氷と熊

関東地方ではひどい長雨も脱し、降雨コールド・ノーゲーム・順延等を経てなんとか復活した夏の風物詩・高校野球を見ながら、がま口を作る毎日に戻っています。・・散々だな、球児達も。

雨で大変な中、がま口のお代を払いに金融機関まで足を運んでくださったお客様がた。ご足労いただき誠にありがとうございました。無事にがま口達がお手元まで到着しているといいのですが。

湿気の日々に続いて猛暑が戻ってきたので、今日は身体が参りかけてる感じがします。昼間暑いキッチンでカレーを仕込んでいたら疲れてしまったらしく、出来上がったはいいが自分は食べず、夕方からぐったりと寝込んでた。

平野紫耀くんや美少年達がたくさん出る、24時間テレビのドラマを見てやろうと思っていたのに!ラスト10分しかまともに観れんかった。とほほ。

さて、毎年食べに行っているもの。去年は無理だったけど、今年は食べられた。

埜庵のかき氷。

鵠沼海岸のお店では、密になるし死ぬほど待ち時間が発生するってんで(たぶん)今年は夏のあいだ藤沢駅前のさいか屋に出店してるそうな。まあ、ちょっと待ったけど、横浜高島屋に来た年よりはマシだった気がする。

とはいえ、前から今年こそ行こうと思って計画していたわけではなくて。前の日に、長雨の貴重な晴れ間にちょっと下山して商店街に行ったら、レース屋にかき氷ハンカチが入荷してたんですよ。

超かわいくないですか。たまらん。即ともちゃんにLINEしたよね。

そんで、長いことかき氷食べに行ってないなあ・・と思って。埜庵やってんのかなと思って調べたら、感染を避けるために、さいか屋に開店していると。で、翌日ちょうど(ざっくり)そっち方面に、ともちゃんの用事があったのだ。

もともとは用事が済んだらコストコに買出しに行く予定だったんだけど、いろんな条件が重なったもんで、ならコストコ行く前にかき氷寄っちゃおうぜ!という話が急遽まとまったのだった。

出張店なりにいろんな氷があったけど、やはりずっと食べたかったイチゴを。

とろ〜り練乳。これよこれ。あっさりイチゴを半分食べたところで、穴を開けて練乳をかける!2段階の楽しみがある。

そんで、さすがにお腹が冷たくなってきたところで、紙コップにあったかいほうじ茶を入れてきた。終盤はそれを飲みながら交互に食べるの。鵠沼のお店に置いてあるポットも、ちゃんと一緒に出張してた。ありがたい〜。

あー美味しかった。お腹いっぱいになってしまった!ほぼ水だというのに。

その日は夕立みたいな雨が何回か降ってたけど、ちょうど藤沢を出た時には少し晴れてきたので、せっかく夏なんだし車から海くらい見たっていいだろうと思い、海側を通って朝比奈峠から横浜に戻ることにした。

思った通りちょっと渋滞していたけど、海を見ながらトロトロ進めたので、楽しかった。風が強くて、高波の間を果敢に攻めてるサーファーがちらほらいた。スラムダンクが好きな人が必ず写真を撮る例の踏切では、案の定写真を撮っている人がいた。平たいプリンスホテルに泊まってみたいという話をしたりした。

湘南は、割といつも通りだった。

駐車場は軒並み閉鎖してたけど、数少ない車止めていいようなとこに山ほど人が集まったりしていた。夏休みだろうに、学生らしき子たちもちらほら歩いていて、こんな街で学生時代を過ごせるなんてそれだけで勝ち組だよなーとちょっと羨ましく思った。いいよな!

