パレードを見送った後、立ち寄ったハイアットリージェンシーのツリー。
☆2024/12/01
今月は日曜日から始まるので、journalの切れ目もスッキリしていいね。
それにしても、もう師走か。早いな。さっさと家を片付けないと、家にハイツのみんながやってくるじゃないか。いそげ。
今朝はゆっくりぼんやり過ごし、午後から旦那さんと都内に出かけた。上野にくるみを殻付きで売ってるナッツの店があると聞いたもんで、あるかないか一回見に行ってみようと思ったわけ。またピンクッションを作れたら、寄付に回せるじゃないですか・・!
で、ナッツ類の店が2軒あったんでどっちも行ってみて、安い方で入手してきた。うまく割れるかどうかわからないけど、潰れず綺麗に割れればまた再販できると思います。そしてもちろん、中身の実部分も食べられる・・クリスマスに人が来たら出そう。
そんで、ちょっとUAに見たいものがあったんで、今週もまた麻布台ヒルズに寄った。あそこは夜見ると、また別の美しさがある。そして、あそこのグロサリーや明治屋を一回りした後でオーケーに寄ると、何もかもが激安に思えてくるのであった。
そうだそうだ、100人隊002のみなっこさんが、先日のペリカン会の模様をLEEのブログの方にアップしてくれましたよ。久々にあそこに登場してしまったわ。
よろしかったらここの読者の皆さんも足をお運びになり、見にいらしてください。普通の中年女性に戻ります・・とマイクを置いて去りし日から5年経過後の、我々の勇姿(後ろからの)が見られます。(※大事なことなんで言っとくけど、何か誤解があるようだが、我が家の車は高級車ではない!)
コメント欄を見るに、他にも我々を知ってるという現役隊員さんがいらっしゃるようで。きっとここまで追っかけてきて今も見てる現役さんはいないだろうけども、覚えててくれて嬉しく思ってますと書いておこう。ともちゃんも、ご褒美みたいだったとブログに書いてたけども、ずっと好きでいてくれる人がいること、本当に嬉しそうにしてます。
私たち、好きでここを見てくださってる方のこと、皆さん来てくれてとっても嬉しいと思ってますよ。注文の際に備考欄に書いてくれる方や、注文にまつわるご連絡の際に返信の中で書いてくれる方々、皆さんですよ。ありがとうございます、いつもいつも。
さて、みんな団地のふたりの話をするので、残り3回くらい見そびれてためてた録画、ちゃんと見ましたよ。なっちゃんの衣装、オレンジ色が多くて可愛かったなあ。参考になるかと言われれば、体型など全く違うのでどうかとは思うけど。あんなスッとした体型だといいよなあ・・。キョンキョンも、ラフな感じで魅力的だったよな。
横浜のふたりの方は、あんなに言いたい放題は言い合ってない。お互いの幼い時代を知ってるでもないし、長年を共にしてるでもない。・・のだが、まあそれで仲良しの度合いが決まるというわけでもないとは思う(あの話だって、長い団地人生の途中から参加してきた人々と結構仲良くしているしな)。
あのドラマと共通するところは、それぞれの自分軸をちゃんとキープしてそこまでベッタリしてないところ。それと、お互いの人生で携えたまま進んでいく大きな喪失の記憶(ドラマでは小児癌で他界した幼馴染み)を、共有していけるということだろうか。それがあるとないとでは、あの作品はだいぶ違う気がする。失くしたものが共通の友人の存在とかではなくても、それは成立するんじゃないかなあ。そこに共感があれば。
沈む夕日を、綺麗だねえ、そうだねえと一緒に眺められるご近所さんってすばらしい関係だよな。親しい友達と言っても色々あると思うが、お互いを見つめ合うわけでもなく、見下ろしたり見上げたりもせず、横並びで、時に他の人や美味しいものや厄介ごとや面白いことを間に挟みつつ、淡々とした穏やかなゆるーい雰囲気がそこはかとなくただよう。
あの団地ってそんな感じだったなあ(でもきっと、現実には存在しない)。
