京都旅の余韻もすっかり終わって、季節も春真っ盛り・・と思いきや、今日はあの日を思わせる冷え込みで。あー寒い。明日もっと寒いって!!
さて、毎年GW前のこの時期は、母の日の贈り物に良さそうなものを・・と念頭に置いてがま口を作ってます。さっきお店に出したところ。ぼちぼちと注文が入ってきてます。
去年も使いましたけど、今年は別の配色で、フローティングフローラを。形は、手間隙かけてる自信作の、底に6タック入れてふっくらさせた、横長のスクエアがま口です。
ど定番のカーネーションを思わせる赤いのと、ちょっと珍しいすみれブルーのと、可憐な王道のピンク。どれも可愛いですけど、私の今の気分は、
このすみれブルー。
前回の関ジャムで宇多田ヒカルの「花束を君に」の話してたもんで、タックを畳んでる間、ずっと脳内であの曲が流れていた。っていうと、あまり縁起が良さそうじゃないというか、贈り物にふさわしいかどうか微妙な気もするけど、単純に自分がモノとして好きなのはこれです。
実際、涙色の花ってどんな花だろうと想像するけど、あの曲が使われてた朝ドラのタイトルバックでは、水色っぽい花束だった気がするなあ。フローティングフローラは万人ウケする清楚な柄だと思うけど、特に清潔感があるのはこの菫色で、夜明けの空気みたいにシャキッとしてる。
涙にもいろいろあるからね。あの曲の中でも、感謝の涙、惜別の涙、愛し愛されたことの全てに涙色の花を捧げていた・・。結婚式の花束贈呈の時にあれを流す人も結構いるらしいんで、まあ、いいのではないでしょうか。自分で使うよ、わたしゃ。
同時発売のめがねポーチとの比較。単体で写真を撮ると、一見似たような大きさに見えるけど、並べると全然大きさも容量も全然違います。
圧倒的にめがねポーチの方が人気で、すぐ売り切れてしまうのだけど(実際さっき店見たらもうあんまり在庫なかった・・)自分はこの膨らませた形がとっても好きなので。
なぜなら、すごい何回もパターンを改良して完成させた自信作で、こんな丈夫で美しく、かつたくさん入るがま口ポーチは、あんまりよそでは売ってないと思ってるから。
どうしてもお手頃価格のものから先に売れちゃうけど、地味に手間をかけて生地もたっぷり使ってふっくらさせた自信作なので、めがね入れより500円も高いです。そして、今後も時々は作ります。せっかく自分が好きでやってるがま口屋なので、そういうのは大切にしたいです。
めがねポーチの形のがま口は、いろんなところで見かける。けど、これはこれで自分なりの美しく見える黄金比みたいなのがあったりする(あまり三角形に近づきすぎてもいけないし、四角すぎてもいけなくて、説明が難しいけど、カーブというかアールのところにめっちゃこだわりがあるのだった・・・)。
しかし、単純に目先の売れ行きの事を考えるなら、ぜんぶメガネ入れにしちゃう方が儲かりそうな気もするなあ・・・難しいところ。
ともかく。どっちもそれなりの自信作ですが、もはやメガネ入れの方の在庫がほとんどないぜ・・。ごめんなさい。
0コメント