怒りをこめてふり返るわ


前々回「次回投稿からは通常営業に戻る」と書いて、週末ふつうに贈り物のがま口など投稿していたのだけど、いきなりまた湿っぽい話に戻っちゃうわよ。




ともちゃん家がなくなる。

なくなるんですよ。あの素敵なおうちが。

古くからともちゃんのブログやインスタを追ってる読者の人、きっとここにも見に来てくれてると思うんですけど、あの独特で素敵なおうちが、皆を呼んで美味しいものをふるまってくれたあの部屋が、もうあとひと月もしたら、この世からきれいさっぱり消え去ってしまうのだ。あとかたもなしに。誰も死んでないのに。

いや誰も死んでなくたって、これは小さな死なのだ。わたしにとっては。


そんなことあっていいのか。わたしは怒っている。ずっとずっと怒っている。数年前、彼女のとことん無責任な元旦那が、子ども達と彼女を置いてふらっと出て行ってしまってから、ずっと怒っている。近頃ではそれはいくぶん静かな怒りに変わったが、以前はもっともっと、燃え盛る火のように怒っていた。ハタで見ているほうが腹がたつもんで、ともちゃんは途中から他人事のようだった。

しかし、当時は本当にひどかった。


どれくらいひどかったのか、ダイジェストで振り返るぜ!


とつぜん仕事やめる→ 娘たちを傷つけ、妻に暴言を吐いて出ていく→ よその女1の家にころがりこむ→ 女に金をださせてお店をひらき、ママとマスターに→ お店の内装や料理が完全にとも家の劣化コピーで全員どんびき→ 入れ替わりにとも家にモク君くる→ よその女2(店に出入りしてた自称ミュージシャン)とできちゃう→ よその女1、店から追い出されて激おこ→ よその女2がSNSでラブラブアピールしだす→ 娘たちお店のサイト経由でそれを発見し不安定な感じに→ だんだん店の経営あやしくなり女1と出資金のことで揉め出す→ よその女2、雪の中でギターをかき鳴らすアー写をプロフ写真に→ とつぜん家にへんな女からでんわ→ 怖くなって溜まってたカード請求書やらを開ける→ 家族で行った思い出のキャンプ場(雪)で女2と過ごしたことが判明→ いつの間にか家から寝袋とキャンプ用品消えてたし→ さらに娘達のアルバムを作ったワンコイン写真製本を利用し女2との旅写真を・・→ 娘たち怒る、女2の出演日に店に乗り込むも追い返される→ よその女1から家電あり妻呼び出される →ル◯アールで対決 


まだまだ色々あるが、もうやめとこうか・・なんかクズすぎて涙出てきた。

横線を引いたらまろやかになるかと思ったが。当事者でない私が見てるだけでもこれだけあるのだ。ともかく、このクッソダサい波状攻撃を、ともちゃんは見事耐えて乗り切ったのである。ちなみに心配だったから、ル◯アールにはわたしもついて行った。




店を潰して離婚した後もほとんど連絡には応じず、自分に子が2人もいることなどまるで忘れたかのようだ。公的機関のちゃんとした大人(裁判所)に呼び出されたり怒られた時だけしおらしくして、普段は休みごとに楽器を抱えて女と関東一円を回っているらしい。

(先ほど久々に女のブログを見たが、歌を通して夢をあたえいろんな人を笑顔にするお手伝いをしたいとのことであった。そうかそうかそうか・・・そうきたか。内心激おこだが、ここにリンクを貼るのは勘弁してやろう)

どこに迷惑をかけようが知らんが、ともちゃんと娘と猫たちに迷惑をかけるのだけは許せん・・と思っていたら、案の定もう家を手放すことにするという。

そーだそーだ、さっぱりしたらいい。


全部終わったことだ。あの家がなくなれば、今度こそ全部終わる。


それでも、こっちは忘れられない。よかったことのひとつひとつを。


戸棚にならんだとっておきのムーミンマグたちの中から、好きなものを選ばせてもらって、おいしいコーヒーを入れてもらったこと。

台所から聞こえるキリンのケトルの、沸騰をお知らせする鳴き声。

彩り豊かなテーブルコーディネイト。大皿に載ったおいしい唐揚げ。可愛い手作りのパンやケーキ!そうそう、私の誕生日にサプライズでケーキを用意してくれたこともあった。美味しかったなあ。

お酒を飲んでソファーで居眠りしてしまったこともあった。

一緒にイケアで買った照明。天井からぶらさがる可愛いドライフラワー達。

寒くなってきた頃に、北の友達から届いたヤドリギ。

大人の素敵な友達から贈られたらしい、壁にかかったタペストリー。

キラキラした思い出がたくさんあって、棚からあふれてこぼれ落ちてきそうだ。

白いロフトベッドで作った、JKの秘密基地。一生懸命バイトして買ったらしい楽器。

いつもぬいぐるみに混じってどこかにネコが潜んでいる、奥のこどもべや。たくさんの可愛いお洋服。嬢の発表会の白い楽譜がのった電子ピアノ。

ママサンタが奮発して買ったボンポワンのスノードーム。ガラスのペーパーウェイト。背の高いドレスの形の花瓶。へんな妖精やらうさぎやらネコやらに混じって、クリスタル型の透明な関ジャニ∞のペンライトもあったな。


(あのおしゃれな部屋にエイトのグッズがあることに顔をしかめる人もいたが、私はすごいと思う。あの窮状から女3人を救ったんだから。ヨコは正義の味方だ。ヒーローだ)


あそこに執着しているのは周りだけで、きっと本人たちはもう、リセットして新しい暮らしに移ることを前向きにとらえているのだ。ちょっと寂しいなとは思ってるかもしれないけど。

ああ、あんなにすべてが素敵なのに、どうしてとどめておけないのだろう。人の心は変わり、猫は私達より先に歳をとって、小さかった子たちも蛹から蝶に変わっていく。そして書いても書いても、どんどん良さが零れ落ちていって、ぜんぜん伝わらない。


だから私が代わりに泣く。泣く・・・!!


まだあそこに行っていない人、行ったことあるけどまた行きたいと思ってる人、今のうちに遊びに行って欲しい。なくなっちゃうんだもの。かなしすぎる。


いろいろ処分するのに、今月末にガレージセールをやるらしいです。誰か行って!たぶん娘ちゃんの可愛い服とか雑貨とかあるし、お茶くらい出してくれると思うから!(涙)これ見て来てくれるって人がいたら、ゆきちゃん駅まで愛車で送迎するから!言ってください!!




いつだって前向き!

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