さて日曜、東京ドーム2日目。
前回も書いた通り、この日はともちゃんはJKの嬢と参加するので、私は一般発売でとった席に、おひとり様で参加することに。
嬢、前日は彼氏と制服でディスニーシーに行ってたらしく、青春を目一杯ご満喫中の様子。昨日はミッキー、今日は関ジャニ∞なんて超いいじゃん!後ろから仲良し親子を激写。相変わらずおしゃれ親子である。
おっ気づいた!
この日はともちゃん、HYKEの黒ボアの中にPheetaの白いUA別注ブラウスをお召しでした。他は全部黒で統一。毎回言ってるけど黒いいなあ。オレンジはちょっと気恥ずかしいのです。
私はというと、
この日は、舞台などのおとなしいイベントに参加する際にいつも着ている、ENFOLDのニットダブルサテンコンビドレスというのを着てました。全体は上品な紺のサテン素材で、袖と前身頃だけがオレンジブラウンという・・主張が少ないやつです。結構いいお値段だったからか、着心地は抜群。
それに、一昨年くらいにuncraveのセールで買ったロングダッフルコートを羽織って、バッグはSTATE OF ESCAPEの、ジッパーで口が閉まるタイプのミニショルダー。ダークオレンジです。前日、うっかり口がちゃんと閉まらないタイプのショルダーで来てしまい、ちょっと後悔したので、この日はこれにしました。
そういうわけで、今回はともちゃん達とゲートの前でお別れ。私はセブンイレブンで発券した際に40ゲートだったので、もう2階席であることはほぼ確定していたのだけども、できれば見やすくてお手洗いとか行きやすい席だといいなあ・・くらいの希望は持ってました。だってお腹壊しやすいんだもの。
それが、ゲートで発券してみて、さすがに驚いた。アリーナから振り返って見上げた時に、スコアボードの左端の角の真下にあたる場所。本当に天井も天井、えげつないくらい階段を登らされたところにある、一番後ろの席なの。
間違いなくステージから一番遠い席・・なのはまあ構わないけども、見え方どうこうよりも、途中お腹こわしたらどうしようかって思ったよね。
で、通路から3番目の席だったのだけど、着いてみたら、もう隣の通路側2席が埋まっている。すいませんと言って入れてもらおうとして、2人とも子どもだということに気づいた。どうやら姉弟のようだ。高校生くらいのお姉ちゃんと、小学生の弟くんだ。
弟くんの隣に座ることになり、ごめんな〜!入れてね〜!と言ったら、元気に返事をしてくれた。どうやらいい子達だ。どっから来たん?と尋ねたら、釧路!という。「えっほんまに!?それは、遠いところからきたなあ!」
すると、なぜかふたりとも、ちょっとキラキラした目でこっちをみてくる。「あの、今日はどこから・・?もしかして・・」と尋ねられて、ピンときた。「ああ、住んでるのは横浜やけど、大阪出身なんですよ〜」と関西弁で答えたら、すごーく嬉しそう。
どうやら、釧路には関西人はめったにいないらしい。ふたりとも、生で関西弁をしゃべる一般人に会ったのは初めてなんだって!テレビとかDVDでだけ見たことのある関西人。本当にいるんだ、「〜〜やけど」とか「やで〜」って言うんだ!と喜んでいる。
自分は人見知りだけど、相手の期待にはできるだけ応えたいタチなので(その場限りのサービス精神があるのだ)、これはもう今回は、この子らのために、明るく楽しい関西人おばちゃんeighterの役をやりきろうではないか!と決心したのであった。
さて、この時点で開演1時間半前。チケットに書いてあった入場時間が早かったので、待ち時間がやたら長いのだ。釧路姉弟は私よりさらに前、開演2時間前に入ったらしく、すでに弟くんのテンションはマックスであった。お姉ちゃんは高3、弟くんは小3と少し歳が離れている。弟くんはなんと今回が念願の初参加で、お姉ちゃんの円盤類を一緒に見ていてファンになり、ようやく親御さんの許可が出たので、お姉ちゃんに連れてきてもらったようだ。
