journal 2025-04-③

いくちゃんとともちゃんと、3人でパリヤへ。



☆2025/04/13

朝、いくちゃんとみなとみらいで待ち合わせ。

二人ともちいかわ焼きの予約抽選に申し込んだのだが、いくちゃんだけがご当選されたのだった・・・。そういうわけで、一緒にワーポへ行ったのだが、私は買えず。私も数日後に別枠の予約が取れたんで、今日は下見ということで。エッヘッヘ。

無事、各種ちいかわ焼きを入手したいくちゃんとともに、今度はニュウマンへ。パリヤでともちゃんと合流し(並んで待っててくれてありがとう)3人でお昼を食べたのでした。


ともちゃんは本日、いくちゃんは数日前に、それぞれ人生のコマをひとつずつ前に進めた。お誕生日おめでとう!

毎年この時期3人で会ってる気がする、そしていつもバースデーガールズがプレゼント交換するのをみている。ともちゃんからのプレゼント袋を開けた時のいくちゃんの顔が忘れられない。爛々と光る目をみはって、3回くらい袋を覗き込んでいた。インパクト大。

ふたりとも贈り物のセンスがいい。そして、ちゃんと相手に対する思いやりがあっていい。いいね、人のお誕生日ってのは!自分が歳をとる時はなんとなく気が重いけどさ、大事な友達が無事にまたひとつコマを前に進めたってのは、ただただ嬉しくめでたいもんな。

そうだ、今日はいくちゃんに旅の土産(フランスで買った誕プレ含む)を渡せた。ちょっと誕生日を過ぎてしまった。いくちゃんの肌は白く美しいから、セフォラのキラキラも難なく馴染むだろうと思うので、塗ってコンサートやフェスなどの現場に行ってほしい。


お、今日3回目のカルビークリスプCM!最初は朝、家で佐久間さんのを。2回目はいくちゃんと車に乗ってた時、いくちゃん御推しのしょっぴーさんのを。そして夜、岩本さんのを見た。1日に3つ集められた。上出来である。残り6つもすぐだな、きっと。コンプリートすると、何かいいことが起こりそうだ。


いくちゃんはちいかわ焼きに並びながら「もはや今後はうさぎのスタイルを見習って、ハァ?という感じで生きていこうと思うの・・」と、今期の決心を口にしていた。いいじゃないか。

場の空気や何かの気配を敏感に察知する人なので、きっと周囲の気持ちや(あまり好きでないとしても)相手の立場を気にして、その場ではなかなかパンチ(ジャブ程度の)をとっさに繰り出せないんだと思う。

別に喧嘩モードのスイッチまで入れなくても、皆もっとカジュアルに「ハァ?」を繰り出せたら、相手に舐められたり腹に色々溜め込むような結果にならずに済むかもしれん。

心に黄色いうさぎを住まわせて、いつでもドアを開けて「ハァ?」とできるようにしておこう。

ちいかわの愛らしさと強運、ハチワレの勤勉と思いやり、そしてうさぎの「ハァ?」を全部備えれば、色々と楽勝であろう。・・なかなか、そういうわけにはいかないが。


さて、今週もアストリッドとラファエルを見なくては!リスナーからのお便り(ではなく、実際はがま口ご注文の際の備考欄メッセージ)にも、楽しみに見ているという方がいらっしゃったわ。先週めっちゃ気になるところで終わったんで、もうテレビの前で待ち構えてます。しばらくはこれが、毎週日曜の夜のお楽しみになりそうですな。



☆2025/04/14

昨夜、剥いて下茹でしておいた筍を、朝から刻んで梅煮にする。出汁パックを煮出して、少し白だしを足してちょっとの間煮て、梅干しを3個入れてしばらく煮て止めて、放置。

昨日の雨でまた新鮮な落葉がたくさん落ちてきたので(ゲンナリ)掃き掃除をする。お隣に工事に来た人が挨拶してくれたので、実は毎年この木の落ち葉が大変で・・とささやいておいた。伝わるんだろうか?謎。


