CHILA BAGS

浮かれた買い物をしてしまった。

すごい欲しかった、CHILA BAGSのポンポン付きバッグ。

そもそも、ずっと行ってみたかった五本木のmigo laboさんにやっと行けたのが始まりであった・・・

だいぶ前からインスタをフォローしていたんですよ。小さそうなお店だけど、毎回イベントが楽しそうで、今度こそ行くぞと思いつつ、あっちの方に行く用事があまりなくて。

そんで、ちょっと用があって都内に出た時に寄ってみた。ちょうどCHILA BAGSのイベントが始まったとこで、お店にはワユーバッグがてんこ盛り状態。

本当に全部かわいい中に、お店に足を踏み入れた瞬間ひと目惚れしたものがあったんだけど、どうも自分が持つにはちょっとサイズが大きかった。その場はこらえて帰ったんだけど、どうしてもショッキングピンクのポンポンが忘れられず・・・

あとでお店のオンラインショップに上がってきたのを見たら、即ソールドアウト。あーあ。

で、あきらめが悪いもんで、あれより一回り小さいサイズがあれば買ったのになあ、なんて思って、いろんなお店を検索して探したわけです。UAのオンラインストアにはあるんだけど、これも大きいサイズ。

しかし、灯台下暗し。公式のオンラインショップを探したら、在庫が上がってきてました。

ってわけで、めでたくお迎え♡ 小さい分、お値段もちょっとおさえめでした。

これこれ、このなんとも言えないどピンクのポンポン。

私だって、ピンクアイテムを買うことがあるのだ！（笑）

今日は黒いカットソーワンピにこれを持って出かけたが、バス停でお隣になったおばあ様にガン見された後、すごい褒められたぞ。幅広い世代に刺さる可愛さよ。

短めに持ちたい時は結んでも。

・・・売り切れてた！

しかし、来月初旬から博多やら京都やらでポップアップイベントがあるみたいなんで、お近くの人はぜひ。底の模様とか紐の感じとか、ひとつひとつ違うみたいなんで・・手にとって選んでるだけで楽しくなれますよ。運命の一個が見つかったら、ガシッと掴んで離さないで（笑）

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 ＊今週の押しピン＊ 

 脳内の壁に刺さった瑣末な話題やささやかな出来事についてのメモです。   

・iPhoneカバーの話

人に言うとギョッとされるんだけど。未だにiPhone7を使ってるんですよ、わたくし。

我が家はわりと早い段階で格安スマホってやつに切り替えて久しいので、もうずいぶん長いこと、２年縛りとかそういうのとは全く関係ない。DMMだった時期もあるし、ここ数年はmineoを使ってます。

電池の減りが激しくなったら、旦那さんが任意の手段で新品の本体を入手してきて、SIMを差し替えデータを移し替え・・という運びです。だから、本当に電話本体を変えるってことがない。

しかし問題があって、可愛いケースがなくなるんですよ。前の5sも長いこと使ってたけど、7もかなり長いこと使っているので、毎回終盤に近づくと、とにかくケース難民になっちゃうの。

rifle paper co.のが好きなので、見かけたら買い集めるようにはしていたんですが。今はもう10が在庫僅少で大安売り、11は普通に売ってて、12対応のものがたくさん出てる。678共通のサイズなんてもう、平成時代の遺物みたいな扱いになってる。。

さて、きょう現在、頑張って保たせていた7のケースが、ついにぶっ壊れました。背面の板とシリコンの枠が分離して、ただの穴があいた板と、小汚く変色した半透明の枠になってしまった。あうう・・。

予備カバーがいくつもあったはずなのだけど、数日前からいくら探してもない。引越しの時に捨ててないはずなんだからあると思うのだが、なぜだ・・・！

それにしても、本体が既にちょっと電池の減りとかやばくなってきてるので、そろそろ変えなくてはならない。ってことは、次の機種を何にするのか決めないと、新しいカバーを買えないじゃないか。

で、朝から旦那さんと相談して、SE第二世代が新しく来ることと相成りました。

ってことは、ケースは今のサイズと同じってことですよ。6s、7、8とSE2は同じ大きさ。ってことは、予備が発掘されても使えるし、現行の同サイズのもので（かなり在庫が少なくはあるが）気になるのがあったら、多めに入手しとけやってことです。

今週いろいろ予定があるので、思い立ったが吉日ってことで、とっとこと電車に乗り、池袋パルコへ。在庫のあるお店を調べたら、そこだった。

ピンクのお花♡　私だって、ピンクアイテムを買うことがあるのですよ（本日２回目）。

すごい久々に電車乗ったわ。池袋めっちゃ遠いな。いや、みなとみらい線で一本だけど。新宿三丁目まで乗るのと時間的にはそう変わらないんだけど。電車降りてから地上までがめちゃくちゃ遠い。