この席だとわかってからの2時間はさぞ長いだろうな・・と思いながら、LINEを開いてみると、何とともちゃんと嬢はアリーナを引き当てたらしい!すごいな!!自分の位置を返信する。
だいぶ距離があるなあと思いながら、下界を見下ろしてみる。弟君が怪訝そうにしている。
「おばちゃんの友達と娘ちゃんがな、今あの辺におるみたいやねん。アリーナやって!ええなあ〜」「えっ!!いいなあ!ううう〜〜代わってほしいい〜〜〜〜!!」「ほんまやなあ」
こっち見えるやろか、と言ってペンライトをオレンジに光らせ、その場で振っていると、おれもやる!と言って一緒にオレンジにして、お姉ちゃんも一緒に振ってくれた。見えるかなー。
弟くんは相当羨ましそう。安田くんのファンなので、近くで見たかったんだそうだ。
弟「すっごい高い乗り物に乗るとか、天井からぶら下がるとかしてくれたらいいのになあ。ヤスくん、こっち見てくれないよねえ」私「あー、昔は気球乗ったりしてたなあ・・・」姉「ですよね」
「でもな、ヤスくんは、君が会いたくて会いたくて遠くからはるばるここに来たの、ちゃんとわかってるで。どこに座ってても、あの人らはどこに自分のファンがおるんかちゃんとわかってるし、全員に届くように全力で歌ったり踊ったりしてくれるから。でも、どうしてもこっち向いてほしいんやったら、呼んでみたらええよ。届くかもしれんで」
前日にでっかい声で「ヨコー!」って呼んだ男性がいたって話をしたら、真剣な目で弟くん、おれやってみようかな・・・とすっかりその気になっている。お姉ちゃん「呼んでもいいけど、タイミングに気をつけてね」とアドバイス。どれくらいの声かな・・と考え始める弟くん。
お姉ちゃんはツアーグッズのパーカーにオレンジ色のパンツを履いていたので、マルのファンだなとすぐわかった。「お姉ちゃんは、マルのどんなとこが好きなん」「面白いところと、踊ったり歌ったりするときの真剣でかっこいい感じのギャップですね」「そうか、そうやなあ!わかるわあ!」などと盛り上がるわれわれ。
「あの、昨日入られたんですよね」「そうそう!今アリーナにおる友達と一緒にな〜」
お姉ちゃん、どうしても気になることがあったらしい。「あの、マルちゃん前髪ありましたか・・・?」ああ、なるほど。
私「うーーーーん!前髪欲しいよな?わかる。でも、あるようなないような・・」
姉「えっでも、サタプラの時ありましたよね。期待してたんですけど」
私「いや、最初はある感じに見えるんやけどな。だんだん汗かいたりしてなくなってきて、最後は完全になくなって分かれてたような」
お姉ちゃん、前髪ありのマルの方が好きなんだそうだ。私を含め、おそらく大多数のファンがそうであろうとは思うが、まあそこはもうしょうがない。あるがままの彼を皆で愛していこうや。
そんなことを話している間に、ポツポツと人が増えてきた。モニタービジョンでは、ずっとペンライトの自動制御機能についての説明が流れている。今回は全体演出でそれを使うので、Bluetoothでスマホと繋いでアプリと連携したり、座席の位置を入力したり、前もって色々と設定が必要なのだ(それに伴い、ライトの値段が跳ね上がった)。
お姉ちゃんと弟、今回のペンライトをちゃんと2人分買って持ってきたらしいのだが、どうやらスマホ一台に2つのペンライトを連携する方法がよくわからないようで。昨日我々が入った下のほうの席では、使い方を説明する人が頻繁に回ってきて、設定のサポートをしてくれてたんだけどなあ…。どうやらこんな天井近くの席まではやってこないらしい。
