journal 10-⑤

☆2023/10/29

写真は、さっちゃんにいただいたヒヤシンスの球根。オレンジ色のテープが巻いてあるが、ついに推し色のヒヤシンスを咲かせることに成功するのか・・!?乞うご期待!!

さて、一か月続けてきたこのjournalもついに最終週。最終週は3日しかないのだが、11月になったら週の途中でも切り替えるんだろうか、どうしようか。

(11月もやるのか・・?)

雨が降ったせいか寒くなった。ぶるぶる。

昨日から図書館で借りてきた本、彬子女王のオックスフォード留学記「赤と青のガウン」を読み始めた。だいぶ待った本なので順番が回ってきて嬉しい。

先ほど、そっと新しいがま口をお店に出した。後で紹介ブログを書くかもしれないが、今回は数が少ないのでもしかしたら書かないかもしれない。秋口から続いたツイードの販売も終わりに近づいている。11月に入ったら、クリスマスっぽいのとかを作っていきたい。

このままいつまでも季節のがま口などを作ってささやかに販売していきたいのだが、最近会った人に立て続けに外に働きに出ないのかと尋ねられたので、またもやこれでいいのかと人生に迷いだす。

自分はいくつものことを同時並行で完璧にはできないので、たぶん、外に働きに出たら、がま口屋は潔く廃業するだろうと思っている。なんと言っても人様にお届けするものなのだから、そう儲けにはならなくても、検品や発送などをきちんとやりたい。たぶん外で働き始めたら、最初にそこがおろそかになる気がする。

要は今がま口屋に使っている注意力が他に分散すると、一つ一つの精度が落ちてしまうと思うのだ。お客さんの信用を失いたくはないし、何か他のことを始めてお給金を得るならば、そちらにも誠実でありたい。

このがま口屋が好きだから続けてほしいと言ってくれる方がいる一方で、このままで大丈夫なのかと心配してくれる方もいるのだろう。うん。なんだか申し訳ない。


さて、私的今季の大大大本命(?)だった、ダークネイビーリボンツイードのワンマイルポーチ、追加分が出来上がったのでお店にお出ししました。

本当は別の形にしようかなと思ってたんだけど、友達のさっちゃんがこれはこの形がいい、なんなら欲しかったみたいなことを言ってくれたので、えっそうなの・・・?じゃあもう一回大きいの作っちゃおうかなあエヘヘ・・などと言いながら、追加分にしたのでした。

直接会った人からのリクエストは強いな。


午後からは、ちょっとうたた寝して、起きて天皇賞(秋)を見た。そんで裁断してあった生地の縫製をしながら、発送物の梱包もしつつ、わりとゆっくり過ごした。

がま口は全て売り切れました!お買い上げいただいた皆様、ありがとうございます。

ところで、みえちゃんのお店がいよいよ開店間近のようで、嬉しいなあ。自分の作ったものをお客様に届けて喜んでもらえるというのは、やっぱり何物にも変え難い喜びがあるよね。

実はみえちゃんのアクセサリー作りの腕はとても確かで、出会った頃は働きながらちゃんと先生についてスクールに通って勉強し、人に作り方を教える講師の資格もとっていた(たしか)。そんなふうに30代をだいぶコツコツ頑張っていた彼女が、妊娠出産育児を経て、やっと自分のお店をオープンするというのは本当に感慨深い。

その辺にいっぱいいる、感性だけでやっている感じのふわっとした作家とは技術力と完成度が違うと思っている。ただ、私よりももっともっと真面目で、作り手としての責任を重く感じているし、自分の作品をとっても大事に思っているから、なかなかお店をやるという決心がつかなかっただけだと思っている。無事開店したら、今年のクリスマスにはお祝いをしような!


ところでさっき、今ハチクロを見ると00年代は学生が豊かだったんだなあと思う(意訳)というツイートを見た。ちょっと前に、きのう何食べた?の初期を見返したら物価が安くてびっくりするという話も盛り上がってたような。

確かに、振り返ると00年代は今よりだいぶ豊かだった。そして自分のように、子育てしながら家で時間を見つけて手芸をやったりする人も、今より多かったんじゃないかと思う。手仕事は気持ちを穏やかにする作用がある気がするし、上手にできたものを人に見せて褒めてもらえると嬉しかった。

そうなると一回は売ってみたくなり、自分の作ったものに初めて値段をつけた。これでいいのか・・・?と思いつつ、そうやって11年間、細々と休み休みやってきて今に至るのだけど、それはきっと今の時代、とっても贅沢なことなんだろう。いまは専業主婦への風当たりがきつい。家でこういう趣味の延長線上にあるようなことをしていると、なぜ外に出て働かないのかと言われてもしょうがない感じになってきた。

ファッション、インテリア、ビューティ、料理などの色んなことが載っていた総合ライフスタイル雑誌からは、景気が悪くなり始めた頃にまずハンドメイドやガーデニングのページが削られた。衣食住の中で一番軽いのがそこなんだろう、と当時は思った。きっとそれ以降の世代からは、潜在的なハンドメイド人口がどんどん減って来ているのだろうか。なんだか寂しい。


