京都の桜

だいぶ前の話になってしまったが、関西滞在中に京都まで足を伸ばしました。

ちろちゃんに会いに!!

ちょうど川面にはらはらと花びらが散る頃合いでした。


京都駅でちろちゃんと再会し、去年みんなで行ったsubaを再訪。

事前に「大阪で会う?京都まで行く?」と、ちろちゃんに尋ねたらば、「あのお蕎麦屋さんにいっしょに行く」との返事が。気に入ったんやな!

確かに、一回行くとクセになる感じの店ではあった。出汁がおいしいもんな。

しかし、去年よりもっともっと混んでいて、店の前に若者がめっちゃ並んでいた。一体この一年の間に何があってバズったのか。

我々の前に並んでいた外国人男性が待ちきれなかったらしく、途中帰って行った・・あとちょっとやったのにな・・・。

福助さんに迎えられる。相変わらずのようだ。そして、テーブルに使っている鋳物っぽいオブジェの傾斜具合も相変わらずで、みんな場所を選んでなんとか鉢を置いていた。

列の終盤、メニューの貼り紙の前に差し掛かり、何を食べるか考えた。

観光の街らしく、独特の表現だがわかりやすい英訳がついている。

前回頼んだエノキマッシュルームテンプラをもう一回頼もうかと思ったが、どうしてもジャンボナメコマッシュルームが気になって仕方ない。

基本きのこ好きの私なのだが、ナメコマッシュルームは保存状態など、ものによっては苦手な味の時もある。もし苦手だった場合、ジャンボサイズを完食するのは相当きつい・・・。

しかし、subaである。美味しくないナメコマッシュルームは出さないであろう。そう信じて注文。ちろちゃんはグリーンシーウィードエッグヨークを頼んでた。

ふたりともハイリキレモンをつけてもらう。

すごい、今こうやって写真を見て思い返しても、すごい大きいなめこである。そして普通に美味しかった。やはりおだしがうまい。思い出すと生唾が出てくる。

隣のちろちゃんとこの傾き度合いがすごかった。

(・・・グリーンシーウィードエッグヨークなのはわかるが、表面の大部分を占める山芋は一体どこへ行ったのだ。英訳の際にとろろを無視するなんてあり得ないぞ。)

ハイリキレモンで乾杯し、再会を祝う。オランダとの別れがどんなふうであったかなど聞いて、まだちょっとヨーロッパに心を残しているなという感じがした。そりゃそうだな、何年もいたのだもの。初めて京都以外のところで暮らしたんだものね。

恋しく思い返せるような暮らしで、よかった。

お蕎麦は立ち食いだし、とにかく人が並んでいるので、あまり長居はせず。氷いっぱいのグラスをグイッと飲み干したら、さっぱりと切り上げて、店の外に出る。

新しい飲食店が勢いよく元気だというのは、とってもいいことだ。

京都にはたくさんの外国人観光客がいた。去年とは大違いだ。


お店を覗いたりしてしばらくフラフラとした後、どこでお茶するかという話になり、ちろちゃんが足を運ぶ先へとおとなしく着いて行く。この時点で私には目的地がどこだかわかっていない。相変わらず色々と喋りながら歩き、しばらく坂道を登ったところにあるドーナツ屋さんに入った。

お店の外からドーナツを揚げる様子が見えるタイプの店だった・・

チョコレートがてらてらとしている。このてらてらに誘惑されて

頼んでしまった。ふわふわで美味しかったなあ。

アイスコーヒーは確かグアテマラだったと思うが、これが意外にすごく美味しくてびっくりした。ドーナツ専門店でおともに出てくる感じのコーヒーに期待してはいけない、なんて決まりはないはずなのだが。

(そして、今よくよく写真を見てみると、コーヒー&ドーナツとしっかり書いてある。コーヒーと、ドーナツの店だったのだな。美味しかったはずだと深く頷いた。思い込みでお恥ずかしい)

ちゃんとドリッパーで一杯ぶん落としたものを、氷で急冷して作ってくれた。この値段なら、冷蔵庫からめいらくのパックを出してそれっぽいカップに注いでても別におかしくないのに。なんていい店なんだ!と、もはやストローに口をつける前から驚いていたのだが、飲んでみたら期待を上回る味だったので感動しちゃった。

値段で味の程度をきめてかかる癖がついてしまっているな・・と愕然とする。しかも東京や横浜の店が判断の基準になってしまっている。

たぶん、もしかしたら、きっとこっちが普通なのだ。ドーナツ屋は、できてまだそんなでもなさそうな感じだったけど、とっても流行っていたし、もうすぐ姉妹店ができるのだという。そりゃあ流行るよなあ。