「君が好きだーと!叫びーたい!」って歌うよね(笑)もしくは「江ノ島が見えてきた、俺の家も近い」かどっちかだな。お約束。

ただかき氷を食べに行っただけだったが、旅気分を楽しめたので良かった。

鎌倉を避け、ハイランドを抜けて朝比奈峠から金沢区に入り、コストコに寄った。

ともちゃんは、嬢のために大きなくまを買った。とっても大きなやつだ。

思ったよりもお手頃価格だなと思った。

嬢が頭を、私が足を抱え、原住民にさらわれる探検者のスタイルで、横にしたくまを運んだ。数組の家族連れとすれ違う際、もれなく子供達の注目を浴びたので、その都度「いいでしょう?」と言った。こんな風に羨望の的になれる機会などなかなかない。満喫させてもらった。

「熊を運ぶ」って小説ありそうじゃない?ジョン・アーヴィング作・村上春樹訳みたいな。・・・ちょっと違うな。


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 *今週の押しピン* 

 脳内の壁に刺さった瑣末な話題やささやかな出来事についてのメモです。 


 ・ストールマニアはどこへ行ったの話

「ストールマニアのブログ」なるアメブロがあったのを、ご存知の方はいらっしゃるだろうか。

私はあのブログが大変好きだったのだが、今年も参考にさせてもらおうと思い、覗いてみたらなんとブログがログも含めて全て消え去っていた・・・。主にAWだけど、密かに更新を楽しみにしていたのに。一体、マニアさんの身に何があったのだろう。一切交流はなかったが、勝手に親近感を持っていたので、胸にぽっかりと穴が開いたようだ。

とてもいいブログだった。ジョンストンズ、ジョシュアエリス、スロー、アソースメレ・・次のシーズンにどんな別注がどこのブランドから出るとか、実際見たらこういう質感だったとか、そういう情報をすべて網羅した、優秀なマニアのブログであった。シーズン終わりには、どこどこのサイトではついに値引率がこれくらいになった!というようなお知らせまでしてくれた。

多分こんなところは見てくれないだろうけど、万が一もしこのブログに何かでたどり着くことがあったら、帰ってきてほしいと切に祈っていることをお伝えしたい。

カムバック・・!ストールマニアさーーーん!!(涙目)


・ハイネックの形が変わった話

ギャルリーヴィーの話です。ファインウールのシリーズね。

今まで予約ってしたことないんだけど、今年はちょっとチェックしてみようかなと思って見てみたら、なんと去年まで折り返しだったハイネックが、短めの立ち襟に変わっていた。

こりゃどんな形だか、収まりがどうなのか、実際に着てみないとわからない。というわけで、予約はとりあえず見送ることにした。

色は、赤みのブラウンが気になっている。クルーネックでもいいな。


・サラメシを見てちょっと泣いた話

TOKYO2020を支える人たちのサラメシ特集でした。

中でも、特に心に残ったのは、パラ水泳の視覚障害スイマーの、タッパーの人の話。

タッパーって、タップする人のことです。見えないとプールの壁に激突しちゃうから、長い棒(その人は釣竿を改造してると言ってた)の先に柔らかいボールをくっつけたようなものを、プールサイドからのばし、頭をトンと叩いてお知らせするんですよ。

その、タイミングがすごく難しいんだそうで。激突が怖いと途端にひるんでタイムが落ちてしまうので、タッパーは重要な役目。選手とは長い付き合いで、もともとは盲学校の先生と生徒として出会ったんだという。中学生だった彼に、やってみるかと誘って育て始めたそうな。

リオ五輪では、彼は4つメダルを取ったらしいのだけど、どれも銀や銅だったので、次こそ金メダルを獲らせてやりたいと言っていた。曰く、「表彰台に上がっても、国旗が上がっても、彼はその景色を見ることができない。メダルをかけてもらっても、色がわからないから、なかなか実感することが難しい。だから、金をとって君が代を聴かせたい」とのこと。

なんというか・・ものすごく説得力のあるコメントで、思わずグッときてしまった。宝物だと言っていたけれど、本当に彼を大切に思っているのだなと。頑張ってほしい。

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