団地って住んだことないけど、きっと独特の環境なんだろうね。一戸建ての隣近所とも、大型マンションのそれとも、距離感が違う。なんというか、袋が大きいよな。空間軸と時間軸、両方にすごい広がりがある(笑)
そして、由紀さおりはいつだって歌が超うまいのであった。だって歌手だからな・・。
☆2024/12/02
朝、思い立ってウール系の生地を裁断。また形になったらぼちぼちお知らせしますよ。
並行してイーブイ(カレーになる前のあれ)を作るべく、切ったり炒めたり煮たりする。
息子氏の部屋のクローゼットの隅につっこまれていた、GUのクマ上下を発掘して洗濯・・したのはいいのだが、どう見ても今の息子氏には小さい。昨年の今頃とは背丈が10センチ近く変わっているからな。もはや諦め、夕方新しいのを買いにGUへ行くべきか。本人は気に入っているようだが・・。
ところで、昨日気づいたことがある。今頃かよと思われそうな話だが、BUNTAIができてから界隈の様子がちょっと変わってきた。
私には行きつけのコンビニがいくつかある。できれば路上駐車は避けて車で寄れるとこを選びたいので、必然的に駐車スペースがあるところになるのだが、実はこの界隈には少ない。そして、できれば幅が広く見通しの良い道路に面しているともっと良い。
ともちゃんとコストコに行く時や都内にお出かけする時など、ロードサイドにいくつかそういう条件を満たした店舗があって、もう利用する店は大体決まっている。
横浜公園インターから首都高に入るようなときに便利なのが、旧横浜文化体育館、今はBUNTAIとなった施設の脇にあるセブンイレブンなだ。駐車時間の制限がちょっと厳しかったり、お手洗いを貸してくれなかったり、舟券売り場などありちょっと物騒な地域が近いので客層がちょっと・・など、いくつか不便な点もあるのだが、サッと寄っておやつ買ってコーヒー入れて出るだけなんで、全く問題はない。
・・・少なくとも、文化体育館時代はそんなに問題はなかった。
ところが、BUNTAIに変わってからはちょっと様子が変わってきた。イベントの質がすごく様変わりし、以前はなかったようなインディーズのアイドルやビジュアル系バンド、韓流からアニメやソシャゲ関連などまで、結構いろんな種類のライブイベントなどが入るようになったのだ。開催日は周りの道に人が溢れかえっている。めっちゃ車で入りにくい。
そして、どうもBUNTAIは敷地内が全面禁煙らしく、出入りする人がコンビニの駐車場の隅に設けられた臨時喫煙所で、めちゃめちゃタバコを吸うのだ・・・。もうモックモクですよ。そんでそこに出入りする人が、また危ないんだ。気をつけてはいるけど、パーキングでバックする時には、めちゃめちゃビビりながらゆっくり入れることになる。。
イベント日にはあまり近寄らないようにしなくては。
それにしても、あの場所でコンビニを始めた人、こんなに客入りが良くなると予想してたんだろうか。炯眼だったのだな。すごい。
さて午後はジムへ。いつも通り3キロだけ歩いたり小走りしたりして、夕方ディーラーに車を持って行く。新車1か月点検というわけ。特に問題もなく、次は半年点検まで行くことはないだろう。ぜひそうしたい(行くとしたら故障か事故だからな・・・)。
結局、その後GUに行き、新しいクマ上下をゲットした。XLにしたが、なんせ女性サイズだから、今の息子氏には袖がちょっと短かったようだ。このまま手足が伸びるんだろうか。3年くらい前に買った時は、Sでも大きめだったのになあ。新しいクマに身を包み、アドベントカレンダーに入れたヤンヤンつけボーを美味そうに食べていた。
いつもと同じジャワカレーの中辛を使ったのに、なんだか今日は普段の味より辛かったらしい。自分はなんとも思わなかったんだけど、息子氏も旦那さんも、いつもより辛いと言っていた。なんでだろう。二日目はちょっと落ち着いた味になってるといいなあ。まだ鍋いっぱいにあるのに、食べてもらえなかったらおおごとだ。
☆2024/12/03
午後、郵便局へ。
くるみピンクッションの収益を、セーブ・ザ・チルドレン子ども基金宛に送金してきました。