で、午後。旦那さんが大阪に出かけていて夕方に帰るので、筍ご飯も炊きはじめた。バーミキュラからいい匂いがする。


そういえば昼間、息子と二人でガストに行った。

ハンバーグセットを軽くたいらげた後、マルゲリータピザを食べたいと言い出す。緑色のものをほぼ食べたがらない彼ではあるが、このバジルソースは嫌がらずにふつうに食べる。

猫ロボットが持ってきた薄いピザを、ローラーを転がしピシーッと8等分して、「いつか本場のを食べてみたいねえ」とか言いながら、嬉々として食べている(えっ、今度はイタリアへ行こうと言い出すのでは・・??と、内心動揺する)。

昔からこんなふうに綺麗に切っていただろうか?と、ふと疑問に思った。よく言われる、ケーキが切れない・・というようなことは昔からなかったと思うが、こんな丁寧な作業をする感じでもなかった。何らかの成長があるのだろう。

小学校くらいまでは、後先を考えないとか衝動性が強いなどの特性はあったが、今はそうでもない。そして、昔から今に至るまで、反社会的でも暴力的でもない。日によって気分に波があるという感じでもない。昨日は一人でコンビニに、今日は私とスーパーに行っていたので、外が怖いとかいうことでもなさそうだ。

昔はカートのハンドル部分を握らせようものなら、前に体重をかけた勢いに任せて走り回ろうとしたものだが・・。ちゃんと重い物を私の代わりに運び、通路でゆっくりしているお年寄りの脇を気をつけて対向し、すっかり落ち着いてカートを任せられるようになっている。ごく普通のことのようだが、数年前の落ち着きのなさを思うと信じ難い。買ったものを分類して袋に詰めるのは、旦那さんより息子氏の方がうまい気がする。

全てのものを詰め終わり、最後に「これは帰りに食べちゃうから出しとくわ」とバニラモナカジャンボを手に持ち、店内から出るなり「まだ開けちゃまずいかな」と辺りを見回し、駐車場までの通路に人が少ないのを確認してから、袋を開けてパリパリサクサクと食べ始めた。

天下泰平である。やれやれ。


ケーキを等分する話に戻るのだが、できないことの多い子がいたとして、反社会性や暴力性を持つまでの間には、きっといろいろな段階と過程があるのだろう。そうならないことが一番大事で、その他のことは二の次でいいのだ。



☆2025/04/15

土日に隙間時間を見つけ、コツコツと新しい袋部分を作っていたので、それを口金に詰め始める。なかなか、可愛いのができ上がってきた。

夕方、ともちゃんとコストコへ。


帰ってきて、夕飯を食べながら問題のアン・シャーリーを見る。

事前の評判をチラ見した上での思い込みで、誤解していたことがたくさんあった。やはり百聞より一見である。原案でなくちゃんと原作と書いてあったし、座り込んでる写真で着てたのは光の加減でピンクっぽく見えてただけでたぶんグレー。他にもこの時代に革製のトランクを子供(しかも孤児)が持ってるのがおかしい・・などという、細かい指摘が色々ネットではされていたが、そのような表面的なことは瑣末なことで、どうでもいい。

とにかく、アンを好きになれなかった。その一言に尽きる。

うわあ・・・こんなキャッキャした陽キャだと思ってなかったなあ・・・。と、思わず箸を置いて呟く。横で見てた息子ですら「これがやばいということはいくら俺でもわかる」とのことであった。

アンは確かにうるさいほどのおしゃべりで夢見がちな子ではあるが、あんなふうに子供らしい、明るく騒がしい感じの夢見る夢子ちゃんタイプでは決してない。過酷な境遇によって普通っぽい子供らしさを奪われた子なのだ。想像を繰り広げるのは厳しい現実から逃避するための手段で、どちらかというと物語開始時点では陰キャの部類に入る、だいぶヘンテコな感じの子だったんじゃないかと思う。

