拍手喝采

昨日は息子氏の義務教育終了の日。卒業証書授与式は保護者2人まで参加できることになったので、旦那さんと行ってきました。

学校で撮った写真なんかはお載せできませんが、いいお式でしたよ。とか言ってますが、tvkの取材が入ったらしく、Yahoo!ニュースに卒業式の模様が動画付きでばっちり載ってました。旦那さんの白髪頭と、自分の後ろ頭を見つけてしまった。。(探さないように)


引っ越す前におなじみだった、児童公園のこぶしの花が咲きかけていました。

色も形も似ている木蓮との違いは、花びらがばらばらとあっちこっちを向いてることらしい。確かに、近所の木蓮の花は、みんなしっかり頭を天に向けて咲き揃っている。

終わったばかりの体育館でのお式のことを思い出した。息子氏は来賓の祝辞の時にだいぶ眠かったらしく、頭がちょっとぐらぐらしていて、後ろからみていてちょっとハラハラした。

木蓮の中にこぶし一輪・・??などと思ってはいけない。

いろんな花があるから、世界は面白く、美しいのだ!!


ところで、久々に国歌斉唱とか言われたので、まあもちろん君が代を覚えてないわけはないのだけど、最初ちょっと躊躇した。ちょうど小学校の卒業式の時にコロナが蔓延し始めたので、9年ぶりですよ。国歌斉唱を要請されるのは。感慨深かった。

ちなみに、横浜市の方針らしく、卒業生と教員の皆様はマスクをとった状態でのお式でした。そんで、国歌校歌市歌斉唱とかの時だけ、さっとマスクを取り出してみんな装着するわけ。それがやたらスマートで、訓練したんだなあと感じた。よく頑張った。

我々保護者はずっとマスクでした。


そんでまあ、無事にお式は終了。校庭に出ると、在校生が花道を作っており、保護者はその最後に並びます。久々に会った他のお母様方とお話する機会もあった。それぞれの進路のことなどを。(おそらく2度と会わない人もいるだろうなあ・・と思いを馳せたりして。)

思えば、この界隈は温室であった。幼稚園は特に何かの附属でなくてもお行儀のいい子が多く、小中も公立だけど極端に荒れた感じの人もいなかった。報道が入っても問題ないからよく報道が来るんだろう。みんな仲良くとか誠実明朗とか、全ての綺麗事が罷り通る感じの土地柄だった(だからこそ、たまにいる定型でない子が目立つ)。

いろんな事情でここに来なかったのであろう友人のことを思う。12年間ずっと一緒だったから、普通に寂しい。連絡していいかどうか迷う。ちょっと時間が必要なんだろうなと思う。

いいお式ではあった、送辞も答辞も素晴らしかった。陽キャだけで集まったような明るいクラス写真も母の顔で撮った。そのお面の陰で、ちょっと嘘くさいと思っている自分もいる。

写っていないからと言って、存在しないわけではないのだ。


温室から出た後、果たしてどうなるのだろうか。意外に室外の温度の方が合っている場合もあるだろうし、なんとも言えないなが、ともかく息子にとっては初めてのことだ。

温室だったからこそ、だいぶいろいろと許され、助けられていた部分もありそうだから、ちょっと不安ではある。まあ、本人が選んだ進路なわけだし、頑張って通ってくれい。


息子の進学について、ここに改めて書いたことはなかったと思う。この辺の子たちは、私立に入れるつもりのある親ならば、だいたい小学校修了の時点で中学受験をさせて首尾よく入れているので、公立中学から私立に行く子は少ないらしい。

息子氏は、とにかく提出物を出さないという・・親の自分と同じタイプの子なので、テストの点数はそこまで悪くなくても、まあ中の中くらいの成績だった。2年の前半くらいまでは!

そこから突然ガタッと、中の下、いや下の上くらいまで成績を落としたのだ。公立に行くつもりがあるなら本来そこからは絶対頑張らないといけない、2年の3学期の成績がなにしろ最悪だった。

こりゃ困ったと思い、春休みから個別指導塾に入れた。息子氏、初めての進学塾である。家から一番近いところに入れたんだけども、相性が良かったらしく、急に成績が戻り、3年になった途端に理科や社会なんかは80点以上取ってくるようになったのでびっくりした。なんせ真面目に勉強させたことのない子なので、どうやら伸びしろはあったらしい。


ただ、提出物を出さないのだけは、結局改善しなかった。学校で自習の時間に出されたような課題を持ち帰って出すということをだいぶ軽視していたらしく、いくら勉強を頑張ってテストの点が上がっても、そこは厳しかったらしい。体育音楽家庭科などの副教科に全く興味が持てないらしく、全く頑張れなかったのも痛かった・・・。他人事のようだが、この歳になったらもう親が学校にまでついていくわけにもいかないからなあ。