12000円です。お買い上げの皆様、ありがとうございました。
なぜ今年、この年の瀬にこのチャリティ販売をしようと思ったか?というとですね・・・クリスマスだからっていうのもあるんですけど、カレンダーを冷蔵庫に貼ってるからなんですよ。セーブ・ザ・チルドレンに寄付をすると、定期的にニュースレターと、この写真にあるような印刷済みの払込用紙が一緒になったものが届くの。
そんで年末のニュースレターには、来年のカレンダーがついてくる。それを冷蔵庫に貼ってるんですよ。2か月ずつめくっていくようになってるんだけど、今年の11・12月のカレンダーについてる写真がね、赤ちゃんのやつだったんです。
栄養が足りてなさそうな感じの赤ちゃんが眠ってる写真で、時々冷蔵庫を開ける時にこの顔のとこを指先で撫でていたら、情がすっかり移ってしまって。たかがペラッとしたカレンダーですけど、これの効果は絶大なのではないか。なんとか飢えずにあたたかい年の瀬を迎えさせてあげたいと思ってしまったの。・・・この程度の額ではきっと難しいとは思うけど。
我が家の冷蔵庫には、扉を開ければたくさん食べ物が入っているし、それを保存するための電気も家まで来ている。そうじゃない地域も多いことを、開け閉めするたびにちょっと心のどこかで思いだすと、なるべく無駄を出さないようにしようと思える。中からものを取り出して息子のために何か作る時、子どもに美味しいものをお腹いっぱい食べさせたい気持ちは、どの国のどの親だって一緒なのだと思える。
たぶんそうやって思い込みやすいし、影響されやすいたちなんだろうなあと苦笑いが漏れるけども、まあ笑われてもいい。カレンダー一枚でこんな風に善意をもよおす自分みたいな人がたくさんいれば、世の中がちょっとはいい方に動くんだろうから、悪いことはしてない。どこかで役に立っててほしい。クリスマスだしな。
郵便局のあと、図書館へ。一冊返して、一冊借りてきた。
これ、読み終わった方の本なんですけど、すごい良い作品だった。襷がけの二人。
どこの書店・書評サイトを見ても書いてるようなことや、冒頭のあたりのことだけちょっと書いときます。物語の冒頭は戦後数年が経過したくらいの設定で、ものすごいガラガラ声である他には特にこれと言った特徴のない中年女性・千代さんが、盲目の三味線のお師匠・お初さんのところに住み込みの女中として訪れるところからはじまる。
実はこのふたり、元は主従が逆で、いいとこの奥様で多少ぼんやりしていた頃の千代さんのもとで、女中頭として働いてたのがお初さんだったの。二人は信頼で結ばれた主従関係だったけど、空襲で千代さんは喉を潰し、お初さんは目をやられて、そのまま数年間、戦後の混乱の中でお互い行方知れずだった。しかし、すごい奇跡的なことに、千代さんが職安的なところで住み込みの仕事を探している時に紹介されたのが、なんとこのお初さんのところだったのだ!
お初さんが昔の主を女中にするのを嫌がるかも知れないと思った千代さんは、喉が潰れて昔とは声が変わってしまったのを幸いと、自分であることを隠してお初さんちで働き始めるのです。そこから、お嫁入りからそこに至るまでの、千代さんの来し方が語られていく。そんな小説です。
襷がけという通り、この小説のメインテーマは日常的な家事の中で育まれていく絆みたいなものだと思うんですよ。美味しいもの作ったり、ものを整理したり、材料を調達してきたり、近所や周りの人たちとうまいこと付き合いをし・・協力して家の運営にあたり、回していく女たち。お互いがお互いの味方になり、労わりあって、小さい楽しみや喜びを拾い集め、しんどいこともある現実を乗り切っていく。流行りのテーマ、シスターフッドですな。
普通ってなんだろう、と考える。誰かにとっての普通が、別の誰かにとって普通ではなくて、普通なんて人の数だけあるんじゃないかと思える。力の強い人間の普通や、多数派の普通が「正しいもの」として、免罪符や錦の御旗のように押し通っていくけれど。