よく喋るのと明るいのとは違うよな・・。自分だってよく喋る方ではあるが、決して明るいとか騒がしいとかいうタイプではない。登場人物の台詞などはほぼ原作通りであるにも関わらず、こんなに解釈違い感があるなんて!マシュウがアンを面白い子だと表現しているが、そういう面白いじゃないんだよう。

などと言っていたら「ママめっちゃガチ勢やん」と息子氏がびっくりしていた。当たり前だ、アンがグリーンゲイブルズに来た日からアンの産んだ子が戦死するような時代まで、何回も何回も繰り返し読んだんだぞ。ものすごくよく知ってる子なのだ(と、世界中でいろんな人がそう思ってる)。

ともかく、ガチ勢はみんなこれを見て「この子面白い、変わった子だけどなんか好きになっちゃった」とはならないんだよ。マシュウは一体、この子の何が気に入ったの?

カスバート家からスペンサーさんのところに連れて行かれて、女の子のお手伝いが必要な他の人(意地悪そう)に引き合わされる場面。原作ないし高畑版のアンならば、読者なり視聴者なりはアンを気の毒に思い、どうかマリラが気持ちを変えて連れ帰ってくれるよう願うと思うのだが、今回はまったくそんな気持ちにはならなかった。

なんなら実は、マリラまじでやめとけ・・とちょっと意地悪な気持ちになったくらいである。いくらキリスト教精神に従っても、ここまでわずらわしい子家に連れて帰りたくない。ただただうるさいだけで、品がない。芯がない。Eのついたアン・シャーリーは、うるさいくらいよく喋るのは間違いないが、なんというかもっと・・気位が高くてしゃんとした子なんだよ。

こんなクネクネしてない。少なくても開始時点では、現実の過酷さをいやというほど知っていて、常に怯えている。

曲がりなりにもアン・シャーリーと名の付くものを見て、こんな意地悪な気持ちにさせられると思ってなかった。いい大人なのにこんなしょうもないことで腹を立ててる自分が嫌になるので、もう二度と見ないと思います・・。



☆2025/04/16

ゆうべあれから、ではこのアン・シャーリーなるアニメの優れた点は何かあるだろうか、と考え直した。あの子が好きじゃないからと言って、頭から否定してはいけないものな。

まずは、背景などが美しい。これは大事なことだよな。そして、アン以外の登場人物も皆、表情がとってもデフォルメされていて、幼児にもわかりやすい。魔法少女とかプリキュアとかが好きな年代の女児でも、この場面でマリラやマシュウが何をどう思っているのか、ちゃんとよくわかるだろう。

あのマシュウに、この初回から、色々な表情があるのだ。もっと控えめでもいいと思うが、やはりつかみは大事だからな。今後何回あるのか知らんが、この刺激に溢れた令和の世の中で、初回以降生き残ろうと思うなら、インパクトは大事だ。ターゲットは幼女なのだから。


さて、美容院に白髪染めをしてもらいに行ったはずなのだが、なぜか染めずにパーマをかけて帰ってきた。白髪はまた来週、なんとかしてもらおう。

マツモトさんとキャンドルジュンさんの話になる(二人は同じ村出身の幼馴染み)。だから言ったじゃないですか、すごいいい子なんですよって!とドヤるマツモトさん。もちろん信じてましたよ。

ただピアスがなあ、あんなデカくなけりゃなあ(あれはチベット仏教と関係あるらしい)。

あいかわらず韓国ブームのマツモトさん。日本で手に入るおすすめのお菓子は、海苔を天ぷらみたいに揚げたものらしい。商品名は忘れたが、スカイビルにある韓国ショップで入手できるとのことであった。今度行ったら見てみよう。


ちいかわ焼き当たったんで、わーぽ行かなきゃ。


夜。ピクニックイベントで良いガチャチケットを入手して回しまくったら、パジャマパーティーズが出た。おたすけの先頭に配置したらすごい働いてくれる・・・。ちいポケの話です。