小日向文世がこういう傍迷惑な役やってるの珍しいな、と思いながら下克上球児を見ている。大体いい感じの役が多いのに。今期はあまりドラマの話はしていないが、まあぼちぼち見ている。

整骨院のオーキド先生は松下洸平が好きらしく、「いちばんすきな花」をめっちゃ見ていると言っていた。行くと必ず今週の松下洸平の話になる。大倉くん主演の「知ってるワイフ」の時も、大倉くんじゃなくてこっちにすればいいのに・・と思いながら見てたらしい。いや、わかるし、松下洸平は確かにいい男だが、それはちょっと複雑だなあ。

今年の大河ドラマは、主人公が最終回でひどい死に方をしたりしないことがあらかじめわかっているので、ちょっと心やすい。昨年は姉による毒殺で衝撃の幕切れだったし、真田丸や西郷どんみたいに、追い込まれたり派手に討死するのがあらかじめわかってるような場合は、11月くらいになるとだんだん気持ちが重くなってくるじゃないですか。


なんだか今日はまとまりがなかったな。



☆2023/10/30

晴天なのでストールを洗って干そうと思ったのはいいのだが、思いついてから数時間そのことを忘れていて、もはや昼前である。乾かないじゃないの。明日以降に持ち越しです、とほほ。


なんだか頭がしゃっきりしない中、縫製を続ける。

文化祭の片付けに行った息子氏もだいぶ今日はぼんやりらしく、帰りの電車を何度も乗り過ごし、鶴見まで行ったり磯子まで戻ったりしてようやく帰宅したらしい。ぐったりするよな・・。

さて、先に告知しておくと、次回販売はまこ先生からのリクエストに応えての再販です。ファンシーツイードの薄型まるみポーチ。

今期最初に販売した、アイボリーやゴールドの色に七色のフラグ糸が入ってるやつです。

これですな。こちらももう生地がないので、今回で最後です。去年出しそびれた生地だったので今シーズンの初めに作ったんですが、思ったより人気ですぐなくなってしまった。

できるだけ早く用意したいんで、今日は頑張ってます。で、これの販売をもって、今季のツイードは、一旦終了とさせていただきます!結構たくさん作ったのに全部買ってくださって、皆様本当にありがとうございました。

どの生地もかわいかったなあ。また来年も甲子園中継を聞きながら、汗だくで仕入れにいかなくては。今やすっかり秋の風だけど、今年の仕入れは本当に暑かった!!来年は暑くないといいな・・と言いたいが、きっと無理なので、せめて今年より暑くなるのはやめてくれい。

さ、夕方までまたがんばります。


夕方、ともちゃんとコストコへ。いい感じのマフ的なもの(両側から手を入れるタイプの手袋)があったので、コサックダンスの動きをしたら笑っていた。やらずにはいられない。

本日の夕方飛び込んできた衝撃のニュース、ゴーカイシルバー役の子が受け子で逮捕されたという話になる。警察が認否を明らかにしてないから、本当にどういう事情でなどということが全くわからないのだが、逮捕されたのにはそれなりの根拠があるのだろう。

知ってすぐ旦那さんに知らせたら、大真面目な顔で息子氏には知らせてはならないと釘を刺された。いやもう高校生だし、ニュースで見るだろうし、そういうこともあることくらいは理解できる歳だろう!と思ったのだが。旦那さんはゴーカイジャーのモバイレーツにレンジャーキーを差し込んで毎日ザンギャックと戦ってた頃の息子氏が忘れられないのだろう。

本当にもう・・ライダーやレンジャーになろうというのなら、一生悪いことはしないくらいの覚悟でやってくれないと困る。

・・・とはいえ、若い頃にレンジャー役でバッと世の中に出てきて、その後パッとせず徐々に食い詰める若手俳優が結構いるのかもしれないよなあ。だからって犯罪に手を染めてはいけないが。まだ31ってことは、息子氏が毎週見てた頃はもしかしたらギリ10代だったわけか。仕事がなかったわけではなさそうだし、これからまだまだ俳優声優としての高みを目指せたかもしれないのに、なぜ培った演技力をそれに使ってしまったのか??大ショックである。

ゴーカイジャーはなあ・・何と言ってもあの山田裕貴を輩出しているわけで。戦隊といえばレッドばかりが出世する中、長髪を後ろ括りにして(つけ毛だろうが)ブルーをやってた山田くんが今あれだけ売れっ子になってるのは本当に奇跡的というか。

レッド以外でめっちゃ売れたのなんて山田裕貴とトッキュウジャーの緑くらいじゃない?と、ともちゃんに言ったはいいのだが、顔は出てくるのに名前がさっぱり出てこない。

ともちゃん「(ググりながら)トッキュウ4号横浜流星!1号は志尊淳だったのね!」そう、それは奇跡的な大豊作の年だったんだよ・・・。

でもさ、まだこれから全然出てくるよ。だってさ、トッキュウ4号もゴーカイブルーも、当時の写真いま見てみると、やっぱり今より輝いてないもん。持ってる原石を磨きつつ真面目に頑張って運が良けりゃ売れることもあるんだよう。・・だいぶ運の要素があるのかもしれないが。

スーパーヒーロー大戦、見に行ったなあ息子氏と。ウウッ・・(涙目)かなしい。


コストコの前に整骨院に行った。オーキド先生の奥さんがここ数日の、池袋の自動車暴走死傷事故のご遺族に関する諸々の報道に心を痛めているとの話であった。被害者となった母子と同じ歳の頃なので、きっとご夫婦にとっては他人事ではないのだろう。

こういった突然の事故や、あるいは悪意のある事件で家族を奪われたら、その後どんな人生になるのだろうか。幼い子どもが被害者になる恐ろしい事案が報道されるのをみると恐ろしくなる。残された側は守れなかった後悔をいつまでも抱くだろうし、復讐心に苛まれたりしないのだろうか・・・などと、この人にしては珍しくちょっと重ための話になってしまった。きっと、家族をとても大切に思っているのだろう。

いや、幼い子の親ならそういう気持ちになるの、わかりますよ。でも、冷静に客観的に考えた場合、絶対にやると決めた人間から何かを守ることなんて、もうほぼ不可能、無理だと思う。だから、目を離した親を責めたり中傷したりする人が時々いるけれど、あんなことは絶対にしてはいけない。

起こったことは変えられないし、どんなに辛くてもその人にはもうその人生しか残っていないのだから、その後どんな人生を送るかはもう、本人以外には決められない。同じ悲しみを共有するよほど近い人しか口を出してはいけないことだ。

そして、もしこんな風に誰かとこういう話をする機会があれば、お互いの人生にこの先絶対にそんな辛く悲しいことが起きないように祈りあうしかない。先生のおうちはきっと大丈夫だ、私も祈っている、と話したのであった。

重たいが、印象に残る会話だったので、一日の終わりに書いておいた。こういうのって、普通は世間話の一環として真面目に問答なんてしないで適当に流すのが正解なんだろうな、これ。私はそれが下手だ。絶望的にそっちのスキルがない。



☆2023/10/31

文化祭で登校日がだいぶ続いたからなのか、息子氏の学校は本日から金曜まで秋休みである。きっと昼前まで起きてこないであろう。なぜか同じタイミングで塾も休みなので、毎日昼まで寝ていそうだけど大丈夫か・・・?まあ放っておこう。

ついに十月も最終日となった。今年もあと2か月か!ハロウィンからクリスマスまでは転がるように過ぎてゆくよな。と毎年言っている気がする。


あっという間に日が傾いている、秋の日はつるべ落としとはよく言ったもんだ。

息子氏は結局、昼に起きてきてきつねうどんをリクエストしたので、お揚げと月見と多めの油で揚げ焼きにしたお餅を入れてやった。餅がだいぶ美味しかったらしい。

朝からの作業が一段落したので、ひと休みしている。足元のセラミックヒーターをつけたら、おりさがやってきて丸くなり、動かなくなった。やはり猫、暖かい場所を知っている。

今頃、商店街ではハロウィンのイベントをやっていることだろう。息子も仮装してお菓子をもらいに行く歳ではなくなり、ちょっと寂しい気もするが。毎年ハロウィンまでに元町はイルミネーションを完成させてる気がするし、中華街では春節燈花も始まるので、今日の夜からは冬中ずっとキラキラの灯りが見られると思うと嬉しい。


息子氏、夕方「ちょっとマック行ってくるわ!」と言い残してチャリンコで家を出る。どうやらハロウィンイベント中の商店街にナゲット&ポテトを買いに行ったらしい。絶対めっちゃ混んでるやろうに・・と思ったが、案の定その辺は仮装っ子で溢れかえっていたそうな。

時の流れを感じるぜ。

今日は旦那さんの出社日なので、帰りに車で迎えに行きそのままスシローにでも行こうと思って、ご飯を作らずにいたのだが。帰宅後の変な時間に短いリモート会議的なものが入ったということなので、急遽外食はとりやめになった。

そしたら、旦那さんがシウマイ弁当を買ってきてくれた。

結構久しぶりに食べたのだが、いつ食べても美味しい。日本シリーズを見ながら食べた。息子氏は夕方マックを食べたので、まだご飯は食べたくないらしい。たまにはこんないい加減でバラバラの日があっても良い。

あの、甘く煮た筍が年々ちょっと多いなと感じるようになり、今はだいたい3〜4切れ残してしまう。逆に、昔に比べて紅生姜と佃煮のあれを全部食べられるようになった。若い頃は、あれを少し残していた。

紅生姜ってそのまま食べるもんちゃうやろ、焼きそばとか粉もんに入れるならわかるけど、と思っていたのだが、この歳になって美味しさがわかるようになった。人とは変わり続ける生き物であることよ。

図書館で借りた「赤と青のガウン」は、まだ半分くらい読めていないが面白い。皇族の女性について、昔からどうしても、控えめに笑ってお手振りをしている人々・・という印象で一括りにしてしまいがちなのだが、当たり前だけど皆それぞれの個性を持った人格であるのだなあと再確認している。とても聡明な方だ。


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