それぞれの普通を大切に、そしてお互いの普通を尊重しあえる人とだけ一緒に、生きていったらいいんじゃないか。そんなふうに思える物語でした。ネタバレしなかった。よし。良さが伝わっていたらいいのだけど。
☆2024/12/04
朝からパーマをかけに行き、頭がくるくるパーマに。しかし、長い放置時間に眠くてたまらなくなり、頭をガクガクさせながら寝ていたら、首が痛くなった・・。頭痛もする。
ところで、昨日コストコに行ったのだが、ともちゃんが「あした仕事で刑務所に行くんだ・・」と言い出したので、にわかにテンションが上がるわたくし。「まじか!ちょっと行ってみたい!」「ゆきちゃんはそう言うと思った」「えへへへ」
研修らしいのだが、なかなか入れるようなところではない(いや、何かをやらかしたら簡単に入れるのかもしれないが、その場合一度入ってしまったら出るのは難しい・・・ヒエエ)。まあなんにせよ、軽い気持ちで行っていいようなところではない。反省。
でも、実際どんな施設なのかは気になる。一生縁がないに越したことはないが、マルも来年公開の映画で差し入れ店の店主役をやるらしいからな。
しかし、どことなく浮かぬ顔のともこ。なんでも、訪問時の持ち物や服装やお化粧に関するルールがとても厳しいらしく、結構遠いところまで公共交通機関で移動していくのだが、とにかく地味な格好で行って帰ってこねばならぬそうな。
「香料が入ってない化粧品なんてどこに売ってんの」「大体は入ってると思うなあ。なんでいけないんだろうね」「さあ・・・匂いがすると良くないのかも」
ふわふわの白いファーカーディガンにアニヤのピンクの手袋をしていたともちゃんだが、こんなの、明日は絶対はめて行けない!と手をひらひらさせていた。ピンクもダメ、バッグのキティもダメなのか。まあ、真面目なお仕事だし、一日くらいしょうがないのだろうが、普段のともちゃんの通勤ファッションは、全くムショ向きではないな。
「終わって出てきたら、シャバの空気はうまいぜ!ってちゃんと言うんやで」「まあ、ゆきちゃんならそう言うだろうねえ」「えへへへ」
そんなともちゃん、夕方ちゃんと、青空に高く聳えるムショの塀(ゆきこ心の川柳)の写真と共に「シャバの空気はうまい」というLINEをくれたのであった。律儀だなあ!
モノトーン服にキティなしの黒バッグで塀の周りを歩く薄化粧のともちゃんを想像しつつ、「おつとめ、ご苦労さんでやんした」と返信しておいたのでした。
FNS歌謡祭を見ている。Endless SHOCKの飛ぶやつを見て、堂本光一には体重はないのか・・!?!?と驚きを隠せない。もはや名人芸。
そんで今、めざましのテーマ曲の月面の歌(DISH//の)やってるんだが。毎朝この「朝、月面も笑っている」を聞くたびに、北村匠海ってのはもしかしたらすげえ詩人かもしれないと思っている。なかなか「月面が笑う」というフレーズは出てこない。こんなに普通の歌詞の中にこういう印象的な言葉をぽいと投げ込んでくるなんて、天才かもよ。
☆2024/12/05
旦那さんと都内へ。虎ノ門の以前ともちゃんと行ったパンの店に旦那さんを連れていく。男性がいたらもっと食べるかと思ったが、残して持ち帰りになった。お互い昔に比べてたくさんは食べられなくなっている・・・。
ところで、この季節の楽しみ。生協で毎週頼んでしまうの、紅まどんなを。でもさ、今年はずっと暑かったせいで育ちが悪いみたいで・・・先週初めて届いたものは、なぜか中玉3個のはずが内容変更で、代替の大玉2個になっていた。
たっぷりとしていて味も美味しかったのだが、生育不良はいよいよ深刻みたいで数が揃わなかったらしく、ついに今週は注文取り消しになってしまっていた。すんごい楽しみにしてたのに、袋にピラッと一枚紙が入ってたので泣いた(涙)
そして、注文の際に何を考えたのか謎なんだが、なぜかその紙に加えて、ガツンとみかん(赤城乳業)だけが届いた。アイスの季節でもないのに、なんでこんなものを注文したのか、さっぱりわからん。もしかして、虫の知らせで紅まどんなが届かないことを察知し、これで柑橘欲を満足させようとしていたのか・・・??
