journal 12-③

☆2023/12/17
チェリーハイツの民と、恒例のクリスマス会でした。たのしかった!



☆2023/12/18

そんなことあるか??という話なのだけども、よりによってこのタイミングで息子氏が高熱を出したので、病院に行かねばならない。

先週末旦那さんが仕事を辞めたので、月曜にすぐ健康保険の手続きをするまでの間は病気や怪我をしないように気をつけようね〜と言ってたのに!年間通してほとんど病院のお世話になどならないというのに!土曜の夜から風邪気味だったので、日曜はずっと部屋にいてもらったのだが、正解であった。

朝イチでかかりつけの内科小児科に電話すると、お昼まで予約が取れないという。その間に旦那さんが区役所に走り、無事に保険の手続きが済んだ。病院に連れてったら、結果はインフルAであった・・・。部屋でゲーム、ネトフリとやりたい放題にしているので、こんな元気なのにインフルってことある・・?と訝しく思っていた。すまん息子よ。

なぜか食欲も落ちない様子で、昼にはいつものコストコカレーを食べていた。うどんを柔らかく煮たり卵を落としたりしようと思っていたのに、この状況で好きこのんでカレーを食うとは・・しかし、もぐもぐと食べながら「何か普段と味が違うような・・」と首を傾げていた。それは、普通そうやろ。


62円の値打ちしかないの、僕のラブレター♪とミスチルの桜井さんが歌っていた頃は、定型郵便の封書は62円切手だったのだ。もはや110円になるなんて!そんなに時が過ぎたのか。

ところで、桜井さんがKANの追悼関連の番組等に声明を出さないことに何かを言ってる人を偶々旧Twitterで見かけたのだが、こういうことに関するやり方はそれぞれである。とやかくいわない方がいい・・・


このひと月、SNS各所でいろんな人を見た。自分はどのアーティストを推している時も、他のファンとあまり交流しないできたし、今もそうだ。ただ、人々を傍観している。どの人もその人なりのやり方で悲しんでいるのだと思う。何か言う人も、何も言わない人も。

ただ今回、結構早い段階でちょっとびっくりしたことがあった。

故人が好きだった店に追悼メニューが出ていて、食べに行くファンが後を立たないというその話題を見ていた。セットにはいわゆるお子様ランチの旗のようなものが刺さっており、KANのサインの複製が印刷されていて、思い出とともに持ち帰れるようになっている。その時は、なるほど、美味しそうだなあ・・と思って、どちらかといえば好ましい、あたたかい気持ちで見ていた。

が、ある時、そこに行った人が、店の人と話して得た情報をそのままツイートしていて、「前日KANの奥様とお兄様が来た」「ずっと外に出られなかったけど勇気を振り絞って来たと言っていた」という内容のことを。正直、それを目にした時本当にびっくりしてしまって。

店の人はまあともかく、それをSNSで皆で共有しようとするファンって、どうなの?と思ってしまったの。家族を亡くして辛くて昨日まで家から出られなかった人のことを、出てきたからって、出てきたらしいと全世界に告げなくたっていいじゃないか、と。私が変なのかもしれないのだが、勝手にちょっと傷ついて、心が曇ってしまったのだ。

時と場合によるけど、(旧)ツイッターって、全世界に対して大声で叫んでるのと同じだと思っている。だからそこに書いていいことと悪いことがある、と。推しへの愛を叫ぶのもいい、堪えきれない悲しみを叫ぶのもいい、日々の納得いかないことを叫ぶのもいい。でもさ、でもさ、これはどうなの?と思っちゃったんだよねえ・・・。

その時は私自身、悲しくて心がむき出しのヒリヒリした状態だったから、こんなことを目にして、違和感があったんだようということを、ともちゃんにだけ話したの。で、ひと月経った今もやっぱり、そのことを考えると心がパッと閉じちゃう自分がいる。まあ、しょうがないよね、みんな心が傷ついて、いつもと違う状態になってるよね、きっと。

美味しそうなコロッケとエビフライが載ったカレーをSNSで見るたびに、内心ちょっと羨ましい気持ちになり、なんでこんなに自分は偏屈なんだろうと思ってしまう。こういうのから自由になって、素直に銀座にカレー食べに行ける人間にいつかなりたい。


