journal 2025-09-④

朝夕に窓を開けてられる気温になると、窓辺に猫が寄ってきます。



☆2025/09/21

この直前におゲロを吐いたので、すっきりした顔のおリサ。すぐ片付けましたよ、ええ。爽やかな初秋の朝です。人もお猫もすごしやすいですね。

完全に趣味に走って作ったがま口、誰も買わないかと思ったら、買ってくれた人たちが!ありがとうございますう。いかにもリバティらしいのが好きって人は、結構いるもんですね。ああ、もう一度行きたし、リバティロンドン、ピカデリーサーカス。欲を言えばホリデーシーズンに。


きょうは特に出かける予定もなかったんだけど、作家の伊藤亜和(アワヨンベ)さんが、大森の本屋さんで本を買うと2階でサインしてくれる会をやってるというので、ちょっと行ってみたくなって、急いで行ってみた。本当にいらした!美しい人であった。

やってきた人と順番にゆる〜くお話しする会だったみたいで、私が本を買ってから2階の部屋に入ったら、その時中にいた人々は帰って行った。

私と、高校の先生をしているという初老の男性と、アワさんの3人になり、なぜか不登校についての話をした。というのも、下の本屋でアワさんの著書以外にビッグイシューも取り扱っており、笑みを浮かべたジェーンスーさんの表紙で、見出しに「不登校は育ち方のひとつ」とか書いてあったので、こりゃ買った方がいいかなと思っていただいてきたのだ。

(それをみて互助会員さんですかと聞いてくれたのだが、スーさんの著作は大好きで持っているが互助会員とかではないです、と言っておいた。そういう層も少ないがいると思う)

男性は教師然とした人だったが、大学生になってから急に息子が大学に行かなくなり、大変な思いをしたらしい。アパートを大学の目の前に借りて、卒業まで一緒に住んで、なんとか解決したとのことであった。当時やはりアトピーがめっちゃひどくなったというので、やっぱりそういう人って一定数いるんだなあと思った。

サインしてくれるときにアワさんが、リクエストしてくれたものの絵を描きます!と言ってくれたので、じゃあバニーガールの絵を描いてくださいと頼んだら、頑張って描いてくれたのだった。そしてバニーガールのお衣装の時の写真を見せてくれた。めっちゃ可愛かった。他にも色々話したが、それはあの時お部屋にいた人たちだけのヒミツとしたい。

次の人たちが来て人が増えたので、少ししておいとました。なんとアワさんは下まで送ってくれた。やさしい。下の本屋さんもいい本屋さんだったし、また新刊が出たら行っちゃいそうである。


そうだ、備考欄で皆様ご心配くださっているので言っておかないと。新天地への引っ越しはもしかしたらあるかもしれませんけど、チェリーハイツ自体が急になくなるということは、たぶんないです。お騒がせしててすいません。あのあとは急に消えたりはしてないんで、当たり障りないことを書いてりゃ消されないだろうと思ってます。

これ以上消されなきゃ契約は更新するつもりなので、引っ越しもしません。消されないよう祈ってください・・・。



☆2025/09/22

朝から接着芯祭り。描いては切り、描いては切っている。可愛いタナローンがたくさん来たので、芯を貼って丈夫に仕上げたい。ラミネートの方がタナローンより高いけど、タナローンに丈夫な芯を貼ると結局それより原価は高くなるのだった・・。

でも可愛いからなあ!可愛いからしょうがないよな!