がっかりしながら一本取り出して食べたのだが、まあまあ美味しくて当座のみかん欲が40%くらいは満たされたので、ないよりはよかった。しかし腑に落ちない。
昨日、美容院でパーマをかけてもらいながら、最初のうち貸してもらったタブレットであれこれ読み放題の雑誌を読んでいたのだが。昨日も書いた通り、豪快に寝落ちしてしまった。
それでさっき、読みかけだった週刊誌やら料理本やらを、どんなんだったかなと読み返していたの。その流れで、今日新しく入った雑誌の中からあれこれ見てたんだが、その中に一冊、先週のひどい火事の焼け跡にいる遺族を撮って載せてるものがあった。吐き気を催した。しかも公人だからか、ぼかしも隠しもいれないで・・いや、いれたら載せていいわけでもないが。
こういう写真を撮る人も、載せる会社も、なんと言っていいか、もう人間のやることじゃないなと思ってしまったし、うっかり見てしまったこっちも同罪だなと思って自分のことが嫌になるくらいであった。
どこの雑誌かは書かない。下世話な週刊誌は数あれど、これは悪趣味がすぎる。ただの下世話ネタとは本質的に何か違うと思う。いくらなんでも酷い。やることがえぐい。やっていいことと悪いことがあるぞ、本当に。
☆2024/12/06
昨日、パン屋で食べきれずに持ち帰ったチョコマフィンを温めて朝食に食べた。細かいナッツがめっちゃ入ってて意外だった。美味しいが、親知らずの奥にできた歯周ポケットに入り込んで困る。朝からドルツジェットウォッシャーを使うことになるとは。
そう、去年の今頃このjournalに書いた気がするなあと思って探してみた・・・11月の末に言っていた。サンタさん(マイナポイント事業)にもらった楽天ポイントで買おう!とな。そう、あの後ちゃんと買ったんですよ、ドルツジェットウォッシャーを。毎日使っている。めっちゃいい買い物だった。
そして、去年の今頃の日記を見返していると、我ながら元気で明るくて面白くて驚く。この夏から息子氏が学校に行かなくなったことで、やはりそれなりに心労があるのだなあ・・と発見して、びっくりしてしまった。自分のことってわからないものね。
今ごろ同級生たちは修学旅行に行っているだろう。息子氏が日々逸失しているであろう色々のことを真面目に考えると心配で発狂しそうになるが、おそらく一番大事なものは守られたのだ。すっかり問題を棚上げしてのほほんと暮らしている息子氏だが、そのうち嫌でも棚おろしせねばならない時が来るのだろう。その時には、何かしら現実的な力になってやりたい。
そんな息子氏の今朝のごはんは、にゅうめんであった。
数日前、鍋用に切って入れずに残した野菜を煮て、朝から自分の雑炊を作ってたら、お出汁がいい匂いだなあ〜〜と近寄ってくんくん嗅いでくる息子氏。食べるかねと聞いたら、ふやけたご飯が苦手だから匂いだけ楽しんどくね〜〜というの。そんで普通にチーズトーストとか食べてた。
だから、今朝は茅乃舎だしのパックを煮出し、塩と醤油で味を整えて、かまぼこと賽の目豆腐と溶き卵を入れて、茹でて水で締めた素麺を入れてちょっと煮て・・・そしたら案の定、鼻をくんくんさせながらやってきた。小さいお椀をわたし、わんこそば方式なのでなくなったら足していく方式です、と伝えたら、めっちゃ喜んで何杯も食べていた。
どんな時もできる範囲で子どもの食のリクエストにはなるべく応えてあげよう、それが本人のためだということを、私はともちゃんから教わった。たぶんこのことを過去のどっかで書いたことがあると思うのだが、どうだったかな。
いかにも管理栄養士っぽいエピソードだが、友達がたまたま管理栄養士だということは、実はそのこととあまり関係がない(説得力が多少増すというのはあるが)。ただ一番近い友人がいつもそう言うので、自分もそのうちそっちが当たり前だなと考え直すようになったというだけなのだ。自分は頑なな頭の持ち主なので、友人の説得や意見で考え方を大きく変えるなどということは、普段ほとんどない。
でも多分、ともちゃんが栄養関係の仕事についた動機とは関係がありそうな気がする。昔は偏食で、嫌だったんだって、給食が。まずい給食が嫌だから、美味しい給食を出せる人になろうと思ったらしい。なるほどねえ。
うちの息子氏も昔から偏食なので、頑張って用意したものを食べてくれなかった時のストレスと言ったらなかった。そのことについて時々ぐちぐちと愚痴を言っていたのだが、ともちゃんはそんな時絶対、わたしの味方をしてくれない!