☆2025/04/17

朝からディーラーへ、新車6か月点検をしてもらいに行く。

昨日パーマをかけたばかりなので、24時間はシャンプーできない。しかしボサボサの脂じみた頭で出かけるのは絶対むり!と思って、色々考えた結果、お湯だけ使って流した。いわゆる湯シャンである。なんとなく頭がもったりとしている気がするが、やらないよりはだいぶマシだった。

今年に入ってから、工事してるなあ・・?と前を通るたびに思っていたのだが。ディーラーはリフォームで新しく生まれ変わり、黒を基調としたすっきりと落ち着いた店内になっていた。以前はオープンだったスタッフのデスクとか置いてたスペースが壁で中にしまわれ、だいぶ大幅な改装だ。リニューアル記念だと言って、なぜか中華街のお菓子をくれた。

点検は1時間ほどで問題なく済んだ。待ち時間の間にいつも飲み物を出してくれるのだが、リニューアルに伴い新しいマシンを入れたらしくて、これまでになかったアイスカフェラテがメニューに増えていて、旦那さんはそれを頼んだ。私は普通にアイスコーヒーを頼んだ。

マシンで入れたらしいアイスコーヒーは、口に含むとひいた豆の味がしていい匂いだったが、ちょっと酸味があって苦手な味だった。次からは私もラテにしよう、と思った。何も問題なければ、次は10月だ。


帰宅して、口金に袋部分を詰める。今週も可愛いのができた。いつもよりちょっと数が少ない。



☆2025/04/18

パリで買ったgreenのネイルがすごい良かった、というか自分は気に入ったんで(ツヤ感が少ないので好みは人によると思う)買い足そうとして色々検索してたら、こんなのを見つけた。

【アウトレット70%OFF】 グリーン ナチュラルネイルカラー 70%OFFの1本891円(税込)-SAHARA ONLINE STORE

大人気のヴィーガンネイル70%OFFです! 今なら1会計で 『グリーン ナチュラルネイルカラー』  を5本を購入するごとに1本無料でプレゼントいたします! ※プレゼント品のお色は当店のおまかせで選ばさせて頂きます。 アウトレットセールはキャップの傷などにより 70%OFFとさせて頂きます。 ※傷が無い比較的綺麗なものもありますので、大変お得です! 希望小売価格 ¥2,970(税込)のところ 70%OFFの1本 ¥891(税込)になります。 【訳あり理由】 キャップのスレや傷・ボトルの軽微なすり傷・ 裏面シールの封印帯の切れなどもございます。 ※中身については問題ございません。 ※傷が目立たないもの、目立つもの様々ですが、今回は 比較的綺麗なものが入っています! 大変お得です!! 人気カラーは品薄なのでお早めに!! 使用上影響のない訳あり商品をお買い得に販売します!! 数量限定です!数に限りがございます!早い者勝ちです! ■商品説明■ マニキュリストはパリ生まれ。 プロ専用のネイルケア製品を数多く開発し、ネイリストたちから厚い信頼を得ています。 なかでも「グリーン green」は植物由来のネイルラッカー。有害成分不使用で、自爪にも環境にも優しいラインとなっております。 グリーン ナチュラルネイルカラーは、成分の最大84%が植物由来。 自然の力を最大限に生かした、高品質なマニキュアです。 主成分はジャガイモ、小麦、トウモロコシ、サトウキビといった植物に由来しています。 ココナツオイルとバンブーエキス配合のリッチな処方。活性化成分により保湿性が高く、爪を優しく保護します。 さらに動物実験をしておらず、クルエルティフリー。ヴィーガン認定を受けています。 使いやすいブラシでひと塗りすれば、美しく発色し、色持ちもバツグン! ※お客様がお使いのブラウザや画面設定等により、実際の商品の色と異なって見える場合がございます。予めご了承の上ご注文ください。 ■訳あり(B品)アウトレットセール品についてのご注意■ ①ポイント付与対象外 アウトレットセール品はポイント付与対象外です。すでにお持ちのポイントは使用できます。 ②発送までにお時間を頂いております。 ご注文集中によりアウトレット商品も含め発送までに1~2週間お時間を頂く場合がございます。通常の商品のみのご

