これを食べておかねば、というもの。レントのコーヒーゼリー。
ともちゃんと私の間では、もはや夏の終わりの恒例行事となっている。
今年は、ちょうどみえちゃんに納品物(がま口)があったので、どこかで受け渡しをしましょうという話になり、じゃあレントに行こうという話に。元町は他の繁華街よりも人流が落ち着いていて、それもいいなということで。
キャラメルプリンも入ってます。美味しかった〜〜。
ここのところ、秋はどんながま口を作ろうかなとちょっと悩んでました。新しいお客様ががま口屋に来てくれるには、どんなものを作ったら良いのだろう・・?という相談を振ったら、それぞれの意見をくれて、布とか流行とかの話になり、短いながら大変たのしい時間でした。
「初めての人は、お化粧ポーチとしてつかえそうな、大きめのサイズが欲しいのではないか?」という結論になった。それから「何が心に刺さるかはその人によって違うので、いろんな布で作ってみては」というご意見もあった。
そして心強かったのは、多少の流行り廃りはあれども、「結局可愛いものは何年たっても可愛い」という話。どの生地も、過去のどこかの時点で自分が可愛いと思って仕入れた材料なわけで、どこかの誰かがきっと共感してくれるはず。・・・・少数かもしれんけど。
というわけで、次回は私がずっと変わらずに好きなものを選んで、お化粧品もたくさん入るすっきりポーチのLサイズに仕立ててお出しします。その中でも、空気のきれいな秋冬にふさわしいものを。
でも自分しか好きじゃないかもしれないから、きっと売れ行きはゆっくりだろうな。ひとつひとつに偏愛の理由があるのだけども、一般受けするかどうかは、並べてみないとわからない!
ワクチン二回目を10日後に控えているので、9月の販売は、もしかしたらこの1回だけになるかもしれないなあ・・。まあ、ゆるゆるとやります。
という話をともちゃんにしたら、「その偏愛ポイントを書いたら売れそう」というアドバイスが来たので、ここからは次回販売物の偏愛解説をさせていただきまーす!
まずはフェリシテから。
フェリシテは、本当に定番中の定番だけあって、ここに至るまでに、いろんな色が出てます。がま口屋を始めたばかりの頃は、C&Sから出てたあずきミルクみたいな色がとにかく流行っていて、今に至るまでずっと、あの配色のものは人気があるみたい。毎年春先になると、入園入学用に出てきます。
最近、この手の定番の柄を淡〜い色合いで別注するのが流行っているらしくて、この柄もどこかの布屋さんからペールカラーのが出てました。よく売れているようだけど、私が一番好きなフェリシテはこれ!写真が下手なんだけど、ブルーグリーンの部分も萌黄色の部分も、実際はもう少しだけ鮮やかです。
ペールカラーがよく売れるのは、たぶんベビー服やこども服に仕立てるためだと思うけど。この配色は、大人のフェリシテという感じ。
そんなに古い生地でもなくて、売り出した時には結構よく売れてたと思うのだけど、もうどこでも見かけなくなっちゃった。水色のはまだ売ってるのになあ。
次はロッセリー。
このブルーの配色のロッセリー、大好きでワンピースに仕立てて、冬によく着てたなあ!黄色いカーディガンと合わせると超可愛かった。帰省の時に大阪の友達と行った、冬の芦屋川店を思い出します。芦屋川もう何年も行ってないな。
偏愛ポイントは、ぱっと見はネイビーパープルの印象が強いんだけど、よく見ると実はいろんな色が入っているところです。セージグリーンやグレイッシュパープルの作る濃淡がたまらない。
リバティの王様・ベッツィ。
ベッツィも本当にいろんな色のがあります。幼児用から大人用まで、縮小もあれば拡大もあり、鮮やかなの、シックなもの・・・柄が小さすぎるのよりは、私は大きめのが好みです。
この配色のは、基本ベージュとグレーの濃淡で構成されてるんですが、ところどころに入ってるくすんだグレイッシュグリーンが偏愛ポイントです。
葉っぱ部分のモカベージュもいい仕事してる。このモカベージュのおかげで、グレーばかりでも陰気にならないというか・・大人の可愛さみたいなものを醸し出してる気がする。いいベッツィ。
