journal 11-③

☆2023/11/12

朝もお風呂に入る。夜は暗かったので気づかなかったのだが、露天風呂からみえる紅葉の木立ちがグラデーションになっているのが、とても綺麗だった。湯船から近いところはまだ緑色が残っていて、離れるにつれて黄色から鮮やかな赤、深紅へと変わっていく。堪能した。

広いホテルなので、温泉のある棟までは少し廊下を歩くのだが、その間、館内に流れているBGMが行きはジングルベル、帰りはもみの木で、すっかりクリスマス気分だ。先週の初観測といい、今年はクリスマスが早くきた。

普段はカレンダーを参考に生きているのだが、もしかして、冬にふさわしい気温になったら、もう、すぐにでもクリスマスになってもいいということなんだろうか?心はもうクリスマスでいいのか。急に冬になり、周りにはいい匂いの針葉樹がたくさん生えていて、ここは浮世離れしすぎている。

良すぎてもっとゆっくりしたい気持ちでいっぱいなのだが、ひとつだけ足りないものがある。おリサだ。餌もお水もたくさん置いてきたが、ちゅーるの封を切って絞り出してくれる人が家にいない。ああ、早く帰ってやらねば。渋滞しませんように。

そして、帰ったらホリデーシーズン向きの品をたくさん作らねば。こたつも出そう。



☆2023/11/13

朝からあまりに寒いので、ついに石油ファンヒーターをつけた。こたつを出すべく頑張って掃除をしているが、旅の間の洗濯物などと並行してやっているので、なかなか進まない。

さて、どうやらともちゃんが帰途についたようだ。フライトレーダーを見たら、今カスピ海上空を飛んでいる!行きとはまったく違うルートで帰ってくるらしい。地球一周の旅じゃないの。すごいわね。いい思い出、たくさんできたかしら。無事に帰ってきますように。


ところでわれわれの軽井沢旅だが、最後にとんでもなく後味の悪い出来事があった。

無事に横浜に帰ってきて、みなとみらいでご飯を食べたら、結局自宅に着くのが9時前くらいになってしまった。さぞやおリサが待ちくたびれているだろうと思い、急いで車を走らせ、家の前に着いてバックで車庫入れをしようと思ったら・・目の前の道路上にリサの毛色そっくりの塊が血を流して横たわっていたのだ。

丸まったしっぽといい、大きさといい、もはやそうとしか思えなかった。待ちきれなくてどこかの隙間から出て車に轢かれてしまったんだと思い、狼狽して「リサが!!リサが!!!」と泣きながら車を止めたのだが、目の悪い旦那さんも息子氏も全く取り合ってくれず、車が来るからとにかくハンドルを切って車庫いれを済ませるようにと言う。

動揺しながらもとにかく車を敷地内に入れてエンジンをとめ、旦那さんは家に入り、私は道路に飛び出してそれに近づいたのだが、なにしろ街灯だけでは暗くてよく見えない。咄嗟に踵を返し玄関に走っていくと、チリンチリンという音がして何事もなくおリサが出てきたので、ああ・・と座り込み、安堵で号泣してしまった。

めがねをかけた旦那さんと車道を見にいくと、他の歩行者が「かわいそう・・」といいながらそばに寄っていた。よく見ると、子どものたぬきっぽい感じだった。よかった、よかったなどと泣いたのだが、我々にとってはおリサが無事でよかったものの、轢かれたたぬきは本当にかわいそうだ。

どう対処していいかわからず、本当にリサそっくりだったのであまり近寄るとトラウマになりそうで(実際ゆうべは悪夢を見た)、朝になったら保健所に電話しようと思い連絡先まで調べたのだが、起きたら既に片付けられていた。お向かいの工事の人がなんとかしてくれたのかもしれない。

たぬきよ安らかに。。おリサの毛は、あまりにもたぬき色だとわかった。思いこみでこんなに動揺してしまったが、見た目のことに加え、早く会いたいという気持ちで帰ってきたので、もはやそうとしか思えなかった。目の前が真っ暗になっちゃったよう。

楽しい旅の余韻など一瞬ですっかりさめてしまう出来事であった。ああおそろしい。


あれから相当頑張って、こたつを出すことに成功した。普段目をつぶっている場所(ソファの下の奥など)のホコリ取りなどもなんとか済ませ、古靴下もだいぶたくさん使った。息子氏の小〜中学校の時の靴下は大きめの缶に貯められ、こういう時に消費される。おそらくどこの家でもあるあるであろう。靴下としての天寿を全うした感がある。

