もはや散ってだいぶ経つんですが、今年見た桜の思い出を・・・。
これはロイヤルホストのいちごのブリュレパフェ。
お店についてみたら、待合室はご家族連れやご老人がたなどでいっぱい。
春休み中の平日、ランチ時間のロイホってこんなに混んでるんやね・・と驚きながら、順番が来るのをともちゃんと車の中で待つ。まだこの日はセンバツ中継やってたな。確か広陵と専大松戸の試合だった(広陵の校歌がすごく好きなので、試合に出るたびに校歌聞きたさに応援するのだ)。
結構待ってやっと入れてもらったのだが、脇の席にその前からずっといた我々と同年輩のご婦人方は、その後も2時間くらいいた。コロナ以後、ドリンクバーでおかわりの際、感染防止のため毎回新しいカップに替える決まりのところが多いと思うのだが、その人々のテーブルにはドン引きするほどのグラスやらカップが載っていた。
なぜ片付けない・・?と疑問に思ったが、もはやこれが店員の意思表示かもしれないと思うと、ちょっと恐ろしくなる。
ともかく、我々は平日限定のランチセットといちごのブリュレパフェを頼み、美味しくいただいてお腹がいっぱいになった。
ともちゃんとの平日ランチチャンスは滅多に来ないのだけど、この日は夕方から次女嬢が出演する演奏会があるので半休を取ったらしく、お昼一緒に食べてちょっとぷらぷらしようというお誘いであった。
お昼を食べてから、根岸森林公園に花見に行かない?と誘って足を伸ばしてみたはいいのだが、思ったよりめちゃめちゃ駐車場が混んでいたので、断念。他にも穴場はあるのだ。
ジャーン。空いてる。こちら、本牧山頂公園。根岸より本数は少ないけど、人が少なくて静かなの。ちょっと山を登るんだけど、まあ軽い運動という程度です。
桜の写真を撮るともちゃん。バッグもパンツも桜色。特に花見の予定ではなかったはずなのだが、きっと季節柄でしょう。
後ろに飾りがある服をいろいろお持ちのともちゃんです。後ろが開くコートかわいいね。
こうやって見ると本当に空いている。
このへんは昔々、米軍の住宅街だったらしい。返還されたあと、開発されておしゃれタウンとなり、そのあと一気に廃れたらしく、自分が横浜に住み始めた頃にはもはやだいぶ寂れていた。ともちゃんは地元っ子なので、おしゃれタウンだった頃を知っているらしい。俄には信じがたい。
本牧には、他のところより桜がたくさんあるように思う。街並みも、なんとなく土地区画に余裕がある。
なぜか建物を建てる際に屋根に勾配をつけなくてはならないという謎のルールがあるらしく、この辺の建物はどんな大規模な建物にも、とってつけたような三角屋根がついている。
花冷えでちょっと寒い日だったんですが、新しいサンダルをどうしても履きたいので、履いていった。
SLOBEのグルカサンダル。もはや黒は予約になっているけども、自分がお店に行った時はまだ在庫があったんですよ。
華奢な印象のグルカサンダルってめずらしい。華奢そうな見た目ではあるけども、履き心地は悪くないとこが気に入ってます。まこちゃんも買ったらしい。
そんな横浜の桜でした。今年も美しかった。また来年ね。
・・・・・・・・・
*今週の押しピン*
脳内の壁に刺さった瑣末な話題やささやかな出来事についてのメモです。
前回のトピックの続きがございました。
・ウグイスの才能は鳴き声にあらずの話
この話題、実は選挙終わるまで待ってました。
ちょっとしたツテがあり、ウグイス嬢のバイトをやりませんかというお誘いが来たんですよ。びっくりでしょう。そんな求人聞いたことないけど、どうやらウグイスってのはプロの嬢もいれば、今回の自分のケースのように、友人とか知人とかの繋がりを辿って信頼できる素人を集め、徐々に慣れてもらうような場合もあるらしいのだ。
家で細々とがま口を作っては発送しているだけで、店や企業でのバイト等からは10年くらい離れている、もはや社会不適合者すれすれの私に、よくそんな声掛けたなあと思うが。どうやら界隈のP達には一応ちゃんとしたMだと思われているのであろう(※PはPTAのP、Mはママの略です)。ポリコレも踏まえ、コンプラも遵守しますよ。頼まれれば。
まあそういうわけで、M友のご友人(よその区代表の現職市会議員)が再選を狙い出馬するのだけど、ともかく人が足りないというので、向いてるか向いてないか、一回研修を受けてみてくれる人を募っているという。行ってみて違うなと思ったら断っていいというので、頼んでくれた人のためにとりあえず研修(時給発生せず、交通費のみ支給、2時間という約束であった)に行ってみることにした。
