journal 2025-05-③

新しいスマホケースが届いたよ。

☆2025/05/11

iPhone16に機種変してから、間に合わせの透明のケースを使っていたのだけど、あまり丈夫でも可愛くもないんで、どうしたもんかなと思ってた。ずっとライフルペーパーのを使ってたけど、iPhone15を最後にもう出してないっぽいので、３か月待ったけどもう別のにしようと決断。

これなら買ってもいいかなという複数の候補があったけど、連休中に割引クーポンが出て結構お買い得になったんで、思い切って注文した。なぜか香港から発送されたので（日本にも店舗はあるはずなのだが）そこで作って国際発送してるんだろう。

CASETiFYの。黒い枠のせいか丈夫そうに見える。たぶん丈夫。丈夫であって欲しいお値段ではあった。

さて、このあと新しいがま口をお店に並べます。

ここはChatGPTにお願いしてみよう。

【刺繍がま口ポーチ｜草花模様】

手のひらサイズで持ち運びやすく、細部まで丁寧に刺繍された草花模様が魅力のがま口ポーチです。ネイビーの生地に、ナチュラルカラーの花々をあしらった繊細な刺繍が施されており、大人の可愛らしさと上品さを兼ね備えたデザインです。内布は爽やかなミントグリーンで、開けたときの印象も明るく清潔感があります。リップや目薬、小銭、アクセサリーなどの小物入れにぴったりのサイズ感。金属の口金はしっかりと閉じられ、バッグの中でも安心して使えます。贈り物としても喜ばれる、心温まるハンドメイドアイテムです。

・・・だそうです。ネイビーの方ね、この説明。下の方は、グレーっぽいけど実際はセージグリーンみたいな色です。中のリネンは黄色。刺繍の配色は下の方がかわいいけど、写真だと目立ちづらいかも。ネイビーも爽やかでいいよね。心温まるかどうかは人による。

実物はネイビー、グリーン共に甲乙つけ難い可愛さです。

これは前回の色違いですな。黒地の方、内側がサーモンピンクでめっちゃかわいいんでおすすめです。先週、母の日の贈り物にと思ってくださったのに、注文できなかったという方からメールをいただきました。ご用意の数が少なくて本当にごめんなさい。

今日が母の日なんでもう間に合わないんですが、よろしかったらお店へ足をお運びいただけると幸いです。

大きさはこんな感じで差があります。刺繍ブレードの幅が違うんで、それぞれの有効面をいっぱいに生かす感じで裁断してあります。

刺繍のがま口は今回で一旦終了。このあとは、例年通りチャリティの準備に入ります。昨年までと同じくアフリカンプリントセットになるとは思うんですが、もうみなさん飽きてきたんじゃないかなと思って・・・。ともちゃんは毎年あれがすごい楽しみらしいんで（派手な模様が大好きだからな！）その意見は尊重しますけど、さらに何か新しい寄付金捻出グッズを考えるのか、それともアフリカンだけで行くのか、色々考えてまだ計画できないでおります。

ただ、去年からこれまでに集めたアフリカン生地はありますんで、それは何かの形で生かしたい！もしくは来年まで寝かすのか？？どうするのか。そろそろ真面目に考えないと。

去年の今頃の写真見たら、もう制作に入ってますからね。記録って大事だけど、振り返るとおそろしくなっちゃうわね。

「きょうは空気がいい匂いだな！爽やかな朝だから、おれはスシローに行きたい！」と急に言い出した息子氏。新緑の気候が酢飯を欲する気持ちを掻き立てたのだろうか。謎は残るが、まあ、じゃあ行くか・・ということになり、急いで洗濯物を済ませ、シャワーを浴びて身支度をし、スシローへ。たしかに、日曜の昼間から家族で食べる酢飯はおいしかった。

（ハッ。今気づいたのだが、もしや、母の日だから昼食作りをしないで済むようにという気遣いだったのだろうか・・・？）

ところで今回スシローで、息子氏は初めて、コラボグッズ付きの飲み物を注文した。思ったのとは違うものが出たらしいが、これはこれでいい、使うと嬉しそうだった（行ってメニューを見るまで知らなかったようなので、それ目当てで行きたいと言い出したわけではなさそう）。

