journal 2024-02-①

キャロットケーキは意外と重たい。



☆2024/02/01

とことこ歩いて山を降り、郵便局へ行く。

第2回チャリティイベントで得た収益からの義援金を、日赤宛てに送金してきました。

前回と全くおんなじアングルの写真になっちゃったので、日付が入るように撮ってみた。北方局は、今回もちゃんと日赤宛てに印刷した払込書を用意してくれてました。広いわりにいつ来ても人が少なくゆったりとした局で、スタッフさんも優しく感じがいい。

さっき、16時10分に黙祷をした。木造の建物が壊れたり燃えたりで悲惨な状況になっている様子をテレビで見て、言葉を失う。失われた尊いものは、二度と同じ形では帰ってこない。

一度や二度送金に行ったくらいでは焼け石に水のような気がしてきてしまう。が、やらないよりは多分ましなのだ。そのはずだ・・・


図書館で借りた柚木麻子の「らんたん」を読了。

主人公・道ちゃんは伊勢神宮の神官の娘として生まれるのだが、明治維新後の財政削減で世襲の官職が廃止されてしまい、父が職を失う。新天地を求めて一家で北海道に向かい、そこで父がキリスト教に改宗(!)。道もキリスト教の学校に入れられるのだが、この子、勉強もそんなに好きじゃないし、集団の中に存在する暗黙のルールみたいなものを読み取るのがめっちゃ苦手でな・・・。

のちの恵泉女学園創始者である河合道と、シスターフッドで結ばれた一色ゆりの物語です。素晴らしい一冊であった。心に響く言葉がたくさんあったので、これは買って本棚におき、定期的に取り出して開きたいと思う本だった。

どんな時もなるべく明るく過ごし、心の灯りを絶やさず辺りを照らすという学園の教えと、戦時中の軍国主義との狭間で苦しむ生徒がいる。「私、誰かが苦しんでいる時は、同じように全員苦しまなきゃいけないと思います・・」というその生徒に、道先生がかけた言葉は

「私はそうは思わないわ。どんな人間でも、幸せに満ち足りて暮らすべきです。特にあなた方みたいな若い人たちは。そうでなければ、苦しんでいる人にシェアができないでしょう。明るく生きるということを低く見るべきではありません」


日本人は元々なんとなく暗く落ち着いた状態を美徳とみなす民族で、戦後80年近く経った今でも基本的にそういうところがあると思うけど、明るいって本当にだいじなことだ。明るく元気に過ごしましょう。


大奥のきんつばのアレがあまりにインパクトあったんで、まだ喉に碁石がつかえてる感じがするぜ・・・でも頑張ってその後でっかい粒薬を8粒飲んだので私はえらい。オエエ。



☆2024/02/02

今日のjournalなのに、いきなり昨日の話で始まるのだが、義援金の送金を終えて郵便局から出たあと、ふと気づいたわけですよ。斜向かいにキャロットケーキあるじゃん、と。

朝から楽天マガジンでHanakoなんかの街歩き系雑誌を読んでいたら、都内の個性的なお店や美味しそうなおやつが色々と出てきたもんで、なぜ我が街にはこのような落ち着いた感じのいいカフェが少ないのだ・・?中華料理屋はいっぱいあるのに(中華街にな)!と憤慨していたのである。

郵便局前の横断歩道を渡り、お目当ての店を覗いた。コロナ前に行ったのを最後に何年も入っていないのだが、変わらず営業している。

カウンター席だけの小さな店だったのだが、入らなかった何年間かの間に、小さいながらテラス席っぽいものができていた。わんことお散歩の合間とか、ベビーカーでちょっと立ち寄りたいような時には便利そうだ。

前を車で通るたびに、謎の金色の骨組みができているなあ・・・と思っていたのだが、よく見るとパイプの骨組みの隙間に座席とテーブル板を渡してあり、布製の日除けで頭上を覆う仕組みになっていた。機能的である。寒いから中に座ったけどさ。

で、ブレンドコーヒーとキャロットケーキを頼む。それが今回のjournalのトップの写真というわけ。


ここのキャロットケーキはカットされてラップに包まれた状態でショーケースに並んでいるのだが、大きさによって値段が違うので、ラップに油性ペンで値段が書いてあるのだ。で、「〇〇円のやつください」と頼んでとってもらう方式。しかし今回、割と大きいのしかなかった。もっと小さめのやつありますか・・と聞いたら、奥から出してきてくれた。やさしい。

一人でカフェに入ったのなんてどれくらいぶりであろう。久々のキャロットケーキは美味しかった。ここのはローストのくるみがごろごろ入っていて、上のチーズクリームもたっぷり載せてくれてるので、食べ応えがある。カフェ欲が満たされた。

おいしかったが、だいぶ胃が重たくなったので、階段だらけの公園の中をぐるっと散歩して帰った。斜面に水仙がたくさん並んで咲いているのだが、花はぜんぶ南の明るい方を向いていて、そりゃそうだよなと思った。


午後、ふるさと納税返礼品で届いたスカイベリーを食べた。

栃木の品種なのだが、大粒でシャキッとしてて爽やかでジューシー。お店に売ってるスカイベリーはそれに加えて甘いのだが、今回のはそこまで甘みが強くはなかった。その分さっぱりしてて、いくらでも食べられそうで怖い。

自分は果物でも、甘い甘いという感じのものよりも、ちょっと酸味があったりさっぱりしてる、シャキッとした感じのものが好きだ。柑橘でいう八朔や文旦みたいな。好みの苺であった。



☆2024/02/03

節分である。

土曜登校日なのだが、盛大に寝坊した息子氏を学校まで送っていくというバタバタから始まった。久々に湾岸線をとばしたぜ(法律に違反しない範囲で)。しっかりしてくれたまえよ。

角上魚類に太巻きを買いに行くつもりで、グランベリーのシティベーカリーで遅めのお昼を。例の、桜色のタルタルソースを久々に食べた。


角上魚類は駐車場に長蛇の列が並ぶほどの混雑で、頑張ってじりじりと待ったのだが、最後の角を曲がったところで、強引に右折してきた車が後ろにスッと横入りしてきたので驚愕した。さぞ後続の車が怒ったであろう・・。

しかし、偶然隣のスペースに案内され駐車したその車(まっ白のSUVタイプのジャガーであった)から颯爽と降りてきた奥様は、全く悪びれておらず、なんて肝が太いのかと舌を巻いた。だいたい図々しく太い人が長生きするようにこの世の中はできている。若死にするのは善人だけとビリー・ジョエルも言っていた。なんだかなあ。豆撒いてやればよかった。

息子氏用に焼肉巻きを2本買い、旦那さんとわたし用にたたきまぐろ巻きを買い、帰宅。


本人たちがあんなに前向きに捉えて頑張っているのに、自分でも往生際が悪いなあと思うのだが。今週はずっと、今週で関ジャニ∞が終わるんだなあという気持ちですごし、最終日の今日はさすがにちょっと切なくなってきた。

来週の今頃は関ジャニ∞はもう存在しないのだなあ、と毎日考えてしまった。ひどい話である。何も悪いことをしてないのに名前を奪われるのだ。名前はアイデンティティだぞ。それを奪うなんて悪辣だぜ。湯バーバかよ!と叫んでいる。誰に向かってということはないけれど。

せめて、呼びやすくて違和感の少ない名前だといいなあ。

我々の大事な関ジャニ∞に大きな、大きな、大きな拍手を。大好きだったよ関ジャニ∞、どんな名前になったって大好きさ。幕の閉じ方まであっぱれ。最高で最強の関ジャニ∞でした。

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