おリサが真っ先にこたつ布団に入り、中でぬくもっている。元気で本当によかった。

おリサはおこたから出て、ニトリの冬ベッドにおさまっていた。

以前のケーブルニットのマルチカバーが毛玉だらけになったので、今年は別のカバーを買おうと思う。洗いやすいものにしたい。イブルでもいいな。



☆2023/11/14

ともちゃんが昨夜日本に帰ってきたらしい。

昨日の今日で疲れているだろうに、冷蔵庫が空っぽだというので、今日はこのあと二週間ぶりのコストコである。我が家には、ツルヤで買い込んできた野菜やきのこや豆腐などはいっぱいあるのだが、肉類が全然ないので、今日は肉を買おうと思っている。

朝、買ってきたお家用シナノスイートの箱から一つ取り出して剥いて食べた。甘くてとても美味しい。やはり、りんごは店で買うのが美味しいのだ。二度とお取り寄せには手を出さないでおこうと心に誓った・・柑橘類と同じように思ってると痛い目に合う。

ドライのシナノスイートも美味しくて、もっと買えばよかったかなと思った。次の楽しみにとっておこう。

それから、昨日のお昼に旦那さんと食べたツルヤオリジナルの生ほうとうもかなり美味しかった。冷蔵庫でしなびかけていた大根とにんじんとさつまいもを救済がてら、とり野菜みそで煮て、そこにほうとうを入れてさらに煮込んだ。

甘い野菜の煮込みは嫌いなので、普段はカボチャやサツマイモを鍋には絶対入れないのだが、みそほうとうだけは何か甘みが入っていて欲しいのよね。楽しい昼食であった。旦那さんはとり野菜みそのお鍋がとても好きなのだが、息子氏は苦手なので、お昼にみそチャンスが来てよかった。

旅は、帰ってきてからもこんなふうに楽しい。ともちゃんもきっと、しばらくは持ち帰ったものを食べたりして余韻を楽しむのだろう。きょうは土産話を聞かせてもらわなくては。


朝からは、Netflixで精神科ナースのダイアリーをちょっと見つつ、生地の裁断を行った。可愛いのができると思うなあ。


☆2023/11/15

朝から息子氏に弁当を持たせようとしたら、「あっ今日は一時間で帰るんだった!いい忘れてごめん!」と言われ、授業参観と懇談会の日だったことを思い出す・・・。すっかり忘れていた。えらいこっちゃと大急ぎで身支度をして学校へ。

来年の文理選択や科目についての説明などを受け、先ほど帰宅。先に帰った息子氏は頭のてっぺんまでこたつに埋まり、弁当を食べたらしく空の弁当箱が置いてあった。ダッシュしたので疲労困憊である。

おひざにのってくるおリサ。わたしの方にくることは珍しく、だいたい旦那さんの方に乗るのだが。

きのう旦那さんはお昼から出社の日だったのだが、出かけて行った後こたつの縁を見ると、さっきまで旦那さんのいたところにおリサが丸くなっていた。かわいそうに、さみしいねえと声をかけて、しばらくしてからリビングに戻ると、なんとリサがいた場所におゲロが。

うへえ!出したばかりの白い布団カバーにおゲロが・・とほほほと思い、洗面器と古タオルを持ってきてなんとか処理した。固形物(カリカリ)が多かったので表面を拭いてファブリーズだけでなんとかなったのだが、近いうちに洗濯しなくてはならない。

で、本ニャンはどこへ隠れたのだろう?と思い、こたつ布団をガバッと開けてみたら、心なしか申し訳なさそうな顔で、暗い中肩を落としていたので思わず笑ってしまった。



☆2023/11/16

「自転しながら公転する」がドラマになると聞いて楽しみにしている。松本穂香ちゃんかあ。

さて、夕方には雨になると聞いたので、今朝は洗濯を急いだ。で、干しててふと気づいたのだけど、先日お詫びにもらったタオルが思ったより地厚でいい。これ、あのタオルじゃん!とちょっと嬉しくなったのだ。

そのお詫びタオルは、なんの変哲もない白いタオルのど真ん中に、ラッパのマークがでっかくドンと入っている。プリントではなく、パイルの凹凸で織り模様のような感じに表現されている。他には何もない、真っ白でシンプルなデザインだ。

