本日満開となりました。綺麗に咲いてくれた!
これが今日現在。
3日前が・・・
こんな感じだった。一気にぐんぐん伸びるもんで、びっくりした。
白と青の球根ミックスを6こ通販で買い、年末に冷蔵庫に入れ、1月下旬に取り出して栽培ガラスに移したの。で、ずっとバルコニーで育ててた。時々水を替えて・・・。
一個だけ、芽も根も出ないのがあった。息子氏は全部育つと思っていたもんで、いつまでも悲しそうにしている。とりあえず植木鉢に入れたけど、たぶんだめだろうな。
他の全部に蕾がついて、見て見て!と呼んでも、鉢のほうばかり見ている。息子氏にはそういうところがあるのだ。
何かの拍子で揺れたり、おりさにニャンされたりした時に倒れないように、瓶を寄せ集めて野田琺瑯のたらいに入れておいた。持ち手が付いているので、水を替えるのに室内に持ち込む際も便利だ。
何年選手かな、もう8〜9年経つな。だいぶ琺瑯に年季が入ってきた。ずっと役に立ってくれている。
次の子たちも控えている。順に室内に入れよう。長く楽しませてくれそうだ。
2つ付いてるのを発見した。
育たなかった子の分だと思うことにしよう。・・・花になら、そういうことを言ってもいいと思う。人には絶対に言わないように、思うことすらしないように、している。
・・・・・・・・
さて、週末販売予定のがま口たちをご紹介。
最近は売れちゃった後の投稿が多いから、たまには真面目にお知らせを!
まずは印鑑ケース。今回は口金がゴールド色です。
今回、ハンコ入れの口金にゴールドを使ってみようと思って、朱肉ストラップの金属部も金色で揃えてみました。ちょっと材料費が上がったけど、まずまずの仕上がりです(前回販売分のシルバー口金のものよりちょっとだけお値段も上がってます)。
柄はぜんぶジェニーズリボンズ。ところどころに金色のプリントが入っている、超可愛いやつです。
がま口工房を始めてから何年も経つんですが、毎回使うたびに「再販を」とお問い合わせが来る生地がある…。それが、この一番上のブルーベリー色のきらめきリボンズなのです。
そういうわけで、どう考えてもこのa色が一番人気だろうと思うので、これだけ他より多めに用意しました。 でも、bもcも可愛い。ピンクや赤でも意外と甘すぎないのは、ゴールドで品が良くなってるのと、ベージュやグレーっぽい色がところどころに配置されてるからかなと思うの。特別感があります。
工房にある印鑑ケース材の在庫は、とりあえずこれが最後です。来年はやるかどうかわかりません(世の脱ハンコの勢いによります)。
では次。こちらは久々の登場!!碁石玉のカードケースです。
やっぱり碁石玉のひねりは可愛いなあ。でも、ちょっと高いんですよ、この口金。
それと、当工房のがま口の中で一、二をあらそうくらい手の込んだ品なので、一個にかける工程が多いのです。その分自信作です!
今回もめっちゃかわいく仕上がりましたよ。インスタの方にはもっとたくさん写真載せてるんで、気になったらクリックして飛んでください。
柄とかの細部までよくわかるのを載せています。ちなみにチェリーライプという柄。われわれハイツ住民も大好物のさくらんぼです。わたしは黄色い方が好きなのだけど、ピンクの方も捨てがたい。ミントグリーンとの取り合わせがたまらーん!
地模様に細かいドットが入ってるのもおっしゃれー。早春の雰囲気にぴったり。
さて、最後のこちらも、早春ならではの清潔感漂う柄です。
ハイランドメドウ。ホワイトとスモーキーブルーの2色です。
じつは正直に言うと、年々「これなら使いたい、ぜったい仕入れよう」と思える材料が減ってきているんです。リバティのブームが落ち着いてきたからかもしれないけど、まずラミネートをかけて売ってる柄の絶対数が少なくなった。
その少ない中から、これはと思うものだけを少しだけ選ぶのだけど、今回の柄はこれはぜったい欲しいと思ったやつなのです。で、しばらく前に久々にC&Sの店頭に行った時に、ともちゃんがこれのタナローンの白を手にとって、超可愛い〜!とおっしゃったのである。
もうこれは、間違いなく可愛いってことです。
去年は確かプリマヴェーラだったと思うけど、春になると、こういうさっぱりした清潔感のある柄の生地を使って、絵のよくわかる、余白の多いポーチを作りたくなるんですよね。
そうだ・・この時プリマヴェーラと一緒に、「お嬢様のお財布」もお店に出したんだった!今回の販売が終わったら、3月はまた「お嬢様のお財布」を作ろう。
つくりたいものいっぱいです。
そんなわけで、週末お店をオープンすべく、今お店の用意をしております。
よろしかったらご覧ください。
・・・・・・・・
*今週の押しピン*
脳内の壁に刺さった瑣末な話題やささやかな出来事についてのメモです。
・コクーンでマシーンの話
そしてオマーンの話(見た人にしかわからない)。まったく、あの後からテレビやニュースなんかでオマーンという国名を聞くたびに変な気持ちになるぞ。
さておき、わたしがマシーン日記を見にいったのは、もう2週間の前の話。軽くインスタに書いたのだけど・・・あれは一体何だったのだろう。不条理と理不尽の連続なのに、終わった後の爽快感がものすごかったぜ!
