◯を好きなみえちゃんが、食べに行きたい!と言ってくれたのだ。ついでにうちに寄ってよということになり、ダニエルカヌレを携えて訪問してくれたというわけ。
私が一人で行った時、1時過ぎだったのですでに売り切れのメニューが複数あり、消去法でちくわ天のセットを選んだので、次は違うのが食べたいと思った。みえちゃんも、かわゆい幼稚園児を時間までに迎えに行かなくてはならないので、オープンに間に合うように行こう!ということで話はまとまっていた。
はたして、お店に着いたら私たちが最初の客だった。みえちゃんは野菜のかき揚げ、わたしは鶏天のセットを頼み、またしても20分近く待つ。まあ、前もって待つとわかっているのだからそこまで腹は立たない。問題はこのあとである。
ようやく出てきたので、みえちゃんは食べる前に手を洗いたいと言い、入ってすぐのドア脇にある蛇口と洗面台のみの手洗い場にサッと立っていった。まもなく、ぎゃっという声がした。様子を見ると、みえちゃんがおニューのニットガウンを泡だらけにしてアワアワしていた。シャレではない。
どうやら、ポンプの手入れが悪くて乾燥したらしく、目詰まりしていたのが、一気に飛び出してきたのだった。しかも泡はブルーの色付き。ひどい。これの手入れが悪いってことは、店員がこのポンプを閉店後や開店前に洗ったり消毒したりチェックしたりを怠っているということじゃないか。今、飲食店が味の次に一番気を使うはずのとこじゃないのか、ここ。
しかし、ゆっくり怒っている暇はない。なぜなら、出てきた◯◯◯が伸びてしまうからだ。数少ない、いやほぼ唯一と言っていこの店の美点・・ただただ◯◯◯が美味いという、それすら失われたらもう、何のために来て待ったんだかわからんじゃないか。
そういうわけで、多少しょぼんとしつつ、我々は◯◯◯をずるずると食べた。美味しかったし、天ぷらについてる塩も美味い塩だった。お盆の上の随所にこだわりが見られる。しかし、そのことが不思議なくらい、お盆の上以外に不快なことが多すぎる。
お会計をして出て行く時に、お運びさんがポンプの件については謝ってくれた。でもさ、普通なら急いでおしぼりとか清潔なタオル持ってくるとかするだろうが、そういうの一切なかったなあ。ただすいませんって言っただけだった気がする。何もないから、とっさに私が持ってたハンカチで泡を拭いた。だってスティーブンアランだぞ。
前のお運びさんとは違う方だった。2人とも女性だったが、SNS等で推し量るに、ここの店主はそう年配ではない男性のはずだ。
その時、前回から抱えていた違和感に気付いた。この店は、どんなに店の中でトラブルが起きていても、店主が絶対に姿を現さない。遅いと苦情を言われようが、備品の手入れが悪いせいで客が服を台無しにしようが・・・こだわりの◯◯◯を作るのに忙しいんだろうが、自分で声をかけたり謝りには絶対出てこない。ひとことも発しない。
普通この手のこだわりの店だと、帰り際にお金を払う時くらい厨房から店主もしくは料理人の挨拶の声が飛んでくるもんだが。コロナだから極力口を開かないんだろうかね。私たちが帰るまで、わりと空いてたけどなあ。ほんと、ちょっと顔を覗かせるだけでも、声が聞こえて意思表示してくれるだけでも、全然帰る時の印象が違うんだけどなあ。そういうフォロー一切ない。
なんだか微妙な気持ちで店をあとにした。2回目のインスタはあげなかった。みえちゃんはあげていたけどね。いい子だよ本当に。
へんだなあ、と思うことのたくさんあるお店だ。ジャズとか水とかメニューに書いてる材料とか、こだわりポイントはたくさんあるんだろうに、飲食店の評判を一定以上にキープするための基本的なことをまったく押さえてない。そういうところに、なにか自己満足のようなものが透けて見えるのだ。
それから、これも妙だと思ったんだけど、メニューを持ってきてくれた際に今日のお勧めを言ってくれるのはいいんだが、お勧めはいつも◯◯◯以外のものなんだ。チャーハンとか、天ぷらとご飯の定食とか。こりゃどういうことか。こだわりの◯◯◯店をうたっているのに、入るなりそれ以外の注文を促されるので、こちらは「???」となってしまう。
◯◯◯をゆでるのに時間がかかるのかしら。だから、お昼はできれば違うものを頼んで欲しいのかな?でも、この店、夕方までなのよね。じゃあ、この店でこだわりの◯◯◯を出せるのは、ランチ終了後から夕方までの時間ってこと?こだわりの◯◯◯屋なのに?
この店は、このままだと、たぶんつぶれるだろう。決してつぶれて欲しくはないが、大量の「けど」が解消される日が来るとは思えない。いくら美味しくても、それだけでは成功体験にはならないんじゃないかしら。
客が店での失敗体験を心にモヤッと残したまま帰ってゆくのを、黙って放置してはいけないと思う。そのことに店主が気付いてくれない限りは、難しいだろうなという気がするのだ。
確かに味はすごく美味しい。たまには近くの一見さんが来るだろうし、観光で来た人がフラッと入ることもあるだろう。私やみえちゃんのような◯◯◯好きの人も、味の評判を聞いて来るかもしれない。でも、一度来てここまで待たされると知ったら、毎日この辺にコンスタントにいる近所の勤め人は、よほど余裕のある時しか食べに来ないだろう。
特にビジネス街というわけでもない。ここ界隈を目指してくる観光客は、隣接する中華街をめざしてくるので、よほどの気まぐれを起こさない限り、だいたい中華の店に入るはずだ。
・・・つぶれる気がしてならない。
こだわりの美味しい◯◯◯を作りたい、とか、自分の店をいい感じの空間にしたい、という作り手の思いは感じる。でも、客に美味しい◯◯◯を食べてもらいたい、とか、いい感じの空間でいい時間を過ごして満足して帰ってもらいたい、とは思っていない気がする。
そこには、大きな隔たりがある。客はアホウばかりではないので、1回か2回で気づくと思う。◯◯◯の味のみで満足できる、優秀なお客様になれたらよかったんだけどなあ。難しいようだ。
なんとかならないものだろうか。
でも、わたしは正直怒ってる。滅多にゆっくりランチ出来ない友達が、わたしの紹介したお店に行くためにわざわざ来てくれて、しかもおニューの素敵なニットを着てきてくれたのに・・・いっそつぶれて欲しい気がしてきた。せっかく美味しいのにさ!
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