journal 2024-01-①

☆2024/01/01

まごうことなき寝正月ですよ。熱はないが鼻が詰まっていて、鼻詰まりの薬(パブロン鼻炎カプセル)を飲むと、使い物にならなくなるじゃないですか。

ずっと寝たり起きたりして、朝昼はおせち、夜はすき焼きでした。息子氏のリクエストなのですき焼きを作ったが、あまり私は食べられなかった。鼻詰まりの時は重たいものはちょっと・・・。

おせちですけど、今年はお重が変わりました。メインのものは、ブックオフで買ってきた丸いのに詰めました。美濃焼の、亀甲と手毬模様のやつで、キラキラしてるの。赤い小さい方は、なんかインスタで見たやつです。どっちも可愛い。

慣れないお重だったもんで、詰め方に迷って、結局後半は適当になってしまった。お腹すいてたんで。


さて、夕方の大地震で被災されている方々に心よりお見舞い申し上げます。余震がつづき、眠れない夜を過ごされているのではないでしょうか。当工房には、石川や新潟、北陸地方のお客様も多くいらっしゃいます。皆様ご無事でしょうか。寒いところで不安を抱え、辛い思いをされていないでしょうか。とても心配しています。

どうかご無事で、と祈っております。



☆2024/01/02

パブカプ(パブロン鼻炎カプセル)のおかげで、鼻づまりは朝にはだいぶ良くなっていた。多少ボーッとした頭で友人たちを迎える。今日は新年会だ。

念の為、調理などは全て手袋にマスクで行ったのだが、数日後にハイツ内で熱の上がらない鼻風邪が流行したら、それは私の株です・・・

夕方には、鼻水が喉の奥に落ちる感じになり、エヘン虫が暴れるようになってきた。祝い酒も控えめにして、おとなしく皆でネットフリックスでザ・クラウンを鑑賞。可愛いお衣装やアクセサリーを堪能した。

楽しい会合であったが、途中羽田の航空機事故のニュースが飛び込んできたので、皆ちょっと神妙な面持ちになってしまった。今年は一体どうしたというのだ。

三が日から人助けをしに被災地に向かおうとした海保の人たちが犠牲になり、旅客機側にも怪我人がたくさん出るとは。いたましいことだ。

全体的にあまり正月らしくない感じだが、きっと日本中どこでもそうなんだろうなあ。胸の痛みを抱えつつ、また夜の分のパブカプ飲んで寝ます。



☆2024/01/03

パブカプのおかげで鼻づまりは解消されたが、エヘン虫は相変わらず居座っているので、昨日よりも咳がひどい。熱は一向に上がらず。咳のせいで時々吐きそうになるので、思い切って鼻炎カプセルをやめ、パブロンせき止めに切り替えることに(私のパブロンシリーズへの信頼は絶大なのである)。

おかげでだいぶ咳もおさまった。のはいいのだが、なぜか朝にはかろうじて残っていた嗅覚と味覚がほぼ消失してしまい、何を食べても薄ぼんやりしか味がわからない。これが昨日でなくてよかった。

どうやら寝てる間に、咳やくしゃみをした拍子に舌のサイド部分を思い切り噛んでしまったらしく、口内炎が痛くてたまらん。三が日にこんなに体調を崩すなんて初めてかもしれない。

今年の元日は最強幸運日だという話は一体どうなったのだ?そんなわけないやろ!と叫びたい。体調が良くなったら厄除けに行かなくては。


Dr.コトー診療所の映画を見たのだが、なぜ最後急にああなったのか全く訳がわからなかった。まぼろし?あれはもしや、まぼろしなの・・・?

ああいう結末にするなら、なぜああなったのか少しは説明がいるだろう。そうでなきゃ願望かまぼろしみたいになってしまうではないか。


ところで、まこちゃんが家を買ったらしいので、そう言えば結婚祝いもちゃんとしていなかったと思い、ともちゃんと相談してこれを贈ることにした。

じゃん。まさこのお時計様である。

数年前、パルコで伊藤まさこさんのイベントをやった時に、ともちゃんとまこちゃんと3人で足を運んだのだが、まこちゃんがこれを欲しいと言ったので、じゃあぶじ結婚にこぎ着けたらお祝いに贈ろうではないか!とノリで約束してしまったのを、我々はちゃんと覚えていたのである。