午後、自民党総裁選の演説会中継をつけて、なんとなく聞き流しながら作業していたら、高市さんの番が来て急に「私は大和の、奈良の女です!」などと切り出し、奈良公園の鹿の心配をし始め、なぜか朗々とお歌を詠みだしたのでびっくりした。そして、そこからどんどん排外主義的な話題や国防の話につなげていったのだった・・。何となくこういう主義主張の人だというのは知っていたが、ああいう感じの演説をするのか。驚いた。

夕方、整骨院へ行き、帰りに駅で旦那さんを拾って帰宅。大阪よりの帰還である。留守の間、おリサが夜中に旦那さんを恋しがってにゃおんにゃおん鳴くので大変だった。


そのあと、ともちゃんとコストコへ行く。

清水尋也が開けた穴を、どの若手俳優なら埋められるだろう・・という話を先日からしているのだが、ともちゃんは前回から引き続き濱尾ノリタカ(あんぱんの岩男)を推している。背が高くひょろりとしていて、昭和の男も似合うからだそうで。まあ言ってることはわからんでもないが、明るすぎると私は思ったのだった。陰と葛藤が欲しいわけよ。

で、数日間考えて、今回わたしが推したのが渡邊圭祐(まどか26歳研修医やってますの元カレ役)である。多少の陰があるじゃん、背も高いし。ともちゃんには「きれいすぎる」と言われたのだが、清水尋也だってめっちゃきれいだと思うぞ・・ああ、かなしい。かなしくなってきちゃった。唯一無二の存在感であった(涙目)。

ところで、大麻をやってみたことがあるという人に、実際どんなものなのか聞いてみたことがある。私は45年間生きてきてお誘いにすらあったことがないのだが、その人は留学経験があり、当時誘われてちょっとやったとのことだった。その方曰く、タバコよりも食品に近い嗜好品みたいな感じの位置づけらしい。最近になって栽培や所持が合法になった国もある(ドイツとかな)。だから気軽に手を出してしまう人がいるんだろう。

チョコレートとかコーヒーとかを焦がしたような甘い香りに、少し刺激臭に近い腐臭のようなものが混ざっていて、人によって好き嫌いが分かれる匂いであるとのこと。その人は、若い頃クセのある香りの煙草(アークロイヤルとか、ゴロワーズとか)が好きでよく吸っていたので、抵抗がなかったのかもしれないと言っていた。

合法の国に住んでいた別の友人は「何とも言えない悪臭としか表現しようがない、とにかく臭いから関わりたくない」と顔を顰めて言っていたので、その臭いが好きな人もいるとは思わなかった。トリップやハイを求めるだけでなく、おいしいと感じる人もいるんだってさ。でも、日本ではやっちゃいけないんだから、やってほしくはなかったなあ(かなしい)。

自分は苦手な臭いですぐ頭痛を起こし嘔吐中枢にくるタイプの人間なので、いくら使うと楽しくなれる物だとしても、おそらく死ぬまで無縁だと思うが・・。経験したことのある人から話を聞いて、海外に行くような若者なら割とはまりがちな落とし穴なんだということはわかった(とってもかなしい)。もう帰ってこないのかなあ。いい俳優だったのに。



☆2025/09/23

図書館で借りてきた林真理子の「奇跡」を読んでいる。新刊の時に何かの書評欄に紹介があって、へえ、と思ったが、そのまま通り過ぎてこれまで手に取らなかった本。

なぜ今になって借りに行ったかというと、楽天マガジンで今月号のギンザを読んだからだ。「あの人のスタイルに欠かせないもの」という特集ページに、大切な人から譲り受けたジャケットという見出しの下の片岡千之助を見つけた。育ての父でもある写真家が着ていたというアレキサンダーマックイーンの格子縞の上着を、ぴったりと着こなしていた。

歌舞伎の人なのに写真家に育てられたってことは、書評で見たあの小説の梨園の妻だった人の、息子がこの子なのか。そうか。たしか大河ドラマに出てたな、去年。この子か・・。

どういった事情でそうなったのかは知らないが、上着が彼の体にしっくりと馴染んでいたことと、写真の隣の記事の内容がとても自然で愛着に溢れたものだったので、興味が湧いたのだ。なぜあの書評にあったような複雑な事情があったにもかかわらず、この子はこんなに健やかな印象なのだろうかと。

「奇跡」は、著者が当時そこまで親しくなかった幼稚園のママ友と、卒園してだいぶ経ってから近しく付き合うようになり、大恋愛の顛末を聞いてまとめたものらしい。意識せずに借りたのだが、私たぶんそういうの好きなんだろうな。なんとなく近しく感じた。