心が曇るのが怖いから、あまりよく知らない人と交流しないのだと思う。ちょっとしたことで心が曇りやすい、弱い人間なのだ。素晴らしい人を喪ったのだから、口をつぐんでも、声をかぎりに叫んでも、念仏のように悲しみを唱えても、それぞれのスタンスがあっていい。人は人、自分は自分なのだから、心を曇らせることなどないのだ。


・・・何か、今日はカレーの話ばかりしているなあ。


さて、パーティの話を全くしていないが、きっとそれはともちゃんがしてくれるに違いない(丸投げ)。我が家のテーブルに足りないものがなんなのかよくわかっている。おしゃれな3品をご持参いただいた。全て、ともちゃんの記事を参照してもらいたい(まだ存在しない)。

私が作ったのは、写真奥から順に

・グルメポテトの素揚げ

・彩りシーザーサラダ

・ラディッシュとヴェルドゥーラのきのこのポン酢マリネ

・唐揚げ、うどんスープ生姜風味

・バリラのキットで作ったラザニア

である。あまりおしゃれではないが、皆喜んで食べてくれた。

おみやげのワインも、洋梨もシュトレンも、六花亭のお菓子も、どれも美味しかったです。そして私がどうしても皆で食べたくて買ってしまったのがこれ・・・

憧れのアイスランキング堂々第一位(ゆきこ調べ)、ビエネッタでございます!!

みんな食べたことあったのよね〜。あまり新鮮な驚きはなかったが、皆大好きなのであった。味のほうは・・・まあ森永なので当たり前なのだが、チョコモナカジャンボのモナカなしの味であった。森永様・・この2023年、全世界からの迫害にさらされる中、公式サイトに我らが関ジャニ∞の画像を戻してくれた御恩は生涯忘れません。皆森永を讃えよ。


クリスマス会のトピックは

・新居の食器収納問題の話

・ソファを部屋の真ん中に置くことについての是非の話

・家具の配置くらいで家に寄り付かない旦那が改心するわけないやろの話

・不登校も不妊も解決するってどんだけスピリチュアルやねんの話

・思ってたインテリア本とだいぶ違ってた話

・よく人にくすぶってるとか言えたなの話

・マリーナ跳びとは何か??の話

・二重跳びが跳べない集いの話

・推しは多いに限る、みんな違ってみんないいの話

・今年の死んでもいい上司ランキング堂々の第1位の話

・ブレスレットの長さの話

・皆の心に小さないくちゃんが住んでいる話

・チンするかしないかの話

・住むならドイツかスペインかの話

・椎茸の軸は客に出してもいいかの話

などであった。



☆2023/12/19

年内はもう仕事しないと思っていたのだが、結局生地を切ったり貼ったりしてました。初売りのお品の準備ということですな。まだ縫い合わせるところまでは行ってない。

昨日はカレーを食べてた息子氏、今日はあまり食欲がないようで、ポカリばかり飲んでいた。

夕方になって起きてきて、今なら食べられそうだというので、あっさりしたお鍋の出汁っぽいものに、いつも〆に入れる中華麺を入れて茹でて出したら、喜んで食べていた。息子氏は鍋の締めラーメンが大好物なのであった。

でも、「何食べても、なんか片栗粉みたいな余計な味がフワッと入るんだよなあ・・・」と謎のコメントを発していた。片栗粉の味ってどんなんやろ。

最終的に2回替え玉したので、きっと快方に向かってはいるのだろう。よかった。



☆2023/12/20

昨日は夕方コストコに行ったのだが、なんだか疲れてしまい、さっさと寝てしまった。息子氏が快方に向かってきたこのタイミングで自分が体調不良になることは避けたい。

明け方ちょっと咳が出たのでいやだなあと思っていたのだが、特に熱などない。いちいちどきどきするなあ。


まるの舞台が発表され、申し込みが始まったので、たくさん入力をする。同行者がFC会員の場合でも、会員番号だけでなく氏名フリガナ電話番号まで全部手打ちで入力せねばならないので、大変だ。会員番号だけでいいってことにはならないんだろうか・・・。