面倒見のいいお姉ちゃんは、ちょっと聞いてきます!と言い残し、弟くんのペンライトをもって下の方に降りていった。お姉ちゃん優しいねえ・・と言いつつ、一緒に待っていた。
弟くんは、ワクワクでお腹も空かない様子だったが、終わったら8時やで!食べといた方がいいで!と言うと、おにぎりを取り出して食べ始めた。いつも何時くらいに寝るん、と尋ねると、本当に遅い時は12時まで起きてたことある!!と得意げだ。
やがてお姉ちゃんが帰ってきて、無事ペンライトの設定もでき、弟くんと一緒にワクワクしながら、ついに開演の時を迎えた。
途中弟くんは、何度か「今かな!」とヤスくんの名前を呼ぶチャンスを見計らっていたが、やはりそこは小3。2時間前からあれだけテンション上がってただけのことはあって、始まって1時間ほど過ぎたところで座席に座り、眠り込んでしまった。
眠りながらヤスくんのために、青いペンライトを振っていた・・・。
後半、バンドパートが始まった時にお姉ちゃんに起こされて、そこから復活。
曲と曲の間、一瞬静まって昨日のように呼びかけがちょっと起きた時に、「今じゃない?」と声をかけたら、通路の方にばっと出て手でメガホンを作り、弟くんは呼んだ。「ヤスくうううううううううん!!!」
きっと彼の声は届いたであろう。
何だかちょっと感動してしまった。最後、恒例の「こどもエイターに大きな拍手を!」のところで、周りのお客さんたちに拍手をもらって、ちょっと嬉しそうにしていたのが可愛かった。
この日、マルが挨拶の際に「みなさん、各々ぼくに言いたい言葉を一言ずつかけてもらっていいですか」みたいなことを言ったので、みんな「大好き!」「丸ちゃん!」「愛してるう!」などと思い思いに返していた。
もし普通におひとり様デビューでこの公演に参加したとしたら、マルがそんなふうに言っても、絶対その場で自分は何も応えなかっただろう。そういうのは他の人に任せて・・と一歩引いてやり過ごしたんじゃないかな。咄嗟には無理だと思う、普段ならば。
でも、勇気持って一人で呼びかけた弟くんを真横で見守った後では、自分も何か言わなくては!と思ったので、一瞬遅れて「ありがとうーーー!!」と言ってみた。お姉ちゃんも何か言っていた。「前髪欲しいー!」って言えばよかったかな・・?と言ったら、笑っていた。
そんなふうに2日目の公演が終わった。
明日は、お姉ちゃんがFC枠でとったチケットなので、おそらく2人でもうちょっといい席に入れると思います!と楽しみそうにしていた。お互いええ席やといいねえ、と手を振って別れる。ヤスくんの名前を叫びたいボーイの弟くん、マルには前髪が欲しいガールのお姉ちゃん。どうもありがとう、2人のおかげでとっても楽しかったよ。さよなら。
明日も55000人いるんだもの、おそらくもう会うことはないだろう。超いい子達だった。あんないい子たちが北の果てから東京ドームまで会いにくるなんて、エイトの未来は明るいな。よかった。
それにしても、天井席でもちゃんと楽しめるって本当だったんだなあ、としみじみ驚く。話には聞いてたけど、嘘だろうなと思っていた。めっちゃ楽しかったぞ。自動制御ペンライトの演出、一番上から見ると本当にすっごい綺麗だった。
この席を楽しめたと言うことは、もはやこの後どんな席に入ったとしても結局は楽しいということだなと思った。経験から得た安心感があるぞ。
さて、アリーナ側から見た景色のことは、ともちゃんがまた書いてくれるであろう。それにしても、同じ日にともちゃんはアリーナ、私が天井に振り分けられた日があった!という歴史が新たに我々のページに刻まれた。これは、後々まで語り継がれるネタとなるであろう。
さて、最終日の話はまた今度。続きます!
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