ある日、ヨド◯シカメラから旦那さんにお手紙が届いた。オンラインで注文したラッパのマークのお腹のお薬(糖衣A)にリコールが出たという。薬のリコールってのはちょっとこわい。息子氏がぽんぽんぺいんの際に飲むやつなので、ちょっとドキッとはした。

「当該製品に配合している一部原料の製造メーカーにおいて、製造方法が承認書の記載から逸脱していることが判明したため、該当する原料を使用している使用期限内の全ロットを自主回収することといたしました」と書いてある。ちなみに試験には合格しているものらしいので、使用には問題ないっぽい。かくいう自分も、ちょっとしたぽんぺの際に何度も飲んでいるのだが、特に効かないなどということはなかった。

どの何がどんな逸脱した製法だったのかは謎のままだが、半分くらい減った瓶が新品と交換され、その上タオルもくれたので、まあいいかと思いそのまま使っている。

オンラインで注文したものにリコールが出ると、こんなふうにちゃんと案内が来るんだなあ、とメリットを感じた。もしドラッグストアなどで買ってたら、ウェブや店頭等にリコール表示がもし出ていても、気づかないでそのまま使っちゃいそう。そしてラッパのタオルももらえない。


都内に口金を買いに出た。旦那さんの仕事が休みだったので一緒に出かけ、口金を買ってから町中華であんかけ焼きそばを食べた。いつ行ってもクセの強い接客の店なので、大変美味しいのだが絶対に一人では入りたくない。

隣の年配カップルがおやじさんに捕まり、小籠包の食べ方を実演されていた。途中、男性客の箸をおやじさんが取り上げて小籠包を摘んだり持ち上げたりしだしたので、ここまでくるとやべえなとちょっと思った。美味しいからまた行きたいが、おやじさんには絶対絡まれたくない。

口金の値上げは深刻だ。目当てのものは数が揃わなかったので、結局よく似た違うのを買ってみた。これはこれで別の可愛いさがあるので、しばらく切り替えてみるのもアリだと思った。これを使いながら、目当ての品の復活を待とう。

ともちゃんがバルセロナ日記2日めの最後で書いてる、iPhoneの充電がなくなった件なのだが、偶然にもそれを自分が日本からスクショしていたのを思い出し、「もしかしてこの時?」と聞いてみたら案の定そうだったので笑った。やばいと思ったもん!(笑)

もはや自分は布団の中だったと思うのだが(23:27)、寝る前に今どこにいるのかと見とこうと思ってアプリを開いたら、カタルーニャ広場で電池が赤マークになっていたのだ。

えっなにゆえ!?大丈夫なの?と驚き、翌朝起きたらこの時大丈夫だったのか聞いてみよう・・と記録したのであった。そんでそのまま忘れてたの。今ともちゃんの旅日記見るまですっかり忘れてた。あはは。


さて、歌謡祭は途切れ途切れにしか見られなかったのだが、大事なところはなんとか見ることができた。明日またゆっくりみよう。

推しは10年ぶりくらいに短髪にして、お髭を生やしていたのでびっくりした。長めパーマ前髪ありが堂々一位なのは間違いないが、これはこれで新鮮でときめきがある。パー丸もいいが、ヒゲ丸も良いということだ。ちょっと前の松坂桃李みたいでよかった。休んだ方のピンチヒッターを頑張って務め、新曲のベースも頑張っていてたいへん素敵であった。ほう・・・(感嘆のため息)



☆2023/11/17

昨日から目がゴロゴロしてちょっと腫れていたのだが、抗菌目薬で少し良くなった。コストコで買って常備している、使い切りタイプのやつだ。ただし、なぜか今度は目の下が虫刺されみたいに腫れてきたので、少しうっとうしい。

あさイチにリュウジさんが来ている。なんとなく最初から料理家かユーチューバーだったのかなと思い込んでいたのだが、来し方を聞いてみると結構いろんなことを長年真面目に地道に頑張ってきた結果、ここに辿り着いてるんだなと納得した。もっと若いのかと思ったが、37だそうで。

ずっと好きを軸において生きていくことって大事なんだなあ。楽しそうだ。

では、私も頑張ってがま口を作るとするか・・・


ミシンを踏んで色々と縫い進めていたのだが、息子氏から連絡が。体操着を忘れたので11時までに届けてほしいというので、内心(高校生にもなってやめてくれよ・・)と思いつつ、実は二週連続忘れててこれ以上体育の欠課が続くとやばいらしいので、仕方なく重い腰を上げて届けてやることにする。

大雨の中信号待ちをしていたら、信じられないニュースがスマホの上の方に届くのが一瞬見えた気がして、でももう「愛は勝つの・・」という見出しではそれ以外ないので、ああ・・・と全てを悟ってしまい、わんわん泣きながら学校を目指した。

KANは、もはや自分にとっては血肉となって体に染み込んでいるようなアーティストだし、最後にコンサートに行ったのは息子氏がお腹にいる時なのでそれからだいぶ経つし、もし亡くなることがあってもそこまで悲しまないと思っていた。でもいざ訃報に接すると、本当につらかった。先月はパリに行っていたから、快方に向かってるんだと思っていた。

あまりにも辛くて、ともちゃんにパリは美しかったのかと何度も聞いてしまった。何度でもともちゃんが「うん」と返事してくれたので、夕方くらいにはだいぶ落ち着いて、ならもうKANはパリに行ったんだなと思うことにした。

aikoが全く同じことを言ってたので、やっぱりそうだよねと納得した。


思い出すのは、KANがパリから帰ってきてしばらくした頃に、弾き語りコンサートに行った時のことだ。二子玉川のアレーナホールだった。

ちょうどその頃いまの旦那さんと付き合い始めたところで、こんなに歳が離れた人とお付き合いするのが初めてだったので、このまま付き合っていって結婚を考えていいのか、ちょっと迷っていた。愛はあるけど絶対周りに反対されるだろうし、道のりの遠さを思うとあまり現実的ではないという気がしていたのだ。

ホールの前でアンケート用紙を配っていて、KANに言いたいことをなんでも書いていいと言うので、その時迷っていることをありのままに書いた。開演前に回収され、コンサートの最中にそれを読むコーナーで、なぜか私のアンケートがとつぜん選ばれたので、びっくりした。中高生の頃、ラジオにお便り出しても読まれたことなんてなかったのに!

15歳年上の恋人と今日初めてKANさんのコンサートに来ました。このままお付き合いして結婚を考えてもいいかどうか迷っています。

・・というようなことを書いたのだが、それに対する答えは、「う〜んそれは、だいぶ歳の差ですねえ。今15歳離れているということは、これは結婚して何年も経つと、どんどん、ますます離れて・・・いくということはないですよねえ」などと、いつもの調子で笑いを誘う感じだった。要はお互いが必要で愛があれば大丈夫だというような話だったと思うのだが、今思うとあの回答は真実をついている。

我々の年の差は生きている限り決して埋まることはないが、それ以上離れていくこともない。結局そのことをただ自然に受け入れる以外になかったのだ。当たり前のことのようだが、やはり中学生の頃からずっと大好きだったアーティストにそう言われたのはだいぶ大きかった。このまま進んでみるか、と思ったのであった。そして結果、こうなった。

あの日は人生においてとても珍しいことが他にもあって、二子玉に行く前に自由が丘に寄ったら、なんとミスチルの桜井さんがいたのだ。今はもうないファミリアの脇でベビーカーを押していた。東京に出て7年、推しとの初遭遇であった!

FM802でKANと桜井さんが週交代でラジオをやってたのをずっと聴いていたので、こんな日ってあるものか??とすごく嬉しかった。これは、この流れに乗って行ったら絶対に人生がいい方向に行く、という勘みたいなものがあった。

あの時、なにがしかの矢印をさしてくれた人が亡くなった。50年後も、と歌っていたのに、その半分くらいしか経ってないのに。

違う、パリに行ったのだ。永遠の旅に。きっとともちゃんがシャルル・ド・ゴールで帰りの飛行機に乗る頃、KANも意気揚々と向こうについたのだろう。美しいパリの街に。かっこいいトラッドスーツにネクタイ姿で。


そして、案の定テレビでは愛は勝つばかりが流れる。KANのファンだと言ったら、必ずああ愛は勝つの人ねと言われるので、他にめちゃめちゃいい曲いっぱいあるから!といちいち否定するのも面倒で、もうあまり自分からは人に言わなくなった。

それでも、ひと月ほど前、谷村新司が亡くなった時に、こうも思った。一生を歌手として生きて、その人の代名詞となるような一曲に出会えるって、僥倖なのだろうなと。歌っている生前の姿を、映像と声の両方で、いつまでも語り継がれ思い出せるような。