午後はミシンを出してきて縫製に入った。作業をしつつ、ザ・クラウンを最後まで見終わった。運命に選ばれた一人の女性の生涯を描いた大作であった!見てない人は是非見てください。ネットフリックス版はだいぶ編集されているみたいだけど(特にダイアナの事故のあたり)、編集前のがどうだったのか気になる。たぶんまた最初から観ちゃうなあ。


息子氏はだいぶ喉の痛みが取れたらしい。よかった。

インスタのストーリーに、今年のコストココーデを一挙紹介!のコラージュを投稿したら、めっちゃハートマークが送られてきた。インスタとはそういうものが求められるのだな。がま口の商品画像ではなく!(笑)

せっかくなんでこっちにも貼っておこう。

これストーリーに載せてないやつだった。昨年12月〜今年初めにかけての冬コーデ。まだ定まってなくて、お互いを撮りあっていたのでいろんなポーズのがある。なぜか山の上ホテルの金屏風前で撮った写真も入ってます(笑)

真冬のコーデ。何を撮っても春日みたいになるという悩みがあった。43歳の誕生日のものがあるな!そうだそうだ、まだどこにいくにもマスクだった。

春先から春にかけて。色も華やかな感じになってきました。なかなかにゴキゲンなふたりである。

そういえば、昨日コストコに行ったとき、オレンジのフィアットに乗ってピンクのダウンジャケットを着たメイクばっちりの茶髪女性に、駐車場で写真撮ってくださいと頼まれ、スマホを渡された。運転席のドアを開け、横座りしてかっこよくポーズをキメたところをパシャッと撮ってあげたら、満面の笑みで感謝された。

多分同年代の、フィリピンかマレーシアか、そっち系の顔立ちのお姉さんだった。我々もピンクや緑を着ていたので、きっとこりゃお仲間だと思ったに違いないね!


春から初夏にかけての。ついにアフリカンプリントが登場した。この頃マスクが取れたんだな。今の顔を隠すポーズに落ち着いたらしい。

ともちゃんのカゴバッグは、茶色い方がAPC、黄色い方がロエベ。どっちも持ってるだけでパッと夏らしさが出て、いいアイテムだなあ。

盛夏。今年の夏は本当に暑かったことを思い出す。それにしても、私はずっとウーフォスばかり履いているな(笑)

秋、まだ暑さが引かないのに、ともちゃんがニットベストを着てきたので驚いたりした。この間のことのように思える。時の流れって本当に早いわね。あ、コストコじゃないのが一つ混じってます。一番下のやつ。グリセットの館にお邪魔した時のだな。

これは、だいぶ最近だな!今年後半は本当に季節が進むのが遅くて、まだほとんどコート着てない。やっと本格的な冬到来という感じで、厚手コートはこれからだろうな。

コストコ、昨年の12月後半から始めた毎週連載だったので、ちょうど一年となります。あまり変わり映えしない買い物内容なので、多分一年で終わりだろうなと思ってましたが、意外と仲間内からの評判はいいので(!)もうちょっと続けようかな。

このコラージュ、作ってて楽しかったし。最近何を買っても何を着てもパッとしないんで、なんとなくお店に行くことも新しい買い物も減ってきたんだけど、これをやめたらもっと老化が進みそうで怖いから、消極的に継続します。あはは。

こうやって一年間のを並べてみると、楽しげで明るくて健康的で、決して悪くない43歳だった。来年もいい一年にしたい。


今週の相棒のラストは2回叫んだわ。内村刑事部長が元に戻ったので小さく叫び、直後に次回予告を見て大声で叫んだ。ダークナイトになって服役中のカイトくんの恋人が、白血病を治して出産に漕ぎ着け、無事に息子が育っていたという事実に・・・。悦子さんが無事で本当によかった。もしかしたら妊娠したまま落命したのかもしれないと思っていたから。

本当によかった。ああよかった。ただの登場人物だけどさ。


ものの売り方、宣伝の方法の中で私が最も嫌いなのは、人が真剣に悩んでいそうなことにつけこむタイプのものだ。これをこうすれば運気が上がり、人生の袋小路に入って容易に出られないような悩み(例えば配偶者が家に寄り付かない、子供が学校に行かない、不妊)などが解決したという人が顧客の中に実際にいます!などという言い回しの売り文句で、何らかの物やメソッドを売ろうとする。嫌いだ。大嫌いだね。

