今日は誕生日。またひとつ歳をとってしまったわ!
ともちゃんがお正月に、「ドーム行くから、早い方がいいと思って・・!」と、オレンジの小さいバッグをそっと渡してくれました。ま、まさか、これは・・・!
キャッ!オレンジのお箱!!
中からは、つやつやした美しい小瓶が・・
す、すごい、並々ならぬ存在感です。エルメスのネイルを塗って、マルのうちわをお振りなさいと言うことね!!どうもありがとう!!と言うことで、金屏風の記事に戻るわけです。
素敵な爪で元気に43歳を過ごしたいと思います!
・・・と言いたいところですが。
爪の写真、よく見ると、いやよく見なくても、爪がボッコボコやな。そう、これもそれも、動悸息切れもめまいも、全部あれのせいであったらしい。ことが判明。
ど貧血。ど貧血だったんですよ、わたくし。
年末に十数年ぶりに健診に行ったら、こないだ結果がきた。Eって書いてあるの。Errorか、はたまたEmptyか。いやE判定。大学受けた時だってこんなの見たことないぞ。要受診。貧血ですってバーンと書いてある。
いやそんなわけないやろう、と思った。だって別に顔色悪くないし、瞼めくっても白くないし、細くないし美人でもない(それは偏見)のに、貧血ってことある?
だがしかし、ともかく病院へ行けと書いてある。
Google先生に聞いてみよう。
血色素量が低いとどうなるの?
貧血になると、体内の酸素が少なくなり、立ちくらみ、息切れ、めまい、ふらつき、頭痛、胸の痛み、 動悸 どうき 、疲労感などの症状が出ることがあります。 採血による ヘモグロビン値(血色素量)が、成人男性で13g/dL未満、成人女性で12g/dL未満の場合に貧血と診断します。
・・・なるほど。思い当たることはある。坂や階段登るとめちゃめちゃ動悸息切れするの、あれは、歳だからとか、太ってるからとかじゃなかったのか。
12ないとだめなところ、8しかない。それは、確かに貧血だよなあ。。
思ってもみないことだったので、まあとにかくかかりつけの内科に行こうとして、コロナの後予約制になっていたので電話した。そしたら、今症状がすごくひどくて困ってるとかじゃないなら、血液検査を伴う受診は2月末以降になりますとのこと。えっそんなことある??
弱った。息子氏の受験が迫る今、コロナやインフルをもらってくるわけにはいかない。今よく知らない内科に行くのはリスクがでかすぎる。とは言え、明らかにやばいから病院に行って治療するようにと言われてるわけで、来月の末までなどと悠長に構えているわけにもいかない。
うーん・・と考えた挙句、とりあえず、昨年がん検診を受けたかかりつけの婦人科に行くことにした。血液検査は常時やっているであろう、妊婦健診やってるんだから。健診で他の悪いところがなかったってことは、内臓のどこかに悪性腫瘍があるとか出血してるというわけじゃなさそうだ、と推測をつけたわけです。
婦人科で相談したら、去年内診した時にも内膜症があるなあとは思ってたけども(実際そう言われた気がする)、貧血になるほどかどうかは人による、くらいの程度らしい。が、右卵巣の方に広がってるらしくて、治療しなければ毎月経ごとにひどくなる一方で、良くなることはないそうな。
こういうものって、あまり人と比べる機会がないというか、明確に個人差を認識することってないじゃないですか。一般的に、出血が多いとか血の塊が出るとかは良くないというけれど、生理の際に他人からどんな状態の血がどれくらい出るのかとか、見たことも比べたこともないでしょう。だから今ひとつピンとこない。あれは多いのか、あれくらいの塊は普通ではないのか・・・とか、それについて思いを馳せた。
手術するようなほどではないけれども、貧血になっているということは健康的な生活に支障があるというわけであって、ならば治療した方がいいとのことであった。
とりあえず鉄剤を処方され、腫瘍マーカーなども含めた血液の詳しい検査もしよう、それで来週結果を見て悪性でなければ、内膜症の治療薬を処方するから飲みましょう、ということになり、その時は帰った。排卵と生理を止めるような薬らしい。
薬局で鉄剤を待っている間、運動会の玉入れのことを思った。
あといくつ玉が入っているのだろう、競技の終わりにカゴに入っている玉をカウントしながら、空高く放り投げる児童の姿がぼんやりと脳裏に浮かぶ。
途中でやめたら、中の玉ってどうなるんだろうか。
あとどれくらい生理が続くのかはわからないが、どうせそのうち閉経して止まるんだろうから、逃げ切れるもんだと思っていた。どうやらこのままだと、血液の方が先にもたなくなるらしい。
鉄剤は、なんとなく胃がムカムカする。そんで、日によってなぜか、パック入りのめかぶみたいなにおいが胃の方から上がってくる。めかぶを食べていないのに、めかぶを食べた後みたいな感じがするのが気持ち悪い。
ともちゃんにそれを言ったら、鉄が入ってるジョアが一番マシな味だったという。おつとめする施設の人々の栄養管理にあたり、ありとあらゆる鉄入りの飲み物を取り寄せて試食した中で、一番美味しかったんだそうだ。食事で鉄を普通に摂るのは難しいらしく、私はレバーが食べられないのだが、レバー以外の食品を頑張って摂っても、もはやそう変わらんらしい。
「鉄舐めてもだめ?」「だめ」「ニャーン」
翌朝、週に一度ヤク1000を運んでくれる運び屋のお姉さんを、朝早く追っかけて行ってとっ捕まえ、ジョアのマスカット味(鉄・葉酸入り)をあるだけくださいと告げ、売ってもらう。
ボッサボサの頭に洗ってない顔で「お釣りは大丈夫です(キリッ)」と言ったが、計算したらたった5円だった。だいぶ格好悪い。
しかもそんな格好悪い瞬間を、すぐそばの幼稚園に末っ子を預けにきたというママ友にばっちり目撃されて呼び止められてしまった。とほほ。ヨダレの跡がついてないか気にしてこっそり拭う。
ママ友は頭をきっちりと結わえ、化粧こそしていないものの、黒のハイネックニットワンピースにゴールドのフープピアス、ロエベハンモックをさらりと肩に掛け、しゃなりと現れた。さすが、いい女は朝からちゃんとしている。(社会的地位のある夫と個性豊かな子供たちと素敵な家に住み、若いツバメもいるっぽいのだが、自然体で嫌味が全くなくて面白すぎる人なので目が離せない。大好きだ)
かたや、くるくるパーマが爆発した頭に目ヤニをつけ、ユニクロのスウェットの上からこたつソックスを履き、ヨダレ跡を気にしながら買い占めた鉄ジョア5本を手一杯に抱えたわたくしである。とほほほ・・。
おそらく、足りないものは鉄だけではない。女として補いきれない何かがあるのを認めざるを得ない・・・うーん。43歳、もうちょっと色々とがんばります。
そんで昨日やっと検査結果が出た。悪性の貧血ではなかったので、よかった。
ってことで明日からは、内膜症の薬も始まるのだ。今後、閉経まで10年くらいこれを飲み続けるのか・・と思うと、ちょっと腰がひける。まあ、途中やめてもいいらしいが。
足りない!俺には何か足りない!と、思わずクリーピーナッツを歌ってしまう誕生日の日記でした。
4コメント
2023.01.27 11:51
2023.01.27 11:50
2023.01.25 10:45