ともかく、息子氏が評定と実力で行けそうな感じの公立はわりと家から遠いし、乗り換えも多そうだし、別に私立でもいいなと思ったので、夏くらいからの見学行事は私立に絞って参加した。その中で、ここなら行きたいと息子氏が言ったところに的を絞り、11月末に出る成績で推薦を取ることをめざしたのであった。

そして迎えた11月末。蓋を開けてみたら・・・1点足りなかった。あんなに勉強してたのに!(涙目)

息子氏が声を殺して悔し泣きするのを見てしまった。なにしろ人生で初めて本気で勉強した結果がだめだったから、一回心が折れたのだ(それを見た旦那さんもだいぶ気落ちしていた)。


しかし。頑張った甲斐もあり、幸いなことに、同じ高校の別のコース(仮に部活がんばるぜ!コースとしよう)の推薦条件を満たしていたのだ。

そこに申し込みをし、2月に国数英の3教科の学力試験を受けて結果が良ければ、元々行きたかったコース(大学進学めざすぜ!コース)に入学を許可される。ちなみにコースは3つあり、一番上のコース(有名大学めざすぜ!コース)は現時点の息子氏の成績ではちょっと難しかった。

コース変更試験がダメだった場合にも、部活がんばるぜコースには入れるのである。滑り止めだと考えると悪い条件ではない。しかし、問題は息子氏の得意科目が理社であるということで・・・試験科目に入ってない。

ちなみに、ここで安全パイの選択もあるにはあった。第1志望に1点足りなかった場合、第2志望にしていた、他の高校の似たような進学コースに無試験の推薦で入るという線もあったのだ。でも、最後は息子氏が自分で決めた。

「もうちょっとだけ頑張らせてほしい、どうしてもあの高校に入りたい。国数英の強化を塾に頼んでください」と頭を下げる息子氏に、本気度の高さを見た。内心、子の成長に涙を滂沱と流す母であったが、そこは悟られてはならない。

そういうわけで、12月からは正直、クリスマスも正月もなかった・・・途中からは自分の貧血治療も始まり、ホルモンバランスはめちゃくちゃで、だいぶつらかった。

紆余曲折はあったけども、先月、息子氏はコース変更試験にぶじ合格しました。よかった。発表を見て受かったのを確認した時、私はもちろん飛び上がって大喜びしたのだけども、旦那さんは泣いていた(生まれて初めて、自分の寿命が多少短くなってもいいからと神様に祈ったらしい)。


ちなみに高校は、乗り換えはあるものの、30分くらいで通える。

ずっと男子校だったのだけど、数年前に共学になってから施設が綺麗になり、今は男女半々か女子が多いくらいで、偏差値もちょっと上がったらしい。そんで、部活がんばるぜコースがあるだけあって、部活も強い。学食のメニューが充実しており、セブンティーンアイスの自販機もある(これは息子氏にとってだいぶ高得点だったらしい)。


校舎が綺麗なので、いろんなCMやドラマの撮影に使われるらしく、なんと母ではなくパパが参加した説明会では、直近ではこの人たちがMVの撮影に来ました!というアナウンスがなされ、この映像が流れたという・・・

そんなことあるか!?!?!?

私が説明会に参加してなくてよかった、保護者一名まで同伴なので、見学には私、説明会には旦那さんが同伴したのであった。高校の説明会でこんな映像が流れたら、うっかり叫んでいたであろう。あぶなかった・・・・・。


そんな息子氏のウキウキアオハル高校生活(予定では)、4月からはじまります。



押しピンはまた今度。

5コメント

  • 1000 / 1000

  • Mie

    2023.03.11 06:13

    卒業おめでとう!あの小さかった息子くんがもうすぐ高校生なんて、感慨深いわ…何しろ初めて会ったとき、まだベビーカーだったもの!高校も、希望のところに見事合格して本当に良かったね。ゆきちゃんも旦那さんもお疲れ様でした!これからワクワクの高校生活だね〜♡
  • yuki*

    2023.03.10 08:27

    @tomo♪ありがとう!秋から冬にかけて、週に一回の買い出しタイムにどれだけ支えられたことか。ともちゃんに色々と報告しては心をリセットして平らにして、何とか良い春を迎えることができました。拍手喝采の未来であれ〜♫
  • yuki*

    2023.03.10 08:19

    @IKUPOMありがとう〜♡ 娘ちゃん来週なのね。おめでとうございます。きっと桜が咲き始めていることでしょう、いいなあ!子どもたち本当に大きくなったねえ。息子氏も、多少あの頃より落ち着いてきたような・・いやあどうかな、あやしいなあ(笑)とりあえず、高校に足を運ぶたびに毎回うっすら聖地巡礼気分になるのはいいことだな。思わぬ親孝行をしてもらいました。予想外デース。