(なんだか、前にも同じようなことを書いたような気がするなあと思ったのだが、去年ともちゃんとまこちゃんと富士吉田に行った時もオールドマンズテーラーの店で全く同じことを思っていた。なぜ毎回忘れるのだ私よ。)

とにかく、ここでも若い飲食店が元気なのが嬉しかった。

ちろちゃんのいちごミルクも美味しかったらしい。


ドーナツを食べながら、息子たちの話になる。ちろちゃん、息子くんの足のサイズが大きくなり、もうマジックテープのスニーカーが見つからないという。

実はうちも紐靴が苦手で、マジックテープのものを見つけるたび買いだめしていたのだけど、しばらく前にもうどう探してもお手上げというタイミングが来て困っていたので、わりとそういう子っているんだなあ・・とおもしろかった。

一年くらい前コストコに、FILAのぱっと見普通の紐スニーカーに見えるんだけど、踵のところが伸びるニット素材みたいになっててスリッポン的に履けるやつが入荷したことがあった。で、それがすごくいいなと思って。

「でもFILAやで・・・FILAってどうなん・・・??」とつぶやいたら、一緒にいたともちゃんが「今の子わりと普通にFILA使ってる感じするよ」という。まじか。

で、買って帰ったら、履きやすかったみたいで息子氏のお気に入りとなった。

という一連の話をちろちゃんにしてる途中、やっぱり「FILAってどうなん」という流れになったので、「いやそれがな、ともちゃん曰く今の子らは・・」と、又聞きの情報を伝達したのであった。あはは。


さて、ここまで来たら清水さん詣っていく?とちろちゃん。どうやらドーナツ屋の前の坂道は参道であったのだ。せっかくだし行こうか!

来てしまった、清水寺へ。

自分で拝観料を払って清水寺に入るなんて、初めてかもしれない。団体ではあったかもしれないが。

清水の舞台付近から見下ろすちろちゃん。ヒエエ。こわい(高所が怖い人)

新緑が美しい!

ちらほら桜が見えます。

桜じゃないけどかわいい花咲いてたわ。


ところで、ちょっと前に鎌倉で凶を引いたので、ここでいいの引いとこうと思っておみくじを引いたら、凶じゃなかったけどまたなんか微妙な感じだった。

病気のとこに「六、七割くらいは治る」みたいなこと書いてあって、えっ残りの三、四割だったらどうなるの・・・???と真剣に悩む。怖いので、引き続きちゃんと薬を飲むことにしよう。

出世大黒天さんに出世のお祈りをする。


息子氏が、高校で活躍できますように・・・

まるにいい仕事がきますように・・・

ちろちゃんが、次の行き先でも楽しく暮らせますように・・・

と、心を込めて祈った。

帰り道、八坂庚申堂に立ち寄った。前を通ったときに色とりどりのくくり猿が見えて、絶対映えスポットやん!と思って入ったのだけど、写真は撮らなかった。


実はその時、この霊感や第六感など全くない私が、あそこはちょっと怖いと思ってしまったのだ。色めっちゃ綺麗だったし、一つ一つのくくり猿も可愛らしかったんだけど、何が怖いのだかわからないが、これは写真に撮ったらまずいものだ!と底冷えするみたいな気持ちが背筋に上がってきて、どうしても撮れなかった。人もたくさんいたし、みんな写真撮ってたと思うんだけど。

あれは一体なんだったんだろうか・・。インスタとかでめっちゃ見かけるってことは、大多数の人があれを怖くないわけで。自分でもあれはなんだったのかわからない。集合体恐怖というのともちょっと違う気がするなあ(自分もあそこ怖いという人がもしいたら教えてください)。


そんで、ちょっと怖い気持ちを引き摺りながら坂を降りていったら、その先にできたばかりのコゼットジョリ京都店を発見してしまった。できたのは知っていたけども、まさか立ち寄る機会があるとは思ってなかったので、かなり嬉しい。

京都店限定の、ブルーグリーンに銀色のラメが入ったネイルと・・・

ペンタイプのネイルオイルと、キューティクルリムーバーを買ってしまった。自分のための京都土産である。横浜に帰ってから甘皮を手入れし、オイルを塗ったら、柑橘のすごくいい香りで最高であった。旅の疲れが癒やされた。


短い時間だったけども、いい旅だった。


ちろちゃんが次に行くのは、南の方の国の、半島のそばに大橋でくっついてるような感じの島っぽいところらしい。現地の感じと中華の感じと、コロニアル調のテイストが混ざったようなすごく綺麗なところで、美しいビーチもあって素敵なんだけど、なぜか洗濯物が洗うたび少しずつ灰色になっていくのだと聞いた。そして、イオンにはなんでもあるらしい。

イオンがあるところでよかったね。


もうだいぶ荷解きしただろうか。息子君たちは学校に慣れてきたかな。

次会えるのはいつのことであろう。元気に会えますように。

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