弱みにつけ込んで壺や石を売りつける宗教などと変わらないと思っている。金額の多寡は関係ない。やり方が嫌いなのだ。ほとんど憎んでいる。

藁にも縋りたい気持ちの人の前に藁を差し出してチラチラ見せて、欲しければ金を出せと言ってるのと一緒だ。磨き残し菌とか、洗濯機のカビを拡大して恐怖を煽るタイプのやつも嫌いだが、ひょっとしたらそれより嫌いかもしれない。

どうする?わたしが急に

「このがま口を買ってカバンの真ん中に入れておけば、中が整理されることによって運が開け、お金も自然に寄ってきます。コスメを入れておくことによって美容運もブチ上がり、夫や子供も笑顔になって幸せ家庭万々歳。パチンと閉める音を聞くごとに厄除けになって不運が遠ざけられ、病気や痛いのが良くなったというお客さまの声も!」

みたいなことを言い出したら。2000円でも買いたくなかろう。

だって責任が持てないもの。わたしが言えるのは、可愛いがま口をカバンに入れてると何となく楽しい気持ちになれます、というくらいのところまでで、それ以上は絶対に言ってはいけない。もし言うとするならば、暗い顔で俯いて悩んでる友達に気休めと共にがま口をプレゼントする時くらいだ。それを言ったらば、お金をとってはいけないと思う。

欲しくても欲しくても流産を繰り返したり、子どもが学校に行かなくなったり、旦那さんが家に帰ってこなくなったりして、死にたいほど悩んだ人の話を真面目に聞いたことがあるんだろうか。自分は全部真面目に聞いたことがあるが、何か一つのことがきっかけで改善するようなことではないと思う。そんな人に、こうすれば解決するかもなんて、偉そうに何か言えることなんてない。ないんだよ。傲慢だよ。本当に。



☆2023/12/21

今年はUAのVIPセールの案内が来たのだが、なかなかゆっくり店舗を見て回ったりできないまま、今日で終了である。ちょっと欲しいなと思ったセール対象品のコートが、なぜかできたばかりの麻布台ヒルズ店にあるというので、ピューッと行ってきた。

とはいえ、まだあまりお店はオープンしていない。


UAで試着したコートはサイズも色もよかったので、買う。

お昼はイタリアンのお店へ・・

カフェっぽい店構えだが、味はちゃんとレストランの味であった。

海苔ではない。お手拭き。

ここのランチには、食前にフレーバーティーがついていた。イチゴの香りのさっぱりしたお茶だった。なぜかお水も出てきた。水がいいという人もいるもんな・・?

芽キャベツのラグーのパスタ、素晴らしい茹で加減で美味しかった。ちょっと多かったな。

そして、以前一緒に行こうとしたのに結局行かず、今回自分だけ抜け駆けしてしまったので、ともちゃんにお土産を買ってきたのだが、それはまた後で。



☆2023/12/22

昨日すっかり忘れていたのだが、お土産はこちら。自分の分も買っちゃった、エシレのクグロフでござる。

袋から取り出すとこんな感じ。この白いお砂糖が、温めてトースターから出すとサクッとしてくるのよね。めっっちゃ美味しかった。エシレバターおそるべし。


昨日はこれを食べながら、いちばんすきな花の最終回を見た。

あの家を絶対に見たことがあると思うのだが、どこだったか思い出せない。あんな素敵な赤い屋根のお家があったら、絶対忘れないはずなんだけどな。でも、家そのものより、家の前で時々引きで撮った時の周りの感じが見たことあったから、もしかしたら椿の家だけは横浜のどこかなのかもしれないぞ。・・・桜新町のはずなのになあ。

最後の藤井風はちょっとシュールでびっくりしたなあ。久々に風くんをテレビで観られたんでよかったけども。


来週くらいから病院も休みになるところが多そうなので、今日は薬をもらいに行ったり、いろいろやらねばならないことがある。忙しい。

息子氏のインフルはすっかり良くなり、あとはたまに少し咳が出るだけになった。よかった。喉が一番辛いという時に具のないでっかい茶碗蒸しを与えたら、ハマったらしい。どんな具合悪くても茶碗蒸しなら別腹(原文ママ)らしいので、また調子が悪くなったら作ってあげるとしよう。