どうしてジュースに付録としてつけるんだろう、別に普通に販売してくれても買うんだけど、と息子氏。

昔ビックリマンチョコってのがあって、シール目的で買う人が多く、それだけ取ってチョコ菓子を捨てていく人がたくさんいたよ、と旦那さん。彼はむかし（高校〜浪人〜大学〜院生の頃と思われる）家業の駄菓子屋の仕入れなど経営をほぼ任されていたことがあり、息子氏に言葉にあのビックリマン狂乱時代を思い出したらしい。私は小学生だった。

おれだったら普通にチョコも食うけどね、と息子氏。いや、あんたが思ってるような数じゃないのよ、１０個とか２０個とか捨ててあったのよ。ママ捨てられたやつ食べたことあるよと言ったら、戦慄の表情で「信じられない！やめてくれよ！」とビビっていた。「道に落ちてるもの食べるなんて！」と。

いや、道じゃなくて隣の家の畑のとこに置いてあったから・・と言ったら「いやマジでそれ、道の方がまだマシじゃん！虫とかついてたじゃん！」と青ざめる。

そんなことない、袋からシール抜き取っただけの状態だからチョコは外装に包まれてたし、虫はいなくて乾いていたよ。その日の朝はなかったし、たぶん捨てられてすぐのやつだよ。全部食べたわけじゃないけど、どんなんかなと思ってさ・・・普通に開けたやつと同じ味だったよ。エヘヘ。などと言い訳をする母。昭和はまあ、色々とゆるかった。衛生観念もな。

相当インパクトのある話だったらしく、「ママが拾い食いをしたなんて・・」とぶつぶつ言っていた。あはは。そうだよね、落ちてるもの絶対食べたりしたらダメって教えてきたもんねえ。もう自分で色々判断できる年になったから、うっかり言えちゃう話ってあるよね（笑）

大きくなってくれて嬉しいよ。

去年はずっと、窓の風を浴びてスシローに行きたがるような状態じゃなかったよね。それに、散髪の予約の時間にどうしても起きなくて、何度かマツモトさんに迷惑かけたよね。でも先週、眠くてたまらないけど２〜３時間で起きて散髪に行ってたよね。数ヶ月前までは絶対無理だった。少しずつ、少しずつ、状態は良くなってきている。

母の日に一番嬉しいことはそれ。何ももらえなくていい、別に感謝もしてなくてもいい（お礼言ってたけど）。ほかに欲しいものはない。

☆2025/05/12

特に心配事などはない（急性期の、という意味。慢性期のはいくつかある）はずなのだが、昨夜はなんかやたら悪い夢ばかりみて、脳だけがずっと起きてるみたいな感じだった。

朝からは発送作業をした以外は、あまり脳を使わないでぼけっとしていた。炊き込み用に下煮しておいた筍が悪くなるといけないので、お昼に炊く。おそらく今年最後になるだろう。

すぐに決めた方がいいことがいくつかあるのだが、まだ決められない。べつに決めなくても誰も困らないからいいのだが、後で自分が困るかもしれない。物事を決めるというのはなかなか、エネルギーを使うことなのだ。

自分の場合、ひとつ大きなことを抱えていると、ほかの瑣末な二択や三択を決めることも一緒くたにしんどくなる。何がしんどいのかさっぱりわからないがしんどい。

☆2025/05/13

晴れ。朝から冬用敷きパッドや毛布などの寝具をまるっと洗って干し、しまう。まだ残ってるけど。明日も頑張ります・・・。こたつ布団しまうとこまで行くかな。

ベランダだけでは足りずお外にも出て干したんで、重たい洗濯物を持って一階と二階を行ったり来たりして、それなりに疲れた。足腰にくるなあ。しかしまあ、頑張った成果で寝具は全て夏仕様となった。夏掛けはまだ出してないけど。夜はちょっと冷えるからね。