しかも、夫婦して近眼なので小さいサイズではなく、大きい方(30cm)が欲しいとのことであった。その後(多少の紆余曲折を経て)、めでたくまこちゃんはご結婚。コロナの折でずっとタイミングを逃していたのだが、今年はついに新居を購入しお引越しするというので、満を辞してお時計様をお取り寄せしたというわけ。喜んでくれたので、よかった。

まこちゃん、年末も色々なところに足を運び、着々と新生活の準備を進めているご様子であった。伊勢丹ですごくいいベッドを買った話にはインパクトがあった・・・そのうち語られるであろう。引っ越しでバタバタすると思うので、だいぶ後になりそうだなあ。

我が家のリビングであそぶ人々。

まこちゃんとみえちゃん、ヌキテパの双子コーデで並んでこたつに入ってました。まこちゃんが手を突っ込んでいるのは、年末急にどうしても欲しくなって衝動買いしてしまったハンドマッサージャー・・・。

ちなみにソファでは、ともちゃんが毛布の下でレッグマッサージャーに脚をつっこんでいる。実は我が家には、わたしが衝動買いした癒しグッズがちょいちょいあるのであった。

新年会のおせちは、お客様に出す用ってことで、お重とは別の器に盛り付けました。

ともちゃんが黒豆とミニ伊達巻きと、杏いりののし鶏を持ってきてくれたのを、四角いミニお重の方に盛らせてもらいました。人が作るおせちって美味いなあ。特に伊達巻がお菓子みたいにふんわり甘くていい匂いでな!自分のばかりだと、もう2日めには飽きる。

まこちゃんが持ってきてくれた、辰年ラベルのおしゃれなスパークリング酒がめでたく珍しくてよかった。一体どういったつてで毎回こういったものを調達してくるんだろう・・。

旦那さんが近眼すぎて、ミニおむすび(上の写真の右上の四角い皿に盛ってるやつ)を、なぜかしゅうまいだと思い込んでいたのでびっくりした。わが夫ながら信じられない。


みえちゃんは中にいろいろとフルーツが入ったロールケーキを持ってきてくれたのだけど、包丁で綺麗に切る自信がなかったため、糸で切ってみよう!と私が余計な提案をしたせいで、一部断面が微妙になってしまった。申し訳なかった。すごいおいしかったです。

みえちゃんは私と一緒で下戸なので、だいたい美味しいお菓子を持ってきてくれるのであった。酒飲みが楽しく酒を飲んでいるところを見るのはとても楽しいのだが、ときには酒に対して自分と同じスタンスの人がいてもいい・・・(笑)



☆2024/01/04

息子氏がどうやらまた風邪をひいたらしい。熱が出ているので、私のとは違う株なのかも。

かわいそうなので、アイスを買いにスーパーへ行った。しかし、マスクの下でエヘン虫が暴れ出して咳も涙も鼻水も止まらなくなり、周りから白い目で見られ、オエエエエンとえづきながら半泣きで帰宅した。

いつだって我が家ではそうなのだが、正直私だって、しんどい時は冷凍庫にアイスがあって欲しいわけよ。しかし、私の具合が悪いとき、誰もそれをする人はいない。何なら食べれるのか想像したり聞きにくる者はおらず、炊飯器は炊いてと注文するか自分で炊かないとずっと空のままだ。

もちろん、して欲しいことがあればその都度家族に言えばいいんだろうが、本当に具合が悪いときに、そんな能動的に人は動けない。しんどい期間に特に何もしてもらえず、ちょっとマシになったらばすぐ人の看病にまわり、朝咳き込みながら起きたらパンやおせちはあってもご飯はないのだ・・・。

頼むから何も言わずともご飯くらい炊いといてくれ。お粥にするのは自分でやるから。


息子氏よ、頼むから半袖シャツ一枚でいるんじゃなく、長袖の服を着てくれ。暖冬とはいえ、一応真冬なのだから。たのむよ〜〜〜(涙目)



☆2024/01/05

待遇の改善を訴えた結果、朝起きたらご飯があった(笑)

宣言通り、お粥にするのは自分でやりました。もうエヘン虫以外に悪いところはないからね。嗅覚も片鼻だけだが戻ったし。なぜか右だけが・・。左は詰まっているのだ。

おせちで花形に抜いた残りの金時人参をすりおろして入れました。


ところで、ここひと月ほどずっと気になっているものの話。

元町と石川町の相手の交差点に、王林の写真集の広告がババーンと出ているのだ。この写真では小さく見えるのだが、実際に交差点で信号待ちをしていると結構、おちちもおしりもバーンと見える。