「おいしくないもんはしょうがないよね〜〜」と言って譲らないのだった。絶対的に、食べさせられる側の立場に立つ人なの、ともちゃんは。(いい給食提供者だと思わない?ねえ!)
子どもの頃、苦手なものを食べずに残していたら、大体親や先生にめっちゃ怒られたし、その日寝るまでずっと嫌な気持ちだった。だから、作った側は怒って当たり前だという思い込みがあるのだ。せっかく用意してくれたものを嫌がって食べないのは、食材を用意し調理してくれた人たちの気持ちを踏み躙る最低の行為なのだ、いくら罵られて辛くても受け入れねばならない、という洗脳があった。
そう、洗脳。子どもにそれをやったら、子どもの性質によっては、呪いレベルの洗脳になっちゃうのよね。もちろんそれも考え方としては間違ってはいないけれど、じゃあそれで自分が多方向への感謝を忘れないまっすぐないい子に育ったかというと、全くそんなことはない。むしろ根性はねじ曲がり、自尊心を徹底的に折られ、性格は悪くなった。その上、次の世代の子どもに同じこと(いやなものを無理やり食べさせようとして、失敗したら怒りをぶつける)を、当然のようにする権利があると思い込んでいたのだ。了見の狭さにびっくりする。
いや、物事の大局を教えて、そういうもんだと世の構造を学ばせることは大事だと思うよ、もちろん。でもさ、命をいただくとか、農家や畜産業や漁師さんたちに申し訳ないなんてことは、そこまで口を酸っぱくして毎日押し付けなくてもいいんだよ。偏食の子は毎日だぞ。毎食そんな罪悪感を抱かせて何になる?全然楽しくない(自分にも、長いこと会食恐怖があった)。
そして、一番近い食の提供者は大体子どもにとって大好きな人のはずで、そんな人に毎日毎日怒りをぶつけられたら、将来ろくなことにならないことくらい今はよくわかる。何もいいことなんてないのだ、悪いことは罰していいという大義の元に自分がその場の怒りを発散させても(まあそれは昔からわかっている、だからなるべくやってない)。
ともちゃんが毎回私の愚痴に寄り添って、適当に合わせて一緒に怒ってくれていたら、今もそのことに気づかないまま来たかもしれない。だからとっても感謝している、その時譲って合わせてくれなかったことを。ホンマやで、これ。
そもそも、好きなものを美味しく食べていいってことを、何か特別に許されたものすごいご褒美や贅沢のように思い込んでたんだと思う。しかし、ほんとうは毎日普通にそうであって欲しい。偏食やこだわりの強い人にとってはただでさえそれが難しいのだから、せめて家では普通においしいもの食べたい。たとえやるべきことを果たせていない日々でも・・いや、そういう日こそ、おいしいものを食べたいし、食べさせたい。自分にとってはそっちが普通だと思うほうが幸せ。
自分を大事にする方法は、大人になってから自分で身につけようと思っても、なかなかむずかしいからな。
午後。風呂に入って上がった時にともちゃんからLINEが。次いで、ニュースサイトから速報が。中山美穂の訃報を伝える通知だった。自分は無事風呂から上がった後だったが、風呂で亡くなったとともちゃんから聞いたので、何だかちょっとドキドキした。まだちょっと信じられないよな。ショックですよね、皆さん。
100人隊任期の10年間に、ミポリンが表紙だったり載ったりしてるLEEを、何度買ったか!ここを読んでる人みんな買ったことあるでしょう。パリで素敵に辻仁成と暮らしてた頃の。隊員経験者なら、もしかしたら何らかの形で載せてもらったこともあるかもしれない、その表紙の号に。おしゃれスナップとか、手作りの特集とか、何かのお試しや広告企画とかさ。あの頃はよくそういう小さい仕事があったよな。もちろん遥か頂にいるスターの人ではあるが、そういうのがあったから、近しく思う存在ではあった。
たぶんきっと、何でも全力でやる人なんだろうなと思っていた。歌手の時も女優の時も素敵な奥さんの時も、その役割を全うしようと一生懸命やってたように見えた。