ここのところ夢見が悪かったり疲れが取れないのは、自覚はないけど寝具のせいで暑くなって寝苦しいんじゃないかと思って。よく眠れるといいなあ。

夕方、ともちゃんとコストコへ。米が全然入らなくて困っている。先日ななつぼしがなくてやむなく買ったやつは、炊き上がりにむらがあって、硬いとこと水っぽいとこができたりする。だからもう買いたくないんだが、行ったらそれと海外の米しかなかった。とほほ。

お米大好きだから、お米が足りなくなると不安になってくる。おねがいしますよ、ほんと。

まるの映画が今週末封切りになるので、いろんな番組に出ているのを見られて楽しい。昨日は素人とカラオケで対決していた（横須賀で）。丸山さんになら勝てそうとか言われてたが、丸山を舐めんなよおい。とか憤慨しながら見ていたら負けたんでゆきちゃん泣いちゃった。カラオケの点数なんかで丸山の歌を評価できると思うなよ！エーンエーン！

夕飯に、コストコのロメインレタスサラダに蒸しささみをたくさん加えドレッシングで和えたものを出したら、旦那さんがいたく気に入った様子だった。単品でおかずにはならなさそうだなと思っていたのだが、冷蔵庫の筍ご飯をわざわざ出してきておかわりし、むしゃむしゃと食べていた。お腹が空いてたんだろうか。

偏食の息子氏と、息子氏が好きではない食べ物を好きな旦那さん、両方が食べて満足しそうなものを毎回出すのは結構大変だ。衣替えだって寝具替えだってそれなりに大変だ。

今日は息子氏が日本史の課題をやるのを、ちょっと助けたりもした。そんでお昼の冷やし麺を満足そうに食べてるのをみて、ほっと胸を撫で下ろした。いつだって他の子よりちょっとだけ手のかかるタイプだったし、なにより周りの状況が許すもんで、自分は結局外で働くことをせず、家でできるだけのことをする感じの生活を続けて今に至る。

それでも、専業主婦は社会のお荷物だからこの世から消えてしまえ、みたいに言われなきゃならないのか！と、対岸の家事を見てグサッとくる。たとえ怪文書としてでも、ああいうのを見せられると胃がむかついてくるなあ・・・そういう意見を持つ人が、本当に一定数存在することを知ってるからなあ。

先日ともちゃんちでこのドラマの話になったんだが、まこちゃんも見るたびに胸がキュッとすると言っていた。どの立場でもその立場の地獄があってそれにみんな共感できてしまうなんて、なんか嫌な社会だなあと思う。

内容とは関係ないが、江口のりこはいい・・といつも思う。もちろん朝も思ってる。むかし、petite robe noireのモデルやってたよな！

若いと思ったら2013ですって！？そんなたつのか。

明日も暑いみたい。布団干し日和だな。ドラマなんか見たくらいでクヨクヨしてないで、さっぱりとした寝具で、さっさと寝よう。自分が用意した快適な寝床で、家族が気持ちよく眠るのは、いい気分だ。だから明日も社会から消えないで居座ってやる。

☆2025/05/14

今日もまあまあ晴れ。ひと冬の間お世話になったこたつ布団を干し、カバーを洗って乾かし、無事しまうことに成功。懸案事項が一つ片付いてよかった。

朝から皮膚科の予約をとり、また液体窒素。まぶたのとこはかなり痛いので、思わず変な声が出た。痛む首をストールで巻き、日傘をさしてすごすごと帰る。

午後、材料探しの旅へ。前回のインド刺繍がま口（ネイビーにいろんな草花柄が入ったやつ）がすごい人気であっという間だったんで、なんとか再入手できないか探しに行った。発見できたんで、そのうち何かの形で再販できると思います。いつになるかは謎ですが。

帰りにロピアに寄り、安売りになってたいちごを買う。

・・そのいちごを、夕飯後に食べようと思っていたのに、うっかりソファで寝落ちしてしまった。もうじきチャンネル変えて、特捜９を見なきゃ！と思ってたはずなのに、起きたらDr.アシュラが終わるところだった。

