みゝず

今年は、水栽培だけでなく、鉢植えのも作ったヒヤシンス。

室内で育てていた子たちのお花が終わったあと、時間差で立派に盛り盛りと咲いてくれてます。すごいたくさん花開いてくれて、物干し台に出るたびにいい匂いがして、嬉しいのだけど。ひとつ、ちょっと納得いかないことがある。それは・・・

これ。これを買ったはずなんですよ。オレンジ色が咲くはずだった!(笑)

これ、3球入りだったんだけど、結構他の色より割高で、でもほら私のラッキーカラーってオレンジじゃないですか(真顔)。だからどうしても咲かせてみたくて、送料も結構高かったけど、注文してみたわけです。

で、1球は水栽培に、残り2球を鉢に植えて、ルンルンと世話していたわけです。しかし・・

最初に咲いた水栽培のがこれ。

・・オレンジではないよな、どう見ても。買ったお店に相談したら、生育環境によってはアプリコット色になることもあるんですよ〜!と言われる。

いやしかし、それにしてもオレンジの気配一切なくない?

メーカーにも聞いてくれたらしいけど、中身がピンクのと入れ替わってる可能性は、絶対ではないけれどかなり少ないので、水栽培や光の当て具合など、生育環境に問題があったせいで色が薄いのでしょうとのこと。

エーン!うまく育てられなくてごめんね・・・。と思いつつ、これはこれで可愛いので、がっかりせず、咲ききるまで大事に育てようと決意。

残り2つの鉢植えがピンクだったらまた連絡してくださいと言われたので、開花を待つことに。結果、やっぱりピンクだった。なんだよー!(涙)

返金対応か、次の秋に改めてオレンジのを送るか、選んでくださいってことで。秋まで待つことにいたしました。そういうわけで、来年の続報をお待ちください。

決してピンク色がダメってわけじゃないんですよ。

みんなちがってみんないい(みゝず)


・・・・・。


「みゝず」だと、「みみず」じゃないの!?と気付いた人、さすがです。

なんか最近、スカしたことや格言的なことや謎のポエムを呟いた後に「みゝず」って署名するの流行ってます。局地的マイブームってやつです。

あれは、北京オリンピックを見ながらだったか・・・(遠い目)ともちゃんにLINEをしていて、男子フィギュアの3人はどの子もみんな個性的で、みんなちがって皆いいという話の際に生まれたのだった・・

こんなアホな中身のないことばっかり言ってるんですよ。

この頃、躁鬱状態というか・・・だいぶおかしかったな。自分でもいま見返してみてびっくりしてるわ。様子のおかしい私に根気よく付き合ってくれてありがとう、ともちゃんよ。もうだいぶ大丈夫です。


・・・・・・・・・


*今週の押しピン*

脳内の壁に刺さった瑣末な話題やささやかな出来事についてのメモです。


・ヴィクトルの話

先週、近所の公園で春の花を見ながら散歩しつつ、AirPodsでジェーン・スーさんのラジオを聴いていた。

ちょうどその時、選曲担当の高橋芳朗さんのコーナーで、スティングのRussiansという曲の話をしていた。

詳細は上の書き起こしにアップされてます。

冷戦当時、スティングの友達に、ソ連のテレビを傍受する機械を持っている友人がいたのだそうな。で、ある土曜の夜に、それを使ってソ連の番組を見てみようぜ!ってことになった。

そしたら、多分時差だろうけど、向こうでは日曜の朝にやっているであろう、子ども向けの楽しい番組をやっていたんだって。その、子どもに向けられた優しい眼差しを見て、スティングはちょっと面食らったかもしれない。おそろしい国だと思っていたけれど、そこに住んでる人たちは、みんな子どもを愛していた。

そのことを、ぜひ発信しなくてはと思って作られたのがRussiansという曲らしい。ロシアの人たちだって、みんな普通に子どもを愛して暮らしているんだと。

その曲を聴いていて、確か何か似たような話があったな・・と帰り道に脳みその引き出しを開けまくって探し、家に着く前に思い出した。ビリー・ジョエルのLeningradだ。

ビリーは、ゴルバチョフが大統領になり、冷戦が終結に向かっていた頃、ソ連に招かれて、西側のミュージシャンとして初めて、コンサートツアーを行った。その時、レニングラードでロシア人のヴィクトルという友達を得て、後に書いたのがそのLeningradという曲。