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試しに頼んでみたらすぐ届いた。さっそく足指に塗ってみたら、塗った時の感じとか質感がパリで買ったものと似通っていたので、たぶん本物だろう・・。乾くの早かったしな。

安すぎて不安になるが、レビューを見るに半額で買った人もいるみたいだから、徐々に値下がりしてこの価格になったんだろうか。ともかく、思ったより全然あやしくなかったんで貼っときます。ヴィーガンネイルとか乾くの早いやつ探してる人がいたら。


さて、今日は朝からちょっと遠出してみようかと思い、旦那さんと御殿場へ。さわやかハンバーグは諦め、アウトレットに行く前に、以前ともちゃんまこちゃんと行った沼津魚がし鮨に行こうと思ったのだが、改装中でお休み。あららら。

調べたらもうちょっと行った先にまた系列店があったので、そこへ行った。安くて美味しいからかお店は盛況なようで、帰り際には待合スペースで待ってる人がいた。

アウトレットでは色々みたが、ロンハーマンでトップスを一枚買い、他の買い物はしなかった。とらや工房でどら焼きとお茶をいただいて、早めに帰宅。

旦那さんは、とらや工房でセルフサービスのお水を一口飲み、これは異様に美味しいから絶対ただの水道水ではないと断言した。・・・確かに美味しいが、そんなことあるだろうか?

帰りに食器を片付ける際、店員さんに「何か特別な水ですよね」と尋ねる旦那さん。「そうなんですよ、よくお気づきで」と店員さん。井戸水なんですって。目の前の池も全部その井戸水が流れ込んでるそうな。さす旦。



☆2025/04/19

午前中に整骨院へ。土曜の午前中ってこんな混んでるんやな!と驚く。

珍しく綿飴先生が見てくれた。美容院の匂いがしますね!パーマかけましたね!と言われ、私はパーマ臭が好きではないので申し訳なくなったんだけど、綿飴先生は嫌いじゃないらしい。ちょうどパーマをかけたいかけたいと思っているところだったので、羨ましい、私も早く行かなきゃ!とキャッキャしていた。たまに若い女子に当たるといい・・。

パーマのあと首の調子が悪い方に傾きかけていたのだが、一回持ち直し、御殿場まで運転して渋滞を切り抜けて帰ってきたら、また悪くなった。昨夜は首がカッチカチだった。それをしっかり診てもらった。

綿飴先生は今年、3回お花見にチャレンジしたのだけど、3回ともイマイチな感じだったのだそうだ。一度目は友達とピクニックシートなんかを持って新宿御苑に集まったんだけど、まだ全然咲いてなくて木を見ながらご飯を食べたんですよという。二度目は上野公園に行ってみたはいいが、大雨でずっと傘をさした状態で桜を見て回ったらしい。桜は綺麗だったけど。

三度目の正直で満開の直後に大岡川に行ったら、すごく綺麗に咲いていた・・が。「ちょうど前の日までで、屋台もぼんぼりも全部終わっちゃってたんですよう!あんなに綺麗に咲いてたのに!」と盛大に嘆く綿飴先生。最後に桜が綺麗に見られたなら良かったじゃない、と思ったのだが、お祭りの雰囲気を味わいたかったらしい。

わかる、お花見は特別だよな。来年はタイミングがあって、綺麗なの見ながら誰かと美味しいもの食べられるといいわね。若いって、いいなあ!