（アシュラはちゃんと見てない。なんかキャラに癖が強すぎて見ていられないのだ。ドクターX的なことをやりたいんだろうか？無理だからやめたほうがいい。田辺誠一は今すぐ床屋へ行ってほしいし、鈴木浩介のちょび髭をひっぺがしたい）

めったにソファで寝落ちなどしないのだが、疲れてるんだろうか。

☆2025/05/15

朝から米を探しにコストコへ。ななつぼしはなかったが、ひとめぼれの無洗米が手に入った。アイリスオーヤマの米なのであんまり買いたくなかったが、贅沢も言っていられない。ななつぼしの再入荷が来ますように・・・。

お昼、ルミネに行って、今日発売のSHIROのアイスミントシリーズの日焼け止めを買う。ルミテンだが、ほかに買い物はせず。

そういえば、明日から公開の金子差入店だが、前売りのムビチケを買おうかどうしようかと思い買いそびれていたのを、さっきみなとみらいで買ってきた。まだあったのでよかった。

今回はちょうどいろいろなことが重なり、精神的に渋滞してた時期で、せっかくの推しの主演映画だというのに、情報を追いきれていなかった。舞台挨拶や番協にも一切申し込まず。ギリギリまでいろんなことを決めきれずに、結局前日になってしまった。

自分の予定のことも前日まで把握しきれてなかったりして、決めたり動いたりするのが遅かったせいで、いつ見に行けるのかもまだはっきりしてない。しょうがない、自分の段取りが悪かったせいだし。メンタルの調子が徐々に落ちてきてることは、おそらく周囲の誰も気づいてない。まあここを見てればなんとなくわかるか！（笑）

唯一、いくちゃんだけが何かを察知したのか（？）ちょっと前、きゅうに連絡が来た。鋭いぜ。マルが今週ゲストに来たJ-WAVEの昼の帯番組が面白かったからぜひ聞いて、とのことだった。せっかくなのでラジコで聞いたら、本当にちゃんとまともに話をしていて、すごい良い番組だった！映画の話だけじゃなく、毎日いろんな話をしていたのがよかった。なにげに毎日の選曲も良かった。

その番組を聴いていて思い出したのだが、８年ぶりなのよね、映画の主演するの。それで、やはり前売りを買いにいかねばと思ったのよ。だって、８年に一回よ。順当に行けば次にこの祭りが来るとき、自分はもう５３になってるじゃないの！こんなに貴重な機会なのに、参加しないでどうする！！と思って。

正気に戻してくれてありがとう、いくちゃん。なんとか公開前日に間に合いました。さすが、推しの恩恵を日々めいっぱいに楽しんでいる人だぜ。

すげえくだらねえと思うんだが、わりとどこの星占いでも、今年水瓶座はすごい変化が訪れる年まわりだと言われてる。試練とも思える別れや自分の力ではどうにもならないような出来事がたくさんきて、その結果これまでの人生とガラリと変わるとか、全てリセットされて必要なものだけが残るとか、そういうようなことをめっちゃ言っている。憂鬱になってくる。

いい方に変わるんならいいのだが、どうも失うものが多いような描かれ方なので、何ひとつ変えたくない自分はそれが恐ろしい。おそらく、５月がその時期なのだ。何も起きませんように。

調子が悪くなると、処理や決定のスピードがどんどん落ちてくる。実はおそらく連休前くらいから徐々にそれが始まっていたと思うのだが、なんとか立て直せるのではないかと思っていた。じょじょに何か周囲の環境との温度差ができてきて、調子を押し上げようとは思うのだが、できない。

周りの速度についていけない。返事に詰まって即答を避けたり、時間をおいてギリギリになったり、その場ですぐに答えねばならないと思って適当なことを言ったりする回数が増える。

ことさらに瑣末なことのように通り過ぎようとしてはいるが、普段なんでもないようなことに実はめっちゃダメージを受けていたりする。たまたま巡り合わせがわるいだけなのに、そのことが何かのサインみたいに思えて、ああ、これはきっと自分にとってここまでのご縁だったということなんだな、と心の中でもうそれを決定的なものにしている。実際、そういうことはあると思う。

