journal 2025-10-③

ふくいんかんのえほんやさん。



☆2025/10/12

遅く起きたもんで何をするつもりもなく、家でCSの2戦目中継でも見ながら縫製するのかなと思ってたのだが。そういえば、福音館書店の本社が移転するので、ふくいんかんのえほんやさん最終回があるんだよなと思い出し、まこちゃんを誘ったら行くという。

お昼前くらいに巣鴨で待ち合わせして、本社前に行ってみたら、激混みで既に整理券が出ていた。時間が夕方だったので、じゃあ先に清澄白河でやってるハオス楽市(懐かしのワード!)に行くか・・ということになった。

ふたりともあの辺にあまり詳しくない。「何があるの?」とまこちゃんに聞かれ、うーむと唸ったあと「コーヒーかな・・?」と答えたはいいが、皆様既にご存知の通り、まこちゃんはコーヒーが飲めないのだった。まあ、何かしらあるやろ。お昼も食べれるやろ。などといいかげんに緩く構えて清澄白河を目指す。


ハオスについて色々みて、イイホシさんのお皿を買う。まこちゃんも同じお皿と、すごく繊細なゴブレットをお迎えしていた。他にも色々気になるものがあったが、買わず。ともかくお皿に二人とも大満足したのだった。でも、1時間や2時間遅かったらきっと売り切れていたと思うので、さっさとこちらに来てよかったのだ。

飲食店は色々あったのだが、お客さんで一杯だったりお休みだったりしたので、通りを挟んで向かい側に見えた、小さいがいい感じの店構えのお寿司屋さんに入る。テーブルはいっぱいだったが、カウンターに若干余裕があったので座り、まこちゃんはにぎりのセットを、私は鯛とまぐろのごま醤油ちらしを頼んだ。

まこちゃんの隣は白人のカップル、私側の隣はひとり旅ふうの、ヨーロッパから来た感じの白人男性だった。たぶん、この店は英語の旅行ガイドに乗っているのだろう。ほかにも海外からのお客さんが結構いて、みんな美しいSUSHIを堪能していた。

おいしいお寿司屋さんだったし、そんなに高くもないランチセットだったし、大当たりである。まこちゃんはあれこれと順番を考えながら楽しそうに食べ、私のちらしもけっこう凝っていた。ごま醤油だれはそこまで甘くなく、きゅうりやわさびと一緒に脇の方についてた菜葉の漬物がわさび味で、おいしかったなあ。またぜひ来たい店であった。


お店を出て、お腹いっぱいなので清澄庭園を散歩した。150円払って入る。ここも外国人観光客でいっぱいだった。枯山水の日本庭園が150円で楽しめて、そのあとあのお寿司屋さんに入るってコースは、海外から来た人にとってはなかなか素敵かもしれないなあ。などと話しながら、さっき買ったグラスと皿をしっかり抱え、池の飛石をおっとっとと渡り、亀やすっぽんや鯉の写真を撮った。スリル満点である。

今思えば、なぜそんなコースにした・・??行き当たりばったりすぎる。しかし、なかなか楽しいお散歩であった。


ちょっと早めではあるが、ゆっくりと巣鴨方面に戻り、また福音館へ。時間までお茶でもしようということになり、やはり今度も通りに挟んで向かい側に見えた(多いな)モンブラン屋に入る。このモンブランがまた絶品であった!今日は食べ物運がめっちゃいい。ミルクジェラートを笠間の栗クリームで覆ったもので、つめたくて柔らかくておいしかったなあ。

お茶してたらいい時間になったので、いよいよ本日のメインイベント・ふくいんかんのえほんやさんに戻る。大変な盛況だったらしく、夕方だけどまだごった返してはいたが、整理券を提示して中に入る。

整理券は、たぶん廃棄前のかるたの読み札だろうな・・。裏に16時半と手書きで書いてあったの。急に必要になったんだろうね。絵札が気になるね、とまこちゃん。

えほんやさんにはいろいろと魅力的な本があったのだが、ここはやはり私のバイブルをと思い、「ゆきのひのうさこちゃん」「うさこちゃんのだいすきなおばあちゃん」のブルーナ2冊と、比較的新しい感じの、おせちの絵本を買った(これはまこちゃんも買った。なかなかの佳作だと思う)。

あまりかさばらないものだけにしようと思い、児童文学全集の「若草物語」と「秘密の花園」は諦めたのだった・・。本棚に余裕があればと思うが、今でも結構カオス状態だからなあ。だいぶときめいたなあ、あの箱入りの装丁に。

今日は行き当たりばったりだったが、なかなか楽しい日だった。


まこちゃんと別れ、CSのテレビ中継を聴きながら首都高で帰ったのだが、あまりに延長が長かったせいで途中テレビ中継が終わってしまい(サブチャンネルがないのよ・・)、ラジオなら最後までやるだろうとニッポン放送のショウアップナイターに切り替える。いくらなんでも横浜に着くまでには決着がついてるだろうと思っていたのだが、これが全然終わらない。

11回表で巨人が勝ち越し、裏にベイスターズが2アウトまで追い込まれ、解説の里崎さんが第3戦もある方に賭けたので、ぷんぷん腹を立てながら聞いていたのだが。なんとそこから林琢真が打って渡会が代打して蛯原も打って勝ち(たぶん色々省略しているが、まあ運転中だったし)、横浜公園出口を降りたら窓の外から大歓声。びっくりである。FMラジオって全くタイムラグがないのね、ラジコじゃないからね。


昭和元禄落語心中、改めて見ると、とにかく岡田将生がすごい。

思い出した、今日寿司屋のカウンターでのことだ。隣のヨーロッパ人ぽい旅行者が食べ終わって出たあと、ごく普通の日本人の中年男性が入ってきて、その席に座った。常連らしく、カウンターの職人さんに話しかけている。

昨日鰻を食ったから腹の調子が悪いとか(ならなんで生魚を食いにきた?)、ようやく万博が終わるんで大阪に通わなくて済むけど、自分が作るのに関わったものが終わるのは寂しいなあとか、講演があって忙しくてしょうがないとか、そういう内容のことを一方的にべらべらと職人さんに話しかけ、愛想よく適度な相槌を返してもらっていた。

なんだこいつうるせえおっさんだな、とその時からもう思っていたのだが。講演の内容も工夫せねば聞いてもらえないから大変だ、オチも考えなきゃいけない、落語とかみたいにいつも同じ内容の決まったこと言ってりゃ済むのとは違うんだから、と!!信じられないことに!!なんと落語を!!腐し始めたのだ!!!

まじでクソじじいだなと思ったが、もうあとふた口くらいで食べ終わりそうな頃だったので、さっさと食べて店を後にしたのだった。どんだけごたいそうな仕事をしてるんだか知らないが、自分の仕事をひけらかすために落語を貶すとは。腹を壊せ。さらに壊すがいい。

チェリーハイツ

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