さて、Mステで我が軍の出番を待っている。L'Arc〜en〜Cielを見るたびに、この美しい人が和歌山の出身であるということに何度も驚いてしまう。和歌山からこんな・・しかも加太やぞ、加太。サビキ釣りに行ったことあるわ。加太。


いつも激混みの婦人科が珍しく空いていたので、1月にやるはずだった採血や検査を前倒しでやってもらった。子宮腺筋症と内膜症の重いやつを長年放置したせいで貧血になっていたのだが、一年間生理を止める薬を飲んでいるおかげで、ひどくはなっていない様子らしい。

薬を出してもらい、放免。

以前、ママ友の集まりでその話をしたら、ひどいことになる前に取っちゃう(子宮を)ことを皆けっこう前向きに考えていることがわかり、驚く。内臓やで!内臓!そんなにカジュアルに取れないよ!!


今日は冬至なので、スーパーで柚子を買ってきたのだが、旦那さんが風邪気味で食欲不振なので(熱はないのでうつったわけではなさそう)、お風呂はやめて早寝しようかなとのこと。しょうがないので、風呂に入れるはずだった柚子は、急遽大根の即席ゆず漬けとなった。美味かった。息子氏はすっかり良くなったので、夕飯は親子丼。一応「ん」がついた食べ物である。

おっと、出番が来たようだ。では本日はこれにて。


と、思ったが、出番が終わったので戻ってきてしまった。まるの髪はどんどん短くなっていくな!ちょっと頭髪の密度が・・まあ言うまい。もういい歳だからなあ(どんな髪型でも最高よ!)

きのう麻布台ヒルズに行った時の話なのだが、あちこちうろうろしていて外に出ちゃった時、隣にものすごく大きな寺院っぽい施設(てっぺんに大きな輪っかがついている)、それも仏教ではなく別の宗教の匂いがする感じの建物があった。自分は新興宗教の神殿がある町で育ったので、そういうのには敏感なのだ。

一体なんなんだろうと思ってグーグルレンズで覗いてみたら、なんと霊友会本部だった。ジェーン・スー生活は踊るの相談コーナーの提供で有名な!一緒にやろうマイおせっかい、いんなあとりっぷの霊友会ですよ!

いやあ・・すごい一等地にあるんだとは聞いていたが、まさかこんなとこに、こんなでっかい施設を保有しているとは。そして維持できるんだものな。そりゃラジオのスポンサーができるわけだよ。すごいインパクトであった。



☆2023/12/23

家にみかんがたくさんあって幸せ。


さて、ここ10年ほど(?)時々フェイシャルマッサージをやってもらいに行くサロンがある。昔通っていたスポーツジムの中にあったのだが、途中ジムが経営不振に陥ったときに独立し、今は少し遠くにお引っ越しして、自宅サロンのような感じでこぢんまりとやっておられる。

こちらもいつも通えるわけではないのだが、間が空いても塩対応されたりはしないので、切れ切れではあるが細々と、ご縁は続いている。脱毛やネイルから本格的な痩身までなんでもやっているが、私は脚や顔しかやってもらったことはない。近年は、顔の輪郭がぼんやりしてきたなと思ったら予約して行く感じに定まっている。そこへ行ってきた。年末だからな・・・

オーナーの、私よりちょっと若いお姉さんがやってくれるのだが、もうだいぶ長いので、だんだんお互い若くもなくなってきた。もっと若かった頃から、腕は確かだ。仮にアリエルさんという名前にしよう(基本、このブログに出てくる人には仮名をつけていく方針だ。ちなみに由来は、リトルマーメイドが大好きだから)。

この人がとても波瀾万丈な人生を送っている方で・・と話すとかなり長くなるのだが、お子さんが6人いる。ジムの中でやっていた頃は女手一つで3人の男子を育てており、一番上の子は元夫の連れ子だったのだが、離婚の時に置いて行かれ、直後に元夫が亡くなり、あまりいい死に方ではなかったのもあって、ずっと彼女が育ててきたのであった。