☆2025/05/16

朝から白髪を染めてもらいに美容院へ。だいぶ前髪が長くなっていたので、切ってもらって視界が広くなって良かった。

お昼、息子氏がマインクラフトのためにマック行きたいというので、じゃあママもちいかわのために行こうかな〜なんて言って、一緒にハッピーセット。久々のハッピーセットであった。そして、出てくるまでにめっちゃ時間かかった。混んでるやん。

夕方、整骨院へ。少し時間を早めてもらって、そのおかげでぶじ金子差入店を初日に鑑賞することに成功。なかなか、きつい内容であった。とりあえず、人生に迷ったり疲れたりしてるときに見るもんではなかった。やりきった丸山さんに拍手である。

善と悪って、罪と罰ってなんだろう・・とか、しばらく考え込んでしまう感じだった。そして北村匠海がやばかった。あんぱんとの温度差に風邪ひきそう。逆転しない正義ね、それね・・・。

これから見る人がもしいらしたら、エンドロールをちゃんと最後まで見ることをお勧めしたい。あれがあるのとないのとでは、全然違うから。少なくとも自分にはそう思えた。

自分のやってることにいつか自信を持って、ささやかながら胸を張って生きていけるようになりたいものだ。

☆2025/05/17

今週きてたエイトのアリーナツアーの円盤を、ようやく開けて見始めたのだが・・・冒頭からわりと普通に自分達が映っていた。発見するまでもない（ってかオレンジ色を着ている私が悪い）。それぞれの推しに見惚れるわれわれをばっちり確認。ともちゃんはうっとりしているし、私はポカーンと口を開けてマルの姿を追っていた。あ～お恥ずかしいったらありゃしない（刑事貴族の水谷豊）。

これがあるかもしれないので開封を躊躇ってたのもある。で、開けたら案の定いたんですよ、しっかり。苦笑いしたのだった。

どう考えても低気圧のせいだろうが、頭が痛い。テレビをつけたら、なんとこの天気なのに、この界隈をいろんな国籍の女性たちが走ってる。そうだった、トライアスロンの日だった。よくこんな嵐の中を走れるな・・と感心しつつ、体調が悪い時にはこれに限る、と野菜がゆを作る。最近、野菜がゆを作る時にご飯を減らして、茹でたもち麦を入れている。おいしい。

夕方、報道特集でアメリカの死刑制度についての話をしていた（と思う）。お鍋の野菜を切りながらそれを見てて、旦那さんと話していた。昨日一緒に金子差入店を見たので、ふたりともいろいろ思うところがあった。死が罰になるかどうかは人による、と旦那さんはいう。

しばらく前にグレイズアナトミーで死刑囚に刑が執行される場面をみたのだが、あれが実際の様子を忠実に再現したものだとしたら、アメリカの死刑は日本の絞首刑とだいぶ違う。執行は大きめのガラス窓のある部屋で行われ、立ち会いたい人がいろいろと集まって、その様子を見守るのだ。寝台的なものにベルトで保定されて、注射で行われる。

「たしか１液を入れた後、しばらくあとに２液を入れて・・」と説明したら、「そんなヘアカラーみたいな説明ある？」と呆れられたのだが、実際その後見ていたら、やはりそうだった。一度目の注射で落ち着かせた後、二度目の注射の前に最後の言葉を発し、そのあと致死薬が打たれる。日本のとだいぶちがう。前もって数週間前に知らされるし、希望する被害者遺族や受刑者本人の家族に見られる中で行われるのだ。

どこの国でも死刑廃止論があるのは一緒で、刑務所の周りにはデモの人たちが集まっていた。自分は廃止を決して支持しないが、中学生の時の読んだ死刑執行人の苦悩という本があまりに強烈だったので、絞首刑をやめてアメリカのように薬剤にするほうがいいと思っている。残酷な殺人犯だった場合、死を持って償ってほしいという遺族の気持ちは無視できない。

事件に関係する全ての人間に、残りの人生がある。

何か、いろいろなことを考えてしまう映画だったので、夫婦の会話もなんとなく重めの内容になってしまうのだった。