ロシアの牛、アフリカの象

夏の終わりは、家にこもって作業に手を動かしながら、高校野球ばかり見ている。

BS朝日で甲子園中継を見ていると、間にJA全農のCMがめっちゃ入るのだった。

このラップのシリーズが好きで、いつも楽しみにしている。

今年放送されてたのは、SDGsをテーマに地域農業の重要性や農業の価値を訴えているらしい。

このラップのやつと、卓球の石川佳純選手が全国の特産物の中から家族への贈り物として焼肉セットを選ぶCMか、普通に県の農作物を紹介する感じの穏やかなやつか、スポーツ小学生チビリンピックの紹介か。BS朝日の中継は大体そのJA全農の一社提供である。決勝は違うCMも入ってたなあ。

ともかく、土曜にワクチンの一本目が取れていたので、それまでは体調を整えるのに家でおとなしくしようと。せっかく取れた機会なので逃したくはない。


本当は、夏の初め頃に張り切って予約を取って楽しみにしていた、ケサランパサランの眉デザインに行くはずだったのだけども。そごう館内の感染が増えてきたので、ビビってキャンセルしてしまった。眉デザインとなると、買い物に寄るのとかとはわけが違うからなあ・・。

また予約を取りなおすとなると、どれくらい先になるんだろ。とほほ。まあ、眉がボサボサでも前髪があるし、特に大きな問題はない。

前回、費用対効果の話を書いたが、コロナ前は料金内でメイクアップアドバイスや似合う色の提案なんかもやっていたらしいけど、コロナ後は眉以外のそれらをほぼ省略しているらしいんで(どの程度かは知らんが)それこそ今行くのはもったいない気もする。


さておき、話が行ったり来たりしたが、今年は母校・智辯和歌山の当たり年だった。

土曜、よりによって準決勝の第一試合がワクチンとかぶったので、3回裏まで見て接種場所の地区センターに出向き、緊張しつつ腕になにがしかを注入され、家に帰って7回からまた見た。

午後は奈良の試合も見た。実は初出場の京都国際が勢いあって強いんじゃないかと思っていたので、密かに心配していたのだけど、こっちもしっかり勝ちを収めた。

そういうわけで、決勝はなんと夢の好カードですよ。

真っ赤!

こんなことってあるんだなあ・・と思った。生きてるうちはないと思ってた(笑)だってそもそも、最近は奈良も和歌山も他に強豪校があるし、どっちかしか出場しない年があるもの。

首尾よく出られたとして、そっから組み合わせ抽選でうまいこと反対側の島に組み込まれないと、決勝までのどこかで当たる。それも運良くたまたま分かれたとして、順調に勝ち上がらないと、決勝で当たることはないわけで。しかも出場校の多い夏だぞ。

楽しみの少ないこの夏だけど、最後にいいものを見せてもらった。ありがとう!

実はワクチンの後、夕方から夜にかけて、頭痛と微熱が続いてちょっとしんどかったので(一回目から腕以外が痛くなるとは聞いてないぞ!)、腕が痛くても楽しめることがあって、たいへんありがたかった。

結果は和歌山の優勝だったけども、奈良も強かった。

ってか、奈良が勝つんじゃないかと思ってたよね。和歌山は、抽選で二回戦からだったのに不戦勝もあって三回戦からだったから、この夏ずっと見てきたのは、奈良の方だったし。横浜や、あの明徳義塾や、京都国際に勝って上がってきたんだもの。日本航空のヴァデルナ君から7点も取ったんだぜ!

決勝は、なんとなく相性の問題だったんじゃないかという気もする。まあ、母校が優勝したんだから、素直に喜んでおこう。おめでとう智辯和歌山、おめでとう中谷監督(実は同級生)。


・・・・・・・・ 

 *今週の押しピン* 

脳内の壁に刺さった瑣末な話題やささやかな出来事についてのメモです。 


・ワクチン一回目の小話

さて、左腕が痛くて上がらないと、他の家事にはさして問題はないが、フライパンをうまく振れないということがわかった。特にパスタの仕上げなど、重くて地獄である。まだという人がいたら、翌日の昼食はフライパンのアオリが必要ないメニューを選んでください。

あと、まったく阿呆なことに、梅干しの3日目をワクチン接種の当日に被らせてしまった。これは単に考えなしである。毎年ちょっと遅めではあるのだが、今年も結局この時期になってしまった。

去年引っ越してからバルコニーがルーフ付きになったので、今年はどこに干そうか・・と迷ってるうちに、長雨になってしまったのだ。木曜の朝、さーて次はいつが天気悪いんだろう、それまでに干しちゃおうと週間天気を見てみたら、日曜は曇りだという。

ゲッと思い、とっさに駐車場の後ろに干そうと決め、その日から広げ始めた。木、金、と干して、あっ明日ワクチンじゃないか・・・と気付いた時は、自分の無計画を呪ったよね。