立教の附属の子達と一緒の車両で帰ってきました（知らんけど）。一本で行けるからか、元町から電車に乗ってあそこまで通ってる子たちが、近所に結構いるみたいだった。

息子氏くらいの年頃だったぞ。しっかりしてるなあ君ら。

SE2、どれくらい使うことになるかわからないけど、ケース難民にならないように祈る。今からもう祈ってる。

・記憶の紐をずるずる引っ張って屋上まで行った話

そういうわけで、久々の池袋でした。何年ぶりだかわからんが、大学から社会人１年目くらいまでの期間、新宿〜池袋間を主にうろついていたので、空気感は懐かしかった。

ただ、いろいろ変わってしまってて、出口も何も、わけがわからない。パルコが西武と繋がってることすら忘れてた。とくに池袋は、一番しんどかった社会人１年目の記憶が色濃く残っているので・・というか、ほぼ記憶にない。嫌だった感じしか残ってない。仕事も通勤もしんどかった上に、恋愛の方もろくでもない感じだった。

しかも最初の出産の後ちょっとした記憶障害みたいになってしまったせいもあって、その時期のことは部分的に脳みそから抜け落ちてたり、思い出そうとしても靄がかかったようになる。自分は割と記憶力がいい方だと思うので、思い出せないことがあるというのは、非常に気持ちの悪いことなのだ。

でも、パルコの入り口を入って、ややこしいエスカレーターに乗り、上の階に向かっているいる間に、何かぼんやりと思い出すことがあったのだ。

自分は、昔よく池袋で屋上までのぼっていた。何かの商業施設の屋上だった。

なぜ？ほんとうに？大宮で勤めていたんだから、大宮の百貨店とか、NACK5のアルシェビルとかじゃないのか？・・いや違う。たしかに池袋だった。

なんのために？屋上で空を見るために？気分転換のため？違う。

とにかく、屋上まで上ってみようと思った。たぶん西武だったと思い、パルコから渡って隣の建物に移る。エレベーターと階段を使ってついに最上階につき、ドアを開けると・・・

抜けるような青空に、白い雲。

なんだこれは。こんなところだったっけ。

こじゃれた屋外フードコートみたいになっている。その時、かちりと何かがはまった感じがした。

うどんだ。うどん屋があったはずだ、ここに。

ここのうどん屋に何度も通ったんだ。そうだ、誰かが教えてくれた。ここのうどんは美味いんだと。「デパートの屋上のうどん屋だと思って見くびってると、びっくりするぜ！」

でも、並んでる色とりどりの庇の出店は、かき氷とかパスタとかフォーとかそんなんばかりで、うどん屋なんてなかった。

記憶違いだったのか。それとも、あのうどん屋はもうなくなってしまったのかもしれない。

そう思って反対側を向いたら、そこに

あった。うそみたいだ。まだあったのか、この店。こんなに小綺麗だっただろうか。もっと古びた感じだった気がするのだけど・・・

暖簾をくぐっておばさんに、この店って結構前からあります？と聞いてみた。そしたら、もう５０年くらいここでやってるという。ああ、やっぱりここだ。ここだった。

誰に教えてもらったか思い出せない。男性だったと思うのだけど、恋人とかそんなんではなかった。何かの仕事で一緒になった人だと思う。「ここのうどん、地下の店で手打ちしてるんだよ。だからうまいんだよ。七味をいっぱいぶっかけるんだ。」

そうだ、これだ。でも、450円もしたかな。300円台だった気がするんだけど。

なんて酔狂な！ひとりでふらっと元町から電車に乗って、池袋西武の屋上で、青空の下でうどんを食べているなんて。しかもあったかいやつを。まあまあ気温高いのに。

でも、おいしかった。たしかにこの味だった。

太さがまばらで、かみごたえがあって、あっさりしたつゆに七味がよく合う。

夢中で食べ終えた後、まっすぐ地下に行って、当時は一度も買ったことがない持ち帰り用うどんを買った。

１０人前も買った。保冷剤も入れてくれた。

音楽を聴きながら帰りの電車に揺られていて、夢うつつで他のことも思い出した。

卒業の時に、大学に残って院に進学する男友達が入社祝いをくれるというから、長い通勤時間に聞くための曲を選んでMDに入れてくれと頼んだら、とてもいいのを作ってくれたこととか。グリーンデイのGood Riddance (Time Of Your Life) から始まって、レッチリのScar Tissueとか、スピッツの大宮サンセットとかが入ってたと思う。

それを選んだ時、きっと彼は私のことを一生懸命考えてくれたはずだ。学生時代彼は、「うどんなら何杯でも食う女」という二つ名で私を呼んでいた。でも、一緒にそのうどん屋にはいかなかったと思う。一年で何もかも変わったのだ。

たぶん、当時はしんどかったんだけど、きっとそう悪くなかったんだろうなと思う。毎日毎日つらいことばかりではなかった。いいこともいろいろあったはずなんだ。それ以上の記憶は戻らないだろうけど。ちょっとせつない。

記憶の紐をずるずる引っ張って手繰り寄せて屋上まで行ったら、うどん屋さんがあったという話でした。