研修にはもう一人、別のM友と一緒に行った。この人はちょっと変わっているけどとても面白くていい人で、私より1歳か2歳年上だったかな。時々このブログにも出てくる(直近では43歳で貧血になった時のブログに登場している)。名前がないと不便なので、仮にサマンサとしましょう。
サマンサさんとは目的地の駅で合流した。ノースリーブのニットワンピースに薄い上着を着ているだけのいい女ファッションだったので驚く。彼女の浮世離れ度は私よりもさらにすごくて、大学在学中に子どもができ家庭に入ったので、一度も外で働いたことがないという。
そんな浮世離れ2人組、声高に候補者の名を連呼しながら近づいてきた選挙カーに駅前で拾われる。
まずはド派手な色のペラペラジャンパー(特定を避けるため何色かは伏せます)と白手袋を手渡され、着用するよう言われた。サマンサさんはしゃなりと上着を脱ぎ、ノースリーブワンピに選挙ジャンパーを羽織る。選挙カーには、候補者ご本人、党の方から来たらしい運転手、そしてフリーのベテランウグイス嬢の3人が乗っていた。
このベテラン嬢が隣に乗り、実際に一緒に街を回って、我々にウグイスの仕事をひと通り教えてくれるという。ベテラン嬢は本来は別の候補者の専属らしいのだが、この日だけ頼まれてこの選挙カーに乗ったらしい。そういうこともあるのね。
さて、車に乗って走り出し、数分でマイクを渡されて、やってみようという。原稿はその日の朝にPDFでもらっていたので、一応プリントして目を通しながら現地に来たのだけど、まだフレーズなど全部頭の中には入っていない。
自分はたぶん頭が悪い方ではないはずなのだけども、興味のないことはものすごく頑張らないと覚えられないのだ(どれくらいひどいかというと、運転免許取る時に筆記試験に落ちた。話すと誰もが驚くので、よほど特異なことなのだろう)。
ともかく、紙にプリントした原稿に目を落とし、もう片方の手でマイクを握って読み上げることになるのだが。選挙カーを見かけたことのある人ならわかると思うんですが、みんな窓全開じゃないですか。その日は風も紫外線もとても強く、飛びそうな原稿を押さえつけながら日光を浴びつつ(焼ける)
「〇〇区の皆様、大きな音でたいへん恐縮ですが、〇〇党、横浜市議の〇〇〇〇が〇〇団地の皆様にご挨拶に参りました!皆様の未来をつくる〇〇!〇〇を、何卒よろしくお願いいたします!!」
・・・とやるわけです。
ずっとただ連呼してればいいわけではなくて、窓から白手袋をした手を出し、笑顔で手を振らなくてはならない。春休み中で遊んでる小学生とかが手を振ってくれたりしたら「かわいい皆様からの応援ありがとうございます!」、道路や住宅の工事中箇所があれば「今日もお仕事お疲れ様です!」などと、臨機応変に対応する。
それをサマンサさんと目配せで合図しながら代わりばんこにやり、2人ともまごまごして黙ってしまったら、ベテラン嬢がすかさず繋いでくれるわけです。
しかもベテラン嬢はベテランなので、笑顔で外を向いて手を振りつつ、我々にダメ出しもする。原稿ももっとバリエーションあるものをちゃんと飛ばないよう硬い素材でファイリングして、目の前に立てておけるようなものを持ってるわけ。せめてこれを貸してもらえたらと思うが、フレーズを覚えることを推奨されているので、貸してくれとは言いづらい。
そんな風に区内を回る。団地みたいなところ、幹線道路、住宅街。ガソリンスタンドの横を通るとベテラン嬢はドヤ顔で「ガソリン満タン!〇〇もエネルギー全開!!元気いっぱいフルパワーで、皆様にご挨拶して参ります!」と謎のバリエーションを入れる。
この辺から内心(これは自分には向いてないな・・)と思い始めたのであった。
そして、児童公園や団地の中の広場など、人の集まる場所でときどき車を停め、ご本人の街頭演説が始まるのである。内容は特定につながるので避けますけど、まあ真っ当な内容であった。ちゃんとした人であったことは間違いない。ただ、依然として自分にとっては、さっき出会ったばかりのよく知らない人だ。
子ども達も集まってきて、「君らに投票権があればなあ〜」などと言いつつ、楽しく会話をしていた。その間、ウグイス達は車の後ろから出してきたチラシを、近隣の家のポストに入れたり、広場や公園にいる大人の人に配る。実はこれがマジでキツかった。
自分の動きや表情如何によっては候補者の印象に関わると思うので、笑顔で手渡しに行くのだが、時々露骨に嫌そうにされるのだ。そりゃそうだ、小さい子を公園で遊ばせてるような時に、積極的に政治のチラシをもらいたい人などほとんどいない。逆の立場だったらもらいたくはないだろう。