そういえば、昨日整骨院に行った時、八村先生と林家ペー・パー子夫妻の話をした。あのお歳であんなことになってお気の毒に、猫たちを亡くして・・と、もちろん火事の話ですよ。

ともちゃんともその話をしたのだが、我々はペーパー師匠を生で見たことがあるのだった。たしかGR8ESTの時だったと思うが、ドームで席に着いたら開演ちょっと前に周りがざわついたので、そっちの方に目をやったら、スタンドの前の方の席にピンク色のご夫婦がいたのよね。いつも皆いろんな色の服を着てカラフルな会場なのだが、ピンクの人はあまりいないので(まあそうよね)めっちゃ目立ってた。そうでなくても目立つだろうとは思うが。

あのドームコンサートの感動を共有した仲間なのだ。火事で可愛がっていた猫を4匹も亡くされたと聞いたら、やっぱりちょっとシュンとなるんですよね・・。などと、うつ伏せで八村先生に話していたら「アッたぶん僕も同じ日ドーム入ってました!」という。なんだ、君もか。

「そういえば帰り道、水道橋の駅向かうときにいたんですよ。どんな人混みの中でもわかるすごいピンク色でした・・」とのこと。なるほど。たしかにね。失火って本当に怖いねえ、気をつけようねえ。ね、元気出して欲しいですよね・・。などと話したのだった。エイターはきっとこのことに心を痛めている。何かいいことがありますように、ご夫婦に。せつなすぎる。



☆2025/09/24

新しいがま口をお店に追加しました。

出たばかりの新しいネオンのシリーズから、ファーガスネオンのくし形横長がま口。お花だけがネオンで、ほかは従来のファーガスの感じですね。このシリーズ、何となく全体にラメが入ってるんで、濃色のほうは少しキラキラします。ネオンピンクかわいいね。

こっちはネイビーに青い鹿、ネオングリーンの花。以前からもあった配色のものに雰囲気が似てるけど、ネオンがちょっと入ると感じが変わりますねえ。

上の二つは、数が少ないです。2個ずつしかないんで、気になったらお早めに。そうだ、この幅広の大きい口金、前回のものの途中で古いストックがなくなって、今回から完全に新しいものになったんで、お値段がちょっと上がります。すいません。

あ、上のファーガスと似たような配色!ネオングリーン入りのオスカーです。中は淡〜いセージグリーンのコットン生地です。めがねポーチに仕立てました。

色違いのグレーにはネオンピンクが入ってます。内側には濃いピンクを持ってきました。多少秋冬らしい感じが出て、いい感じだと思ってます。


そんなネオンの新作でした。よかったらお店に見にきてください!


清水尋也が釈放された。ファンも何人か見にきてたね。女と住んでて一緒に捕まったというファン側にとってはかなり残酷な報道があったにもかかわらず、こうやって湾岸署まで駆けつけるほど好きな人もまだいるのだ。せつない。しっかり反省してほしい。

暗い人が好きなんだねゆきちゃんは!(高橋一生)と、以前とも家でまこちゃんに言われたことを思い出す。その時は否定したと思うのだが、そうなのかもしれんとダークスーツに身を包み頭を下げる清水尋也を見て思ったのであった。陰はあったほうがいい。美しかった。

・・・まこちゃんの好きな小泉孝太郎は、さっき明るくムロツヨシと旅をしていたな。弟なのに進次郎の方が老けて見えるから、芸能界より政界の方がストレスが多いんだなあと思うわ、というまこちゃんの言葉がリフレインする毎日である。総裁選のあれこれで見ない日はない。


そういえばおとといコストコに行ったときに、アワヨンベのアワさんに会いに行った話をともちゃんにしたのだった。そしたら「ちょうど今日その人のインタビュー記事読んだよ、LEEのウェブに載ってたよ。パパを結婚式に呼ぶか迷ってたよ」という。なんだ!もうLEE読者に発見されかかっているじゃないか。本当に美しい人だったから、時々モデルとして登場してくれればいいのに。そしたらまたLEEをちゃんと読むんだけどなあ。