あれは、ぱっと見異常で変態で頭のおかしい危険人物っぽい感じの主人公が、実は一番まともで弱くてとことんかわいそうなやつだった・・という話なのだけど。
その主人公の弱さ、いじましさ、可哀想さ加減がラストが近づくにつれて愛しくなってきて、最終的には音楽や踊りやなんかの効果で舞台と観客がひとつになり、最終的に皆で恍惚状態になって矮小な主人公を愛でるという・・・なにか、たいへんいやーな構造の作品なのだ。
みんな大変に素晴らしい役者さんだったと思うが、とにかくそういう内容なので。主人公が皆で愛でるに値する愛らしさを持ったヨコだからこそ、そしてそれ目当てで来ている観客が多いからこその、独特の相乗効果みたいなものがあるなと感じたのであった・・・。金髪に真っ白い肌のヨコは美しかった。アルビノっぽい感じにしたかったのかもしれん。
いやー、なんとも言えんすごい体験をしたぞ。(そして、おかわりマシーンを昨日見に行ったともちゃんは、それに加えて、さらにもっとすごい体験をしたのだそうだ。貴重な経験だな!)
去年、チケットが取れたのにマルの舞台が中止になったのは今思い出しても大変ショックだったが、今回はちゃんと見に行けた。おかげで、少し気持ちが立ち直ったというか・・希望が持てた。
・さようなら塩だれの話
春めいてきたのでトマトの塩だれサラダが食べたくなって、しばらく切らしていた塩だれを買いにベイクォーターの茅乃舎に行ったら、廃盤になっていた。
それだけのために車で行ったので、駐車代だけ無駄に払って帰るはめに。情けない。
品切れだったらまた何度でも買いに出直すけども、もう終売だとのことなので、幻の味となってしまった。長らく愛用していたのに・・・。
悲しいが、いつまでも悲しんではいられない。新たなる塩だれを探す旅に出ねば。
・空目と勘違いとツッコミの話
息子氏、数日前にテーブルの上に置いてあったこのパッケージを見て
「雪にゃんこって何!?どんなお菓子よ」と、ひどい空目をしていた。「よく見てみな」
そして昨日の夕食時、「ともちゃんは今日は、Bunkamuraのとこでヨコの舞台の2回目みてるんだよ」という話をしたら、「えっ、村!?どんな田舎だよ!」と激しくツッコミを入れてきた。「それはな・・たぶん、文化人がそこに集うという意味で付けられた施設名なのだ」
どうやら、本人としてはツッコミ気質のつもりのようである。しかし、実際はとんでもない天然ボケなのだ。
さて、そんな息子氏と一緒に、テレビのニュースでアキタフーズの話題を見ていた。去年の現金授受疑惑に次いで、今回は会食接待問題がトピックに上がっていたんだけども。今回も息子氏はダイナミックなツッコミを入れた。
「アキフターズって何だよ!」と、完全に「ドリフターズ」の発音で言ったのだった・・。
・卵にまつわる葛藤の話
ともかく、息子氏に「違う。アキタフーズだ。秋田さんがやっている養鶏の会社だよ・・」と訂正したのだが。
息子氏、ヨーケイがなんなのかピンとこなかったようなので、
「養うに鶏って書いて、養鶏場だよ!あんたの大好きなあの卵を、たくさん生産してる会社なの。小さく仕切られたとこにニワトリをいっぱい詰めて、前には餌のレーン、後ろには産み落とされた卵を受けるレーンがあってな」
などと、私のイメージする一般的な養鶏場の話をした。
すると息子氏、ショックだったらしく「ええっ、そんなかわいそうな方法で・・・」と顔を曇らせてしまったのだ。ううっ。ドリフ的なものだと思わせておけばよかったかしら・・・。
いや、何と言ってももう中学生である。現実を教えることは大事だ。尊い命をあれこれといただいて、我々は生きているのだから。
「卵の栄養がいかに人類にとって貴重であるか」とか、「流通においての価格バランスで致し方ないことなのだ」とか、そういう話もしたのだが、その後もしばらく落ち込んでいた。
あなたのお弁当に入れている卵焼きは、卵を2個使うから、ママがスーパーで買う値段でいうと、だいたい30円。でも、卵焼きをお惣菜売り場で買ったら、30円よりもっと高いよ。加工賃がかかるから。だいたい人を介すると、そこでお金が上乗せされるものなの。
卵1個は、15円くらいでお店に並んでいる。で、たぶんスーパーが養鶏場から仕入れる際にはもっと安い値段なの。利益を出さないといけないからね。養鶏の人は、卵の値段を抑えるためにいろいろな努力をした結果、この方法に落ち着いている。もちろん、閉じ込められないで元気に地面で暮らしてる鳥が産んだ卵だけを売っている会社もあるよ。
でも、そういう卵は多分、一個の値段が数倍になっちゃうよね。それだとみんな買わないから、結局さっき言った方法になっちゃうんだと思う。
「おれ感謝して食べるわ」と最後には言っていた。「そうじゃない方法がそのうち見つかるといいんだけど」と。
もしかしたら、見つかるかもよ。
だって、ママが若い頃や、そのもっと前には、動物の毛皮を剥いで作ったようなコートを着てる人がもっとたくさんいたんだもん。でも今は、そうでない人工のファーを使って作ろうっていう人が、一流のデザイナーさんにもたくさんいる。残酷なことだからやめようって誰かが言い出して、それに共感する人がたくさんいたからなんだよ。
・・・そんな話を、つらつらとしたのだった。
何か、心に残ってくれただろうか。トラウマじゃなきゃいいんだけど。卵食べるたびに、悲しいいやな気持ちにならなきゃいいんだけど。
天然ボケだけども、意外と繊細なところのある、私のだいじな息子。いつまでも子どもでいてほしいけど、そういうわけにもいかないのだ。いつかは、丈夫な心を持った青年に成長してほしいと心から願っている。そう育てたいといつも思ってはいるのだが・・未熟な自分はいつも迷うばかりだ。
・
0コメント