当時一番下の子がうちの息子氏くらいの年齢だったので、実家と疎遠で都会で頼る者もなく、一人で子ども3人も育ててるなんてえらいなあ・・と一目置いていた。

その後、彼女は見た目も心も明るくとても美しい人なので、副業で経営していたバーに通ってくれた若い男の子に好かれて再婚し、次々に2人の子に恵まれた(ちなみにそのバーは再婚する際にそのままの状態で人に売ったらしいのだが、その後間もなくコロナが流行り始めたので、絶妙なタイミングで難を逃れていた)。

相手の若い男の子は、もっと若い頃に作った息子を一人育てていたので、アリエルさんは都合6人の子持ちになったというわけ。上の子たちは徐々に巣立ち始め、いま一緒にいるのは4人だと思うが、どの子も愛情深く育てている。すごい。妊娠期間も大きなお腹で施術してくれたりしたので、下の2人を出産した際にはプチバトーの服をお祝いに贈った。

あまり知人にいないタイプの人なのだが、おそらく相手に寄り添って話してくれる優しい性格なのと、実家と縁遠いなどの共通点があるからなのか、嫌な気持ちになったことなどがなく、ずっと通えている。あのドラマの椿さんといっしょで、基本同じサロンには二度と行きたくないタイプなのだが、通うと決めたら長いのだ。


今回、アリエルさんの小顔フェイシャルを受けながら、「今年はなんだかサロンの近所で、不審者の事件が結構ありました・・」という話に。そんなに物騒な土地とも思えないのだが、まあ確かにニュースにも出ていた。そこから、街で見かけた変わった人や名物となっている人の話になったのだが。

昔、件のスポーツジムがあった周辺によく出没する、人形おじさんという有名人がいたんですよ。よくバス停なんかで遭遇したのだが、けっこうきちんとした身なりをしていて、いつも肩のところに綺麗なフランス人形を抱きかかえて連れていて、時々人形に話しかけたりなどしていたと思う。

まだ息子氏が小さかった頃の話で、みんな不審者情報などには敏感だったので、周りのママたちもみんな知っていたと思う。その近辺だけではなく、横浜駅の方にもそのままの格好でよく出没していたらしく、ずいぶん前にともちゃんにその話をしたら、そごうか高島屋か、その辺りで見たことがあると言っていた。隣区のともちゃんが知っているくらいだから有名なのだ。

で、アリエルさんに人形おじさんを覚えてますかと訊ねたら、意外な答えが返ってきた。「その人なら話したことありますよ!不審者みたいに思われがちだけど、意外にちゃんとした人なんですよね・・」という。

アリエルさんは、ジムの中に間借りしてサロンを開業する前、同じビルの下の階で、雑貨屋とサロンの複合店舗みたいなのをやってたらしい。その雑貨というのが、わりとあのフランス人形との親和性がある感じのもので・・おじさんは人形を連れて、そのお店によく雑貨を見にきたらしいのだ。なんと、まさかのお客さんだった。

なぜ人形を連れているのかについて、当時アリエルさんは直接聞いたらしい。

フランス人形は、亡くなった奥さんが大事にしていたもので、当初は形見として大切に飾っていたそうだ。ところが、ある日突然、棚からお人形が前触れもなく落ちたんだって。

ウトウトと寝転んでいたおじさんは、起きて大事なお人形を拾いに行った。次の瞬間ものすごい揺れがきて、まあそれは東日本大震災だったのだが、枕元の上の方に置いてあったテレビがバタンと倒れて落ちてきたらしい。もしそのまま寝ていたら、確実に頭の上にテレビが落ちていたんだそうだ。

おじさんは、これは奥さんが宿っているに違いないと信じ、その後はずっとお人形といっしょに出かけるようになったのだった。これがアリエルさんの聞いた顛末である。本当かどうかは定かではないが、おじさんの本職は時々演奏会も開くような何かの楽器演奏者らしく、地元のお母様方が思っていたような不審者とかではなかった。

人にはいろんな事情があるもんだ。そして、なんやかんやで怯まず優しく事情を聞き出しちゃってるところがアリエルさんらしいなと思ったのであった。


リトルマーメイドが好きというだけで勝手にアリエルさんという名前をつけてしまったが、彼女は長渕剛の大ファンでもある。順子さんにすればよかったかな・・・?

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