そういえば小学生高学年くらいの頃、何かの雑誌にミポリンが主人公のアイドル漫画みたいなのが載ってて、ママはアイドル!や、若奥さまは腕まくり!なんかの再放送とか見てたし、だから私は結構好きだったんだが、ある時母が中山美穂は嫌いだと言った。何で嫌いなのか聞いたら、わたしはアイドルよ!っていう自己主張がすごい強いとこが鼻につくのだと言った。
当時まったく空気が読めない子で、同性の反感を買う女の特徴みたいなことに全く無頓着だったので、アイドルの自覚が強いことがなぜ嫌われる原因になるのかさっぱりわからなかったのをよく覚えている。だが何かいやだったので、それ以上家ではミポリンの話はしなかった。若い頃からあの人は色々と全力だったんだろう。それを嫌う人がいるくらいに。
色々週刊誌とかに載って、別居してパリから帰ってきて、離婚が成立する前後くらいにめちゃめちゃ久しぶりにドラマの主演をやったのすごい覚えてる。NHKで、堂本剛が相手役だった。プラトニック。それがめっちゃよかったので、家族と別れてこの仕事に戻ってまた全力で頑張っていくんだな、と思った。こんなに早く死ぬなんて。こんなに早く死ぬなんて・・・。あんないい女がこんなに早く死ぬなんて、みんな泣いちゃうよな。。
なんでそうなってしまったのかまだ全然よくわからないが、ちゃんとお風呂ではよくかけ湯しよう、かけ湯は大事だよ。本当に。
あの雑誌によく載ってた女優に関してはみんな本当に色々あるが、酒井法子が薬で捕まった時と、竹内結子が自死した時は本当にびっくりしたし、悲しかったよな。こんな衝撃的なことがまたあるなんて思わなかった。何があるかわからないものだ、本当に。信じられないから、今はまだ冥福とか祈れない。タチの悪い冗談とかならいいのに。
頼むからもう、みんな元気でいてください。
☆2024/12/07
しばらく前のことだが、2022年で賞味期限が切れた未開封のミロ大袋をパントリーから発見。息子氏は飲まなかったが、自分の骨粗鬆症予防のために飲もうかなという気になり、気が向いた時に飲んでいる。最初に熱湯をコップにちょっと入れておくと、その後冷たい牛乳を入れても溶けやすいことに気づいた。
(うーむ、火野正平が腰痛骨折から寝付いて亡くなったのと関係がある気がする。怖いもんな。怖い話に、よくよく影響されやすいのだな。)
今日は朝から、数日前に切って縫い合わせたウールの生地を口金に入れた・・は、いいのだが、分厚い生地だったので、ずいぶん強い力でねじ込まねばならず、紙紐を詰めるのも大変だった。手は豆だらけになった。そして首痛から頭痛になった・・・。
首痛だが、ここ2週間ほど結構深刻で、ちょっと根を詰めるとすぐ頭痛を起こしてる気がする。整骨院に行くとまあまあ良くなるのだが、2日後くらいにはもう元に戻っている。
たぶん寒くなったからで、治り切らないままにまたすぐ根を詰めるせいで、傷めたまんまずっと騙し騙しやってる感じになってるんだと思う。枕は悪くないはずなのに、朝起きるともう調子が悪い。一晩では回復しないのだ。
年内に予定してた作りたいものを、一回まるっと諦めて、首の回復に専念すべきなんだろうか?うーん。明日の朝起きたら、魔法みたいに痛くない首に戻っていたらいいのになあ!
しかし、頑張った甲斐あってか、ウールがま口は可愛くできました。
ぽこぽこウールの、ぽこがめっちゃ大きい時のやつ。中には、ところどころゴールドプリントが入ったウィルトシャーを使ってみました。すっごい可愛いんだけど、材料がちょっとだったし、首も手のマメも痛いし、たくさんは作れない!(涙)というわけで、ご用意の数は少ないです。
こうやって、無理の効かない体になっていくんだなあ。とほほほ。
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