結局、ワクチン前に干し始めて、夕方旦那さんに傍で瓶を持ってもらって取り込み、無事終了。今年も超酸っぱくできました。

そういえば今日、旦那さんと午前中ぼんやりテレビを見ていて、サンジャポのスタジオで爆笑問題が、ワクチン接種を担当してるという先生から現場の話を聞いていたのだけど。ハキハキした感じのロングヘアの女医さんで、何か見たことがあるなと思ったら、前の日にワクチン接種前の問診ブースで見たお医者さんその人であった。

話を聞いてると横浜だというし、間違いないわ!と叫んだら、旦那さんも何か見覚えがあるなと思っていたとのこと。どうやら同じ人だったらしい。世間って狭いわね(そうでもないか)。


・実はスカパラの曲だったという話

母校の応援曲は、なんというか昔から独特であまり他にないようなものが多かった。とはいえ、この20年ほどの間に常連校となり、もはや名物と化して、母校の発祥なのに他校に広まったようなものもある。それがアフリカンシンフォニー。

当時は応援団長がアフリカンマーチ!とコールしていたけども、曲名はシンフォニーの方が本当らしい。当時そう有名でもなかったこの曲を、吹奏楽部の先生が応援用に編曲したのだが、それが全国に普及して、今では各校でいろんなアレンジがされている。

当時はうちしかやらなかったので、普及し始めた頃は変なところに余計なアレンジが入ったのを聞くたびに違和感があったが、さすがにもう慣れた。アフリカの風景を想像させるような、雄大な感じの曲だ。象がいっぱいいそう。

さて、もう一曲、当時から今に至るまで、序盤(2回かな)に必ず演奏される定番の曲がある。それがラシアンカウボーイ。アフリカンよりテンポがだいぶ早く軽快で、曲名の通り、ロシア民謡によくある感じの、多少の物悲しさがある短調の曲なの。当時は球場で演奏しながら(誰でもできるような、タンバリン等騒がしい系の小さい鳴り物を担当してた年があったのだ)、ロシアにも牛って結構いるのかしら・・カウボーイはやっぱりアメリカのとは違う感じの衣装なのかしら・・なんて、ぼんやり考えていた。アホだ。ご存知の通り、牛は大体、全世界どの地域にもいる。

てっきりロシア民謡が元かと思っていたら、ちょっと前に、なんとスカパラの曲だったと知った。

作曲もスカパラの人なので、もちろんロシア人ではない。

あの吹奏楽の先生、相当ハイセンスだったんだなあと今にして思う。

シロクマ、エルクンバンチェロ、魔曲ジョックロックなんかは、当時はまだなかった。

確か自分が2年か3年の時にコパカバーナがレパートリーに追加され、こんなラテンミュージックを応援曲に使うなんて斬新だなと思ったものだ。シャンシャン!とタンバリンで合いの手を入れていた。球場が明るく盛り上がるので、楽しくて好きな曲だった。

ロシアのカウボーイがどんな服装なのかについては、未だに謎のままだ。


・Eがついたアンの話

ワクチンのあと頭痛と微熱が出たので、梅干しを取り込んだ後は、鎮痛剤を飲んでぐうぐう寝ていた。起きたらとっくに旦那さんも息子氏もご飯を食べて布団に入っていた。

多少頭がすっきりしていたので、テレビをつけてみたら、BSでやってた「THIS IS IT」が終わるところだった。

ああまた見逃したか、と思う。あの映画が放送されている時、大体半分は見逃す。もうMan In The Mirrorのくだりだった。

しかし、地上波の方では、前から楽しみにしてたこれの再放送が始まっていた。 

アンという名の少女

「名前はアン。つづりの最後にEがつくと思って呼んで。Eがつくほうが立派に見えるから」 おしゃべり好きで、想像力豊かなやせっぽちの赤毛の少女アンは楽しいことを見つける天才。年老いた姉弟の養子となった孤児のアンが、いろんな悩みを抱えながらも、まっすぐに立ち向かい成長していく姿を描く。原作は、世界中で愛されているモンゴメリの不朽の名作『赤毛のアン』。 19世紀後半のカナダ。自然あふれるプリンス・エドワード島に、やせっぽちでそばかすだらけの赤毛の女の子アンがやってくる。孤児のアンは、「グリーン・ゲイブルズ」と呼ばれる家に住む年配の姉弟マリラとマシューの養子になると決まって大喜びだったが、実は2人が望んでいたのは男の子だったと知ってがっかり。でも、なんとか無事に家族として一緒に暮らせることになり、村で初めての親友ができたり、学校に通ったりして、いろんな経験を重ねて成長していく。おしゃべり好きで想像力豊かなアンは、いつも自分の心にまっすぐで、どんなにつらいことがあってもくじけない。そんなアンと出会い、村の人たちも少しずつ変わっていく。 原題:Anne with an “E” 制作:2017年 カナダ © 2017 Northwood Anne Inc. Marvin Moore © 2017 Northwood Anne Inc. 【登場人物】※詳しい説明は画像をクリック/タップ