終わってから元町を歩き、近沢レースへ。下半期のハンカチをいくつか予約した。遠くから来たっぽい人々で賑わっていたのだが、ライラックレースの日傘を持っていたので、使っていただいてありがとうございます!と店員さんからの声がけがあった。「年季が入ってきましたが、愛用してますよ!近所にもファンはいますよ!」とアピールする。

今年も色々日傘が出ていたのだが、なんかリボン柄が入っていて、ちょっと私には若かった。もうちょっと濃色の大人でも使えるのをまた出してくれればいいのに。と思ったが、伝えはしなかった(笑)


そこからぶらぶらと歩いてバーニーズまで。

オンラインで見て可愛いなと思っていたシルバーのブレスレットが、全く長さが足りなかった。私の手首が太めなのか?それとも痩せた人向けのデザインなのか?謎だった。まあ、よほど長さがぴったりでなければ買わなかったけど。だって留め金部分がシンプルなS字フックだったから。めっちゃ気をつけてないと落とすやつやん。

ラスールの新しいピアスが可愛かった。が、買わずに一旦持ち帰って検討とする。

ピースフラワーカフェでマフィンとスコーンを買い、ブラフベーカリーでキャロットケーキを買って帰る。

グレープフルーツのマフィンってどんなんだろうと思ったけど、多分ヨーグルトがちょっと入っていて、すごいさわやかで美味しかった。ルビーグレープフルーツは、見た目も可愛い。


さて、今週も〆である。ここんところなんかモヤッとするなあ・・というようなことを〆の日に書くことが多い。

今週は、母性万能神話が社会において当たり前に機能していた時代のドラマについて。きっかけは「マルモのおきて」を再放送でチラ見したことだった。あれだけ社会現象みたいになってたのに初回放送時は一回も見ないまま終わり、先々週くらいにフジテレビで昼間やってるのを間を飛ばしつつ4〜5回くらい見ただけなのだが・・・お母さんの描かれ方、ちょっとひどくないか?

真面目な人が初産の後ほぼワンオペで(そういう話だったと思う)ちゃんと双子育児しようと思ったら、たとえ数年間でも、心にのしかかる負担は相当なものだろうと思う。せめて一卵性で同じ性別だったりすればと思うが、男女の双子ってことで、体のつくりも個性も全く違う二人をいっぺんに育てるなんて・・・母親を非難してるお前ら、できるもんならやってみろよと思うのだ。病気になって逃げ出してしまったとしても、子どもを「捨てた」と責めるのは違うんじゃないだろうか。

あのドラマの設定に関して検索すると、ほぼ「母親に捨てられた」という書かれ方をしているが、今ならそんな表現するだろうか。

今は当時よりちょっとマシになってる気がする。産後における鬱の発生率とか、育児ノイローゼとかいうことの描き方が、もう少し繊細でなければいけないという世の中になってる。美しい母性でなんでも乗り越えられる、そうでなければ容赦ない非難を受けても仕方ない、そのような風潮がどれだけ若い母親を追い詰めるのかということを、皆考えた方がいい。


そこで今週の「あんぱん」である。戸田菜穂のおばさんと、松嶋菜々子演じるあのお母さんのバッチバチの場面はおそろしかったですね・・ゆきちゃんちびるとこでしたよ。。

あのお母さんのことを皆めっちゃ非難してるが、そこまで酷いだろうか。おばさんのことを皆称賛してるが、そこまで偉いだろうか。正直、どっちもどっちだと私は思う。

医院を継ぐ者がいなくなることで(当のおじさんがそれで構わないと言ってるのに)おばさんがあそこまで狼狽するってことは、跡取りだと思ってるから千尋のことを大切にしてきたわけであって・・・確かに、なさぬ仲の子を2人も育て上げたのは立派だとは思うが、そんな綺麗なもんか?手塩にかけてきた全ての動機が愛情であるとは言い難いんじゃないの?で、それで当たり前だと思うよ、あの時代背景なら。

しかしそれなら、母親のことを「あんな可愛い子おらを捨てるなんて」とか非難がましく言うべきではない。子どもがいなくて家の跡取りが出来ないのは、あの時代では大問題なんだから。あそこに母親がずっといて、この家の跡取りとなる子を産んだ者としてでかい面をしてたら、そっちの方がよっぽど肩身が狭かったんじゃないの。再嫁して出てってくれて良かったじゃない。