☆2025/09/25

午前中にジムへ行った。書かないが時々行っている、昨日も行った。3km歩くだけなのだが、何もしないと足が萎えるのでなあ。一応やらないよりマシだと思ってやっている。

ところで、ジムに入会して一年ほどになるが、パウダースペースに並んでるドライヤーが2回かわっている。最初行った時はリファの結構大きめのやつだったのだが、少しずつ櫛の歯が欠けるように減っていき、普通に銭湯とかにあるような感じのやつに置き換わっていった。春には半分以上リファじゃなくなってたように思う。だから、リファはきっと壊れやすいんだなと思っていたのだった。

そして、梅雨から夏にかけて少しジムをサボっている間に、いつの間にかまた全部リファに変わっていた。今度は小型の、榮倉奈々ちゃんがCMで使ってるやつ(たぶん。もしかしたら型落ちかもしれんが)。細くて軽いから頼りない感じがするのだが、見た目に反してまあまあよく乾くので、気に入っている。

さて、いつ壊れるだろうか?また予備に置き換わるのかな。


午後、息子氏が先生とzoomで二者面談をしているのを、隣の部屋でなんとなく聞いていた。

完全にその日暮らしで、将来に対して未だ何のビジョンもわいてなさそうな息子氏だが、進学について具体的に考えて行動するようにせっつかれて、たじたじとしているふうだった。向こうも商売なので(?)系列の通信大学への進学を毎回めっちゃ勧められるのだが、本人はあまり前向きではないらしい。

まあ、好きにしたらいいと思う。大学や専門に行きたくなったら行けばいいし、働きたきゃそうすればいい。でもたぶん、そういう(あまりやる気のない)姿勢の家は少ないと思うし、だからこそ先生も色々言ってくれるのだろう。それはありがたいことではあるが、うちは子どもは息子氏ひとりだけだし、ギャンブル依存や桁違いの浪費癖をつけなきゃ、細々とならどうにかやっていけるだろう。

心さえ壊れなければ、あとはどうにかなる。我々両親が死ぬまでに転んでくれれば、立ち直る手助けはできる。そうやっていつか丈夫になってくれと祈るしかない。どうにかなるやろ、たぶん。

・・どうしてほしいのだろう、私は。息子氏に。

そんなに賢くはないかもしれんが、今スレッズやXで話題になってる「身内の不幸」も「無言の帰宅」も正確に理解していた(もちろんアレクサンドラ構文も)から、たぶんそれほど読解力等に問題があるわけでもない。が、本当に素直で心の綺麗な甘えんぼうの子なので(これは本当)、一回は外に出て、多少悪いやつに騙されて痛い目に合う経験をして学んだりはしてきて欲しいなあ。我々がどうにか助けてやれるうちに。

気の毒だが、息子氏に弟や妹を作ってやれなかったし、我々の身に何かあったときに絶対に裏切らず力になってくれるだろうと信じられる人間もいない。だから、他人に流されず自分の力で資産を管理できる人間にはなって欲しいと思ってる。

私が死んでから息子氏が信じた人に裏切られ身ぐるみ剥がされて野垂れ死にするような想像をして眠れない日がある。騙そうとするやつや何かを掠め取ろうとしてくる奴は、そもそも悪い奴の顔をしていない。だいたい優しそうないい顔で近づいてくるし、わかりやすい悪意を持ってるわけでもないのだ。

などと、まだ来もしない、影すら見せない外敵に対して殺気だって牙を剥いている。これでは産後の野生動物と変わらない。いつまで産後を引きずるつもりなんだろう。笑える。

さて、この先どうなることやら。なるべく二人同時に事故で死ぬようなことは避けたい、といつも旦那さんと話している。

 100年生きるって言われても〜、明日の〜ことは分かりません♫ という、綾瀬はるかのニッセイのCMソングを聞くたびに内心恐れ慄いている。だから、なんとかなるやろのお面を貼り付けている。