実は昔からある配色(まだコーティングがつやつやビニールだった頃から)だと思うけど、たまにしか出てこないので、欲しいと思った時に急に手に入るものでもないのでした。
鉄板人気のスリーピングローズ。
言わずと知れた皆川さんのスリーピングローズ。の中で、自分が一番好きなのは定番の、チャコールグレー一色のやつです。次に好きなのがこれ、アメジスト。サーモンピンクと迷うなあ!でも僅差でアメジスト。写真の色が悪いけど、本当はもうちょっと紫色が濃いです。
偏愛ポイントは、葉っぱ部分の描線一本一本がくっきり見えて、かぶせた緑色と相まって、本当の葉っぱみたいに見えるところかな。きっちり並んでて、でも機械的ではなくて、ほんとうのバラを手作業で並べたみたいな美しさがある。
次も日本人デザイナーのリバティですね。大好きなヨシエ。
渡邉良重さんのリバティ。オードリーやタルティンのお菓子に行列を作っている若い女の子たちは、もはやこのリバティを知らないのでは・・・いい絵本の中に入り込んだみたいな、独特の世界観。タンポポとクローバーの草原に、いろんな動物がいます。蝶、フクロウ、鹿、白鳥・・
これはグレージュです。はっきりした色が多いんだけど、こういう淡い色は、ところどころに入る差し色が効いてて好き。
特にこの、赤いとこが好き。偏愛ポイントは、ガラスみたいに透ける差し色ってことですかね。
定番中の定番、カペル。
こちらもグレージュ。カペル好き勢っているんですよね(ともちゃんがそうだ)。地の色、描線、白の3色だけしか使ってない潔さに惹かれる。
明るいカラーは、描線がはっきり見えるのがいいところ。紺とか黒とかのも大好きだけど、描線が見えず、ぱっと見白抜きに見える。
どっちもそれぞれの良さがあるけど、秋はやっぱりラテ色かなと思った。美味しそう(?)。
だいぶ終わりに近づいてきました。次はウィルトシャー。
とにかく実の柄が大好き勢もいる(みえちゃんがそうだ)。この配色は、明るいネイビーにパープルの濃淡で実がついてて、ハーブっぽい色合いの枝と葉っぱ。地の色が白か黒のものが多い中、思い切ったなと思う。そこが偏愛ポイントかも。シルバーの口金と合わせた時の清潔感といったらない。
配色によってめちゃめちゃ印象の変わる柄だけど、これも最近はペールカラーのが流行ってるようです。どれも可愛いなと思うけど、秋冬に自分で使うなら、迷わずこれだなと思いました。いや、どうだろ・・黒地に赤いのとかもめっちゃかわいからな・・・!!
などと、自分で言いながら迷ってしまう。真冬なら、赤いのもいいな。でも、暑さが一段落して、少しつめたい透明な空気が窓から入ってくる季節には、絶対これです。
最後はソープ。
ソープ、初めて買ったリバティの服がハグオーワーのソープ柄だったせいか、いつでもときめくんですよ。こうやって引きで見ると、白いところがクリーンでめっちゃ清潔感。
高原に行きたくなる(今は行けないので余計に)。
白いところがすごく白く見えるのってすてきだと思う。
口金の色は全てシルバー、内布も合わせました。
こんな感じ。
でかめの香水瓶やパウダーから、文房具、老眼鏡まで何でも入る形なので、プレゼントにもおすすめ・・と言いたいけど、はたして敬老の日とか、シルバーウィークまでに発送できるだろうか?謎です。
ちなみに自分は、この形のポーチを枕元に置いて、スマイル40目薬と、棒状のカタツムリかっさを入れてます。寝る前に使うものをガサッとまとめて・・
ご注文お待ちしてます。まだ店に並べてもいないのに!
【追記】お店に並べました!(9/11)
・・・・・・・・
意外と偏愛話が長くなったので、今週の押しピンはダイジェストで。
・今季一番いい服を着ているのはパズ泥の話
・モネの内田くんは絶対零度の天才高校生の話
・続・サラメシを見てちょっと泣いた話
・FODでシャーロックをチラチラ見た話
・桐谷健太の変わらなさの話
・できればサインはしたくなかった話
・猫のおやつが送られてきた話
・10月の改編で突然関ジャニ∞のラジオがはじまってほしい話(願望)
・牛タンスライスの血抜き地獄の話
・正四角柱の卵焼きの話
次回、この中のどれかをお届けします(予定)。
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