このスペースは雑誌関係の広告が出てることが多いのだが、この手のグラビア然としたやつは初めて見たと思う。毎回、ちょっとびっくりする。今日も寒いのに王林ちゃんは水着で頑張っているねえ・・・と思いながら横断歩道を渡るのであった。

しかし意外と誰も気づいてないみたいで、整骨院でオーキド先生と、この界隈のあれこれの話をしていて、何かの流れで「そこに王林のでっかいグラビア広告出てるじゃないですか」と言ったら、知らなかった。「後で見に行きます!」と律儀に言っていたが、いいんだよ、わざわざ行かずとも・・。ごめんよ・・・。


オーキド先生の話で思い出したのだが、年末最後に診てもらいに行った時、なぜか院内BGMでフライディ・チャイナタウンが流れていた。これはとても珍しいことなのだ。この院のBGMは日によってテイストが変わる。

まず、院長先生がいる日は、主に10〜15年前くらいのJ-POP、特にEXILEなどのLDHが多めに選曲されることが多い。これは院長先生がLDHのファンだからであって、私がドームに参加するほどの某アイドルファンである旨を言った際に「僕はわかりますよ、その気持ち・・」と、自らのドームでの感動体験を話してくれたのであった。

(ちなみに院長先生は、オーキド先生くらいのお歳の方で、ウエストの桐山くんと市原隼人を足して筋肉質にしたような感じのナイスガイである)

で、院長先生がいない時は、そこにいる人の選曲になるので、けっこうバラバラ。なぜかaiko縛りの日があったので、好きな人がいるんだろうな。そういう自己主張をする人がいないときは、クラシックか、有名曲のオルゴールアレンジみたいな時もある。

だが、ともかくお勤めの先生方はほぼ平成生まれなので、昭和歌謡が流れることはほとんどないのだ!急にフライディ・チャイナタウンが流れるということは、かなりのレアケースである。


「なんですかね、この曲・・」とオーキド先生がいうので、(そうか・・・干支が一周下の子は、フライディ・チャイナタウンを知らないのか・・)と衝撃を受ける。

いちおう説明を試みたのだが、これが大変に難しい。

まず曲名を教え、誰の曲ですかと問われたので、

「これは、泰葉の・・」「当時流行った歌手ですか?」「そうなんですが、歌手をやってた時期は、たぶんちょっとで」「へえ・・タレントさんですか」「うーん・・落語家の奥さんだったんですよ、自分も落語の家の人で」「今は違うんですか?」「まあ、色々と世を騒がせていた時期があったよねえ・・・」「他にはどんな曲があるんですか?」「ない。みんな知ってるのはこれ一曲と思う」「ええっ」

・・・めっちゃむずかしいのよ。

まず、春風亭小朝も林家三平も、こぶ平すら知らない若者に、かの女の素性を説明しようと思うのが、もう間違いである。落語の家に生まれた人で、歌手になったあと、別の落語の人に嫁いだのだが、派手に離婚をしてしばらく世を騒がせた、としか言いようがない。

若者に泰葉について説明するのは難易度が高すぎる。結局さじを投げて「ともかく、すごい変な女なのよ!でも歌はすげえうまいんだよなあ、あの女は!」と締めくくった。

「確かに、うまいですね。かっこいいです」と先生。それでいいんだよ。誰の娘で誰の元嫁で、外国人と婚約したり破棄したり金銭問題でもめたりしたようなことは、みんなどうでもいい。フライディ・チャイナタウンは名曲で、泰葉の歌もかっこいいんだ。

そんな年の瀬の出来事であった。

たぶん、また流行ってるんやろう。ちょいちょい流行ったらいいと思う。


千と千尋の神隠しのエンディングで「いつも何度でも」が流れるとぜったい泣いてしまう。
「こなごなに砕かれた鏡の上にも 新しい景色が映される」
喪失から再生にいたる真実を、こんなに端的に美しく表現した詞がほかにあるだろうか。



☆2024/01/06

一日じゅう生地の裁断。いわゆる仕事始めというやつです。

当初思った作業とは違うことをしました。予定を変更して、ささやかながらチャリティ販売を行います。数が揃い次第お店に出しますので、また作業が進んだらお知らせしますね。


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