44年生まれのヴィクトルは、お父さんの顔を知らない。生まれる前に戦争で死んでしまったからだ。学校に上がっては規律に従い国家に奉仕することを教えられ、辛いことはウォッカをストレートで飲んで忘れるくらいしかない。ロシア人の生活は悲しい、という。この曲では、そんなヴィクトルの来し方と、ビリーのそれまでの人生が、交互に語られるのだ。

49年生まれのビリーは、冷戦真っ盛りのニューヨークの子。有事にはすぐ机の下に潜る訓練を受けて育った。ソ連の船団が引き返し、キューバのミサイルが廃棄されるまで、地下シェルターに隠れて過ごしたりしているうちに、唐突に子ども時代が終わったことに気づく。友人たちが次々に出征するのを見送り、一体何のために戦うのだろうと問う。

ヴィクトルは兵役を果たした後、サーカスのピエロになった。そして、レニングラードの子たちを喜ばせることに無上の喜びを見出した。

冷戦が終わり、ビリーは招かれてソビエト連邦に行った。友好と信頼を示すため、家族も一緒に連れて行った。そして、レニングラードのヴィクトルと出会った。ピエロはビリーの娘を笑わせて、彼らは抱き合い、友達になったのだ。

レニングラードに行くまで、そこに友人がいるなんて思いもしなかったんだ。という言葉で終わる。

ヴィクトルは今どこでどうしているだろう、と思ったら、悲しくてたまらなくなった。

そのあと、ビリーがソ連でおこなった、そのコンサートツアーの音源を繰り返し聞いた。

一曲終わるごとに、スパシーバ!と語りかけるビリー。ロシア人の通訳の声まで入っている。グッドナイトサイゴンという反戦の曲を聴いて、熱狂的に盛り上がっていた観客たちの声。

嬉しかっただろうな、みんな。

どうしてこうなっちゃったんだろう、本当に。

さっきプーチンの演説に集まった人たちがZのついた服を着て盛り上がってるのをテレビで見た。あれは一体、何だったんだ・・。悪夢かと思った。


・チャリティー販売品企画中の話

自分が今ちょっとくらい余計なことをしても何も変わらないんだろうが、早く終わりますようにと心の中で静かに祈りながらおとなしく過ごすしかない…ってのは、どうにも性に合わないのだった。

先日のお花畑のがま口が10個全部売れて、募金に回す分が5000円貯まったので、もうちょっと貯めるべく、いつもとちょっと違ったものを用意してるところです。

点と線模様製作所さんの生地は、数年前にガイドラインが大きく変わって、ルールを守れば個人での製品化販売をしてもいいことになった。

それでもちょっと二の足を踏んでいたのだけど(だってそれまではやっちゃダメだったから・・)、いい機会なので、初めて作ってみましたよ。岡さんも許してくれるであろう(長いことお会いできていない。すごい素敵な方です)。

やはり、価格がメーター10000円以上の生地となると(だいたいあそこの刺繍生地は50センチ7000円くらいするのだ)、ハサミを入れる手が震える、震える・・・。丁寧に作ってます。写真のはmoriですね。

口金は、何年か前に仕入れたちょっと塗りのいいやつで、いつものより高価なもの。それでも買った当時よりは値上げされているので、もう二度と今回と同じ値段では出せないな。

そういうわけで、いつもよりちょっとお高めですが、好きな人はぜひ。というお知らせでした。

2コメント

  • 1000 / 1000

  • yuki*

    2022.03.22 02:43

    @IKUPOM私ものすごい花枯らせがちなんだけど、今年は物干し台に置いたのが勝因かと思われるよ。絶対洗濯干すから、水やるの忘れないで済んだよ・・。物干しのそばはオススメのスポットです。みみずいい署名でしょ。実際はあんまりいいこと言えてないという残念感を表現してみました。ここで一句・・「推し色の 尊い花を 咲かせたい」(みゝず)
  • IKUPOM

    2022.03.22 02:30

    みすずじゃなくて、みみずなの笑っちゃったw オレンジのヒヤシンスじゃなかったのは残念というか不思議だけど、植物もまともに世話できない私もしては花を咲かせられていてひたすらに尊敬…!!いつかオレンジの花も見たいね🍊