だから、それはそれでいいことなのだ。

私の好きが詰まってます。これからも毎年きっと、この時期にはこれを聞くんだろうな。

こんなに早く死んじゃうなんてひどいよう。大病をした桜井さんも、あの不健康そうな槙原も、こないだ日本中から総スカン食らってたまさやんも、草野マサムネも・・あのころ同じ枠でミュージックガンボに出てた人たちはまだまだ元気に生きているのに。

みんな元気に生きててほしい。つらいよう。こんな日は寒さが身にこたえる。



☆2023/11/18
土曜だが学校にゆく息子氏を送り出し、出かける準備を。アウターに迷ったが、中が薄手のワンピースなので冬のコートにした。
今日は長い一日になりそうだ。

いま深夜0時半なのだが、家路をたどり坂道を登っている。
きょうはお昼は前からの約束で、ともちゃんとまこちゃんと3人で、新しくできたばかりのヒルトン横浜にお昼を食べに行った。ごはんは美味しく、陽気な音楽演奏も回ってきて楽しかった。
夕方、今度はママ友だった人々と飲みにいった。まったく違うタイプの店をはしごして、こんな時間になってしまった!
2軒目に行ったジャズバーが素敵だった。

1軒目のお店もお友達のお父さんがやってる店だったのだが、途中仕事があると言って去っていった別のお友達がここで旦那さんと働いているので、1軒目のあとその方の後を追って皆で押しかけたのがこの店。レコードがたくさんあっていいお店であった。多少酔っているので、説明がこれであっているのかどうかいまいちよくわからない。


家に着いた。色々あった今週のjournalもこれで書き納めだ。

実はゆうべは、KANのことがあったからだと思うのだが、明け方くらいにいやな感じの夢をたくさんみた。眠りに落ちていき意識が途絶えていく時、死んだら永遠にこんな風になるんだろうかとか思ってゾッとして目が覚めたり、そんなことを何度も繰り返したので、起きたら頭痛がした。

一日こんな感じで過ごしたら、ひどい土曜日になっていたことだろう。でも、いい友達といい音楽がそれを紛らわせてくれた。

ヒルトンのレストランではバイオリン弾きとアコーディオン弾きのおじさん2人組が回ってきて、なぜか一度目はオーシャンゼリゼ、二度目に回ってきた時は闘牛っぽい曲を披露してくれたので、なんでこのテーブルにパリ・バルセロナの旅から帰ってきた人がいるのがバレているんだろう・・・?と爆笑してしまった。

夕方行ったお友達のお父さんのお店では、クイーンやボンジョヴィやローリングストーンズがかかっていたので懐かしかった。ジャズバーではレコードの音が心地よかったし、死んだ後に灰や骨をどうしてもらいたいかなどという友達の話を普通に聞いていられた。とても自然だった。

KANの死が心にこたえるのにはいろんな理由があるのだろうが・・やはり、自分のど真ん中の人が生物としての終わりを迎えた、いずれ自分にもそれはやってくる、という現実を目の前に突きつけられたってのもあるかもしれない。

もちろん、単純に大好きだったからなのだし、そのロスというのが大部分を占めるのだけどね。今夜はBUCK-TICK桜井さんのファンの人と隣だったので、わたしも昨日までは他人事だったんだけどね・・・と口火を切ったら、KANのファンだったんだねとすぐわかってくれたのでありがたかった。きのう他のKANファンから、先月はばかにしてごめんねと連絡が来たんだそうだ。きょうの酒は、お互いの推しへの献杯でもあったな。

皆安らかでありますように。そして、我々が灰や骨になる日がなるべく先でありますように、と思いながら、きょうは最後までいいお酒を飲んだのでした。

2コメント

  • 1000 / 1000

  • yuki*

    2023.11.13 06:19

    @tomo♪そっか、ヨーロッパはクリスマスたけなわでしたか。何かクリスマスっぽい、素敵な買い物ができたかしら。軽井沢のお宿はとってもよかったです、ともちゃんの言うことは全部正しかった!特にごはんが最高でした。
  • tomo♪

    2023.11.12 04:50

    気に入ってもらえて良かったー♡♡バルセロナもパリも街中クリスマス仕様になってたよー!デパートのBGMは、やっぱりクリスマスソング♡ついつい、クリスマスの物に目が行っちゃう!