☆2025/09/26

朝から生地を切る。さあ縫製しようと思ったのだが、きのう寝不足だったせいか、昼食の後頭が痛くなり、ちょっと横になって眠る。回復したんで、ゆるゆるとまち針を打ったりしている。短時間の睡眠でもばかにならないもんだ。

ところで、昨日は夕方整骨院に行き、帰りに元町に寄った。チャーミングセールもだいぶ終わりに差し掛かり、近沢レースの行列も10メートル足らずになっていた。たぶんもう何にも残ってないからだろう。しかし、地元民の我々は知っている。トゥモローランドだけは、セール期間の水曜や木曜にお買い得品を追加投入するのだ!

ってことで、何かいいもの入ってないかなと見に行ったらば、去年か一昨年かに店頭で撫でてうっとりとした、ギャルリーヴィーのニットガウンがだいぶ安くなってるのを発見。ウール100%なのだが半袖の上から羽織っても全くチクチクせず、あったかい。今日入ってきたとのこと。初日にはなかったものな。

数ブロック離れた旧デプレの方のアーカイブ店舗で半額になってたマルニのマフラーとだいぶ迷ったが(値段は同じくらいだった)、たぶんニットガウンの方が日々使うだろうと思って、結局そっちをいただくことに。同じ店舗内に入ってたら、抱き合わせでさらに10%オフの文言に乗せられてうっかり両方買ってしまったかもしれない。よかった、別々で・・などと胸を撫で下ろしつつ帰宅したのであった。

マフラーも可愛かったです、モヘア毛がつきそうだけど。も、もう見に行かないようにする・・・。


夜、息子氏がドラム練習してる間に、マークイズをふらふら。ガチャガチャが何十台も(いや、100台以上あるよな)並んだような店で、うっかり青雲のボイスチャームガチャを回してしまう。何だか陰気なパッケージで喪中感ある茶色の箱がでた。。

青か紫がよかったのにい、などと思いながらボタンを押すと、ショートバージョンの青雲ソングが流れたので、こりゃいいものを入手した!とがぜん嬉しくなる。しかし急に流れ出すと公共交通機関や映画館等で迷惑なので、電池部分の絶縁体をそっと戻したのだった。

mofusandの海の生物にゃんマスコットとだいぶ迷ったが、たぶん青雲の方が日々使うだろうと思って、結局そっちを選んだ(おいおい、おかしなこと言ってるぞ)。


夕方、息子氏を散髪に送っていったあと、近くのスーパーへ。息子氏がちびまる子ちゃんのパッケージの鍋用ラーメンを食べたいというので、あればいいなと思って麺コーナーに走ったのだが、麺の棚の前に見知った顔が。お嬢様のお財布のお母様、ケイトちゃんである。クリスマスイブにZARAで会って以来だった。

お互いの近況など話し込む。前回会ったときに息子氏の話をし、海外に行ってみてはという話になったのを思い出し、あのあとヨーロッパにちょっと行ってみたと話す。「セブンのおにぎりがない国では暮らせなさそうだった」「よかったじゃんそのことが早めにわかって」「ほんまそう」などというやりとりがあった。

ケイトちゃんは巨大な集合住宅に住んでいるので、幼稚園の頃いっしょだった子たちの家族と、今もしっかり付き合いがある。我々とは違い、ずっと大きなコミュニティに属しているので、何でもよく知っている。周りの同い年の子たちがいま入試関連の願書を出したり推薦で進路を決めたりしている話を聞くと、正直あーあと思わないことはないのだが、まあ人それぞれだ。

ところで、我々が一緒だった時代にめちゃめちゃ苦手としていた、図々しい系のお母さんがいた。いわゆる要注意人物の一人で、しつこく物を貸してくれと頼んできたり、借りてなかなか返さなかったり、買い物を頼んでおいて端数を払わなかったりするので、あまり評判がよくなかった。