正直、選挙カーから喋る方はあまり問題なかったんですよ。でも、これって政治活動に参加してるってことなんだよなあ・・と考え込んでしまった。自分は、よく知らない人の政治活動のサポートに向いているか!?向いているわけがないじゃないか。
自分が心から思っていること以外のことを、声高に叫ぶなんてことはできない。LEEで隊員をやっている時でも、ものを配布されてお試しで使ったりした際、良いと思えないようなものをことさらPRするようなことは、なるべく避けていた。その手のことが死ぬほど苦手なのだ。
それから、いっぺんに色々なことをするのも苦手だ。左手で原稿を風で飛ばないよう押さえ、マイクを右手に持って声を出していたら、一度ベテラン嬢に強めのダメ出しを受けた。
「マイクは左手に持つ!右手は窓の外に出して、常に振り続けて!!」と言われたのだが、原稿をまだほとんど覚えてないし、無理だ。プロフィールや政治理念、現職としてこれまで成し遂げたことなど、その内容は多岐にわたる。何も見ずに変なことを言ってもいいのか・・・??責任は取れませんよ。
途中、トイレ休憩でコンビニに寄った際、サマンサさんとこそこそ話す。わたし多分無理だわ、と言ってしまった。約束の2時間はとっくに超えている。2人とも疲れてきていた。
サマンサさんは、運転手の男性がどうも苦手らしい。こちらから話しかけてもいないのに
「大丈夫(だァいじょォぶ)だってぇ!俺ここだけの話、〇〇市長の〇〇とか議員の〇〇とかの運転したことあるけどさァ、あいつらだって最初新人の時は何にも話せねえで黙っちゃってんの。それが選挙期間終わる時にゃ、自分からマイク奪ってガンガン怒鳴るようになってたんだから。慣れだよ慣れェ!今じゃ伝説のウグイスになってる子だって、最初はこぉンなちっちゃい声でボソボソ言ってたけどさ、最終日にはお願いします!!〇〇を、〇〇を、オトコにしてやってください〜〜!!とか叫んでたもんね、ガハハハ〜〜」
などと励ましてくるのだ。
サマンサさんはそのノリが相当受け付けなかったらしく、軽い車酔いもあって吐きそうだったらしい。「でもさ、ああいう感じの中年男性って、会社勤めしてる時にもわりといたし、あんなもんだと思うよ、それこそ慣れだよ慣れェ・・」などと、会社勤めしたことあるマウントみたいなことを言ってしまう私であった。
まあ、そんなふうに3時間半ほど頑張ってみて、ぐったりして元の駅前で降ろされたのだった。次の項に続きます。
・久々に入ったスタバでクソデカボイスが出た話
その後、サマンサさんとちょっとだけ寄り道しようということになり、途中のスタバに入ってお茶することにした。
私は普段ほとんどスタバに行かないし、行ってもフラペチーノとかそういうのは頼まない。というわけで、アイスのドリップコーヒーを頼んだのだが、これが夢かと思うほど美味しくて、ぐったりした喉が急に生き返ったようだった。
普段もっぱらアイスコーヒーといえばセブンイレブンのばかり飲んでいる私だが、やはりセブンの4倍以上するだけのことはある。近いうちにまた飲みに行かねばなるまい。
さて、いつ行っても混雑しているスタバであるが、なんとか並んで座れるテーブルを探し、サマンサさんと並んで席についた。さっきまでしていた研修の話、それぞれの近況、春からの進学先の話などする。
以前チラッと書いたが、サマンサさんにはうんと若いツバメが一羽いるので、その後恋はどうなっているのか聞いた。以前家の前で会った時に、春になったら一緒に南の島へ旅すると話していたので、どんな旅だったかなど聞いたりした。
ひとしきり話した後、あーウグイスどうするかな・・という話になった。
ニヤリと笑いながらサマンサさん、「彼がね、俺以外の男の名前を連呼するような仕事はやめてほしいって」とのたまったので、思わず「バッカじゃないの!?」とクソデカボイスが出てしまった。ついうっかり。
M友にこんなことを言うのは初めてだが、あまりにひどいのろけを受けたものだから・・・これが大阪だったら「アホちゃうか!」と言うところである。
まあ、どんな状況であれ恋は良いものだ。
帰ってから、話をくれた人には丁重にお断りを入れた。サマンサさんはやる気だったらしいが、なぜか党の方から急に人員の補充があり、人数が足りたので切られたらしい。
その後、その候補は無事に当選したが、交通費を支払うという連絡は来ていない。・・・断ったら交通費はもらえないという暗黙の了解とか、そういうのがあるのだろうか。
往復でも数百円なので、まあ、みみっちいことは言うまい。この街の明るい未来のためだから、水は差さないほうがいいのだろう。当選おめでとうございます。
残りはまた機会があれば。
2コメント
2023.04.15 04:06
2023.04.12 06:54