アンという名の少女 - NHK


冷凍のそばなど温めて食べながら、Eがついたアンの話を見始めた。もちろん録画はしていたのだけど、とりあえず放送してるのを見る。

良い良いとは聞いていたけど、確かに良さそう。で、同時に、原作ファンからの評価が分かれるというのもなんとなくわかるような気がした。改変がすごい。でも、私は好きになれそうな気がする。

まず、何と言ってもキャストが素晴らしい。アンのあの絶妙にみすぼらしく、かつ将来魅力的に成長しそうな感じ・・ダイアナの、かわいいけど凡庸な感じ。頑なだが徐々に人らしさを見せていくマリラ、今回は兄ではなく弟だというマシュウの朴訥で思いやりある佇まい。

当時の風景や建物なんかの感じをしっかり作りこんでて、そこもいい。漠然と脳内にあったものを映像で目の前に出される、あの贅沢な感じを久々に味わってます。

そんで何より、原作では(多分)はっきりと書かれてないけど、実際はこうだっただろうなという、孤児であるアンに対する皆の冷遇のさまがすごい。持つ者たちの、持たざる者への、高慢と偏見が。

モンゴメリが今生きててこれを見たとしても、わりと好きなんじゃないかと思うな。あくまで4回まで見た感じだけども。

そもそもネトフリ勢やNHK初放送時にしっかり見た人にとっては、何を今更・・という話題でした。


・今週作ったがま口の話

小さいのもいいかなと思って、タナローンにこつこつ芯を貼って作ってました。

柄は「ダンテズ・パラダイス」。

鳥が可愛いです。どの個体にも、可愛い鳥が一匹は入るように配置して切りました。

内側は、淡い色のブロードを。外側が結構鮮やかな色使いなので、中身はまろやかにしてもいいかなと。どれも派手すぎず、3色ともいい感じ。

えっと、がま口を買ってくださる方、LEEから引き続きここを読んでくれてる人が結構いらっしゃるみたいで、楽しみにしてくださってて、本当にありがとうございます。家にこもってると更新が増える方なんですが、ゆるゆると続けていけたらと思っております。 

ご注文の際の備考欄とか、何かのお知らせのついでとかに、そういうことをちょこっとメッセージに付け加えてくださる人がわりといらして、心に余裕のないときはお返事できなかったりもするんですが、いつも嬉しいです。

殺伐とした世の中ですが、お客様がたの日々を支えるご愛用のお品となりますよう、いつも工房よりお祈りしております。これからもよろしくお願いいたします!


(追記・お店に追加しました。)

☆クレジット決済不可☆ リバティプリントの小さな洋ナシ型ポーチ(ダンテズパラダイス)

※この商品は、クレジット決済不可商品です。ご注文の場合は銀行振込を選択していただければと思います。 ※お申し込み時にクレジット決済を選択された場合でも、自動注文確認メールは送信されますが、後にご注文はお取り消しさせていただきます。くれぐれもご注意ください。 小さなサイズの薄型ポーチです。 表布はタナローンに丈夫な芯を貼ったもの、内布には外布の柄に合わせた色のブロードを使い、しなやかに仕上げました。 アクセサリー、イヤホン、リップクリーム、目薬、コイン、鍵、マニキュアなどが入る大きさです(写真9、10枚目は同型別素材品の使用例)。 おおよそのサイズは、縦13cm×横12.5cm(一番広いところ)。口金の幅は8.5cmです。 レターパックライト(370円)での発送になります。複数個の場合は厚さ3cmまでの範囲で同梱もできますので、ご相談ください。 ご注文が1点のみの場合に限り定形外郵便(140円)へのご変更も承りますので、ご希望の方は、注文の際にその旨備考欄にお書きください。一度に複数個ご注文の場合は、レターパックライトをご利用くださいませ。 上記のような場合、storesから自動送信される受注確認メールの後に、改めて変更後の送料を工房よりご連絡させていただきます。その際、送料変更のお知らせより先にご入金いただいても、送料が足りない場合は差額をいただきますので、ご了承くださいませ。 ☆★ご注文後すぐに発送準備に移らせていただいておりますので、おまとめや定形外へのご変更希望はお早めにおしらせくださいませ。また、ご注文のキャンセル・お品の変更などはご遠慮いただいております。次回よりご注文をお断りさせていただくことがございます。 ☆★よく検品しておりますが、口金に最初から付いている小さい傷等につきましては、何卒ご容赦ください。 ※以下の場合、ご注文をやむなくキャンセルさせていただくことがございますので、ご注意ください! (1)迷惑メール設定等の関係で、storesからの自動送信メールがお届けできなかった場合 (2)ご注文の際に、郵便番号やご住所、番地、お電話番号等に空欄や不備がある場合

☆クレジット決済不可☆ リバティプリントの小さな洋ナシ型ポーチ(ダンテズパラダイス)

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