(何かの制作で我が家に呼ばざるを得なかった時、ミシンのそばに常備した糸切り用の、先が尖ったよく切れる小さい刺繍用ハサミのカバーをわざわざ外し、それで勝手に画用紙を切っていたのでびっくりした。気に入ってる高いやつだったが、やはりその後切れ味が悪くなったので、今もちょっと根に持っている。そこからなるべく関わらないようにしていたのだ。)

今もケイトちゃんに会うと必ずその人の最新のありえへん話になるので、大きいコミュニティに属しているとストレスもあれこれありそうだなあ・・といつも思うのだが。そこんちのお父さんが突然亡くなったらしい。まだ若いのに、気の毒な話である。感じの良い人ではなかったが、夫を亡くしたとなるともう悪くは言えないね、となんとなくシュンとしたのだった。

ともかく、葬儀に参列したので、久々の人たちと顔を合わせたらしい。いろんな家がある。息子氏と同じようにちょっと寄り道してる感じの子も、休んで歩き始めた子もいるようだ。お母さんたちも色々で、仮面でもうまく行ってる家もあれば、つまみ食いがバレて離婚になった家もあるっぽかった。子どもにとって何が幸せかなんてわからんなあ、と思った。

よその家と比べるわけではないが、そういうのを考えると我が家は平和な方である。それぞれの困難があり、やり過ごし方や乗り越え方も人それぞれだ。

またゆっくり話そう、と言って別れたのだった。

なぜか、元気のないときにバッタリとよく会うケイトちゃんなのだった。さっき、去年会ったときにどんな様子だったかなと思ってjournalを読み返したら、どうやら精神状態は最悪だった!

結局、その店にはちびまる子ちゃんの鍋用ラーメンはなかった。また探しに行くとしよう。



☆2025/09/27

こうやって毎日あったことのなかから、特に心にとまったことを抜粋してjournalをつけているので、去年はどうだったのかなどを振り返ってみることができる。もちろん、特段思い出すことがなければ振り返らないのだが、昨日みたいに半年以上ぶりに友達と遭遇したような時は、前回どうだったかなとページをくって確かめられるのだった。

人は、どんな大きい衝撃を食らっても、そこからどんどん慣れていく。そしてそれが日常へと溶け込んでいくものなのだった。BPM(ぼくパパママ。最近、この三人編成を勝手にそう呼んでいる)の引きこもり3人暮らしも一年以上になるが、急性期を経てだいぶこの状態に慣れてきているなあ、と記録を振り返るとわかる。

一昨日くらいだったと思うが、冷凍庫の中に娘の遺体を遺棄して20年間そのままにしといた75歳の母親が、逮捕されたというニュースがあった。なぜそうなったのかの全てについては一旦おいといて、よくもまあそんな長いことその状態に耐えられたなあ、ということに驚嘆した。自分なら冷凍庫に隠した家族の遺体とそのまま家で暮らしていたら、20年どころか20日で正気を失うだろうと思ったのだ。

だが、もしかしたら人間って、どんなとんでもないことにも慣れて日常化して、正気のまま生きていけるようにできているのかもしれん。冷凍庫の話は極端すぎてあまりリアリティはないけど、ちょっとそう思った。まあ、他人から見たらじゅうぶん狂気ではあるのだが。


夜。夕飯はとろとろ豚大根煮(片栗粉でとろみつけただけです)、ホソヤのしゅうまい、ショートパスタサラダ、きゅうりスティック(昼の残り)。煮物の美味しい季節です。お鍋のあとしゃぶ肉が余ると作るこの大根煮、息子氏には不評だけど、旦那さんは好きなのだった。

ご飯の後、昼からずっとポッピングシャワー食べたいと言ってる息子氏をつれて、デイリーヤマザキへ。デイリーには売ってるんだよね、サーティーワンアイスが。土曜の夜、中華街も山下町も結構人がいるのだった。何かあったのかな、芸術劇場で。


深夜。最近はもう、本当に大事な人たちに対しては、いろんなことを出し惜しみしないと決めている。あるものをないとは言わないし、できることをできないとか言わない。出せるものは出す。良いとか賢いとか可愛いと思ったら、すぐ褒め讃える。手放しに。

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