そもそも、夫に死なれてないぬくぬくした者に、夫に死なれた者の寄る辺ない立場がわかるわけない。それでもさ、正しい立場から非難する前に、想像くらいしてみればいいんじゃないの。自分は正直、こういう女が一番嫌いだよ。

もちろん、菜々子母さんはだいぶ不躾な人だとは思う。なんでも自分で決めてさっさと出ていくわ、戻ってくるわ、会いにきた嵩を追い返すわ。また帰ってきてお茶の道具勝手に使うわ、子供の将来を勝手に決めようとするわ、やりたい放題である。身勝手で傍若無人。

でも、今のところお為ごかしはしてない。めっちゃ自分に正直なだけだと思う。言われてるほど悪い人でもない。もし彼女がお為ごかしの主張をするなら、いくらだって方法はある。捨てたのではなく、きちんと育ててもらえる安心な場所に、息子のことを思って置いていったのだ。自分がいつまでもそばにいたら、菜穂おばさんの立場もないだろうし。

自分の身の振り方は自分でなんとかできるように、再婚を選んで出ていったのだ。別にすごい非道なことでもなんでもなくて、お花もお琴もお茶もできても女は生計を立てるほど稼げない家父長制のこの時代、ふつうにあった一般的なことだと思う。

そういうわけで、どっちかというと菜々子派なのだが、だあれもそんな人はいない。みんなおばさんのことを褒め、母さんは育児放棄して出てって戻ってきた鬼みたいな女みたいに言ってる。それって、産んだ母親ならいつまでも母親らしくしてろってことだよねえ。そんで、産んでもないのに二人育てたおばさんが、産んでないのに母性を発揮したことを称賛してるわけよねえ。いい加減やめようよ、そういうのを。

状況によって自分ができることをやれば各々やればいいんじゃねえの。お母さんに親心がなかったわけじゃないし、おばさんに親心があったから育てたわけじゃないってことよ。どっちも仕方なかったんじゃないの?過剰に前者を貶め、後者を美化するのはやめてもらいたいね。

どっちがかめっちゃ責められて、どっちかが持ち上げられてるの見ると頭にくる。お母さんの服が派手だとか若い女みたいな装いで下品だとか、それに引き換えおばさんの方は年相応に凛とした装いで素敵だとかさ。どっちも似合ってりゃいいんじゃねえの。好みかどうかもわからん、経済状況も関係あるかもしれないし(若奥様時代のいい着物以降、いい服買えてないのかもよ)。ほんとクソみてえだな、と思って見てる。

ご立派なおばさんと身勝手な母さんではあると思う、確かに。でも、そこまで差があるとは思わない。おばさんの方は旦那が死んでないだけ。揺るがない居場所を当たり前に持ってる者がその立場から、失った持たざる者を糾弾すべきではない。

そして、現時点で母さんはあの家で「私は産んだ、あんたは産めなかった」という、一番相手を傷つける効果的なカードを切ってない。それだけでも、人としてだいぶまともだと思ってる。まあ、来週やその先に使うかもしれんが。あんなに自分に正直なのにまだそれやってないの、奇跡的だものな!

たぶんニノ父さんのことはめっちゃ好きだったんだろうなあ。愛する者に死なれたら心がくじけるよ。それでもなんとか嵩のことは手元で育てようとしたじゃん、一度は。その都度できることとできないことの判断を一人でしてきたんだよな。必死で生きてきた人のことを悪く言うもんじゃないよ、あんまり。

おばさんはおばさんで、こんなに可愛い子おらを・・と言うほど可愛い子たちを、本当は自分で産みたかったろうにね。どこまでいっても産みの母ではないということがきっと歯痒いはずだと思った(でも、あんまり関係ないけどね、本物の親子かどうかに、血縁かどうかは)。


誰もが皆、それぞれの立場での悲しみを背負っている。人間なんてさびしいね。

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