渋谷すばる LIVE TOUR 2020 二歳 幕張メッセ公演。
28、29日の両日見てきました。
1日目は、大雪かもしれないと言われてたくらい寒かった日。
幕張メッセは、息子氏がコロコロコミックのイベントに行くくらいで、自分の用事で入ったことはないんですよ。この季節にライブイベントをやるとしたら、中はどれくらいの暑さになるんだかわからず、何を着てっていいかもわからず。
しかも、幕張公演だけなぜかオールスタンディング・・・。私はほぼ初めてかもしれない(ミスチルとか徳永英明とかKANとか、わりとおとなしいのが多いのだ)。
ともちゃんも、野外とかライブハウスとかならあるらしいが、この規模の会場でスタンディングは初めてとのこと。・・まじか。
前の日に、元バンギャのいくぽんちゃんと、ロックフェス上級者のちろるちゃんに相談しちゃったよ(笑)
・ロッカーはすぐ埋まる
・クロークは帰りが混んで大変
・車で行くならもう上着等は置いていくべし
・冬フェスでのパタゴニア率は相当
・飛んだり跳ねたり大声で推しの名を呼んだりしないならそこまで暑くはならない
・柵近くが取れるようなら上着は柵に巻け
・ポニーテール、三つ編みはもはや凶器、帽子は迷惑
・始まったら後ろに隙間ができるから観やすい位置を確保
などの貴重な情報をいただいた。どうもありがとう、持つべきものは先駆者の友である。
アドバイスを踏まえ、メッセ駐車場よりも会場入り口に近い地下の駐車場に入れ、コートなどの荷物は車に置いて、サコッシュに必要最低限の荷物を詰め、会場入りすることに。
傘を持っていくかどうか、ギリギリまで迷った。
ともちゃんは長傘しかもってなくて、クロークに預けないといけないので、早々に持っていかないと決めていた。けど、私は折りたたみの小さいのを持参してて、ぎりぎりサコッシュに入らないこともないな・・と。
かなり迷ったのだが、せっかく近くに車置いたんだし、もう入り口まで走っちゃえ!という結論に。
・・・この決断を、15分後激しく後悔することになる。
まさか、一回会場入ってから、外にまた出されて、待機列に長々と並ばされることになるとは。
結構本降りの中ですよ。この、傘持ってる人らは、万が一に備えていた賢い人らですよ。長傘の人らは、わざわざクロークまで傘を取りに戻って、無くなるの覚悟で会場の臨時傘置き場みたいなとこに置いたんだろうな。しかし、ほとんどの人は雨ざらし。物販で買ったばかりであろう、半袖のツアーTを着て震えている人がいたので、持っていたカイロをあげたらめっちゃ感謝された。
私らはたぶん20分近く待ったかな。でも、もっと雨ざらしになった人もいそう。これは、かなりテンションが下がる・・・。
クロークで身ぐるみ剥いだ後に、こんな雨ざらしのとこで待たせるってある!?この冬一番の冷え込みで、雪になるかもしれないとかいってた日だぞ!?
入場直後のわたくし、パーカーワンピだったからフードをかぶっていたのに、この前髪の濡れようを見てください。ビッシャビシャよ。物販を素通りする前に知っていたら、うっかりタオルを買ってしまったかもしれない。・・売り切れてたけどさ。
で、おそらく、始まりも15分くらい押してた。雨のせいもあるけど、単純に入場整理のスタッフがポンコツだったよなあ・・・。
そんなテンション最低の状態で始まったんですが、目の前にすばるですよ。
生すばるは初めてだったもんで、まあ、ちょっと感動するよね。歌もめちゃめちゃうまいし。
ただ、すばる全然喋らないのよね。MCとかほとんどないの。とにかくめちゃめちゃ硬い。
そんな言葉数の少ないすばる、急に口を開いたと思ったら「天気が崩れなくてよかったですね」と言ったので、一瞬憤慨しそうになった。まじかよ・・・。(雪にならなくてよかった、という意味だったらしいが、こっちとしては冗談ではない)
曲が始まるとみんな聞き入るし、ちょっと盛り上がろうとしかけるんだけど、終わって次の曲までの間が結構あって、その間に静まって、また始まって・・の繰り返しの感じだった。
で、場所もちょうど真ん中より少し後ろくらいで、客層を考えると無理もないが、スタンディングにあまり馴れてない人ばかりって感じ。
(ちなみに、帽子をかぶったやつがいかに害悪かって話を前日に先駆者達に聞かされていたが、両日ともにとんがり系ニットキャップの人がすぐそばにいた・・・)
前の方の人らはそこそこ盛り上がって拳もたくさん上がっていたが、私たちの入ったブロックは、とにかくものすごくノリが悪かった。終始、何か戸惑いのようなものが支配している感じで、静かにざわついてる感じ。もしかしたら、雨ざらしで並ばされた時間が相当長かったからかもしれん。
が、たぶんこれは、客側と、アーティストがこういう感じでやりたいという方向性との、マッチングがまだうまくいってないってことなのかもしれないなあと、後で思った。
ジャニーズのコンサートに一回でも行ったことのある人ならわかると思うが、彼らのサービス精神といったらすごい。煽るのもうまいし、客のほうもその世界のお約束がちゃんとわかっている人たちだから、ほっといても会場には一体感があるのだ。我々はまだその道に関しては初心者なのではあるけれども、多分皆そうなんだろうと思う。
それとは全然別の種類のライブであった。すばるの歌は魂がこもっていてすごかったし、歌を聴いて感動はしたんだけども、楽しませようという感じではなかったので、楽しくはなれなかったのだ。
終わる頃には前髪は乾いていたが、まだ服は乾かず。
もうたぶん次はないなと思った。明日もこれに来るんかい・・そこそこ遠いのに・・・と思ってしまった。
・・しかし!しかしである!!
初日のそんな印象を見事に覆すほど、2日目が、めちゃめちゃよかったのだ!!
まあ、2回目でちょっと慣れたから、要領がわかっていて戸惑いが少なかったというのもあるだろう。そして、2日目に入ったブロックは、周りがわりとノリノリの人らが多かったので、多少の一体感があったというのが大きい。これぞ、スタンディングの意味があるというものだ。
すばるの様子も、前日より少しは余裕があるというか、柔らかい感じがした。初日、相当緊張していたのかもしれないなと思った。しょうがないよな、まだ二歳なんだから。歌はもちろん、すごくよかった。
ちょっと、個人的に今週入ってから色々いやなことがあって、落ち込んでいたのだ。元気が出た。
・・・前の人が、赤のワンピースで全身をかためた(すばるの関ジャニ∞時代のメンバーカラーは赤だった)一見おとなしそうな感じの人で、おそらく私らとそう歳は変わらないであろう、ひたすら胸の前で手を組んで、じっとすばるだけを見て、動かず立っていた(うちわは禁止だったので持っていなかったが、きっと胸の前で持って見るのが習慣なのだろうと思わせる様子だった)。
今回は周りの人がみんな拳を突き上げる系の客だったので、我々もしっかり一緒にのっていたのだけども、時々その前の子に体が触れるたびに、まあまあの剣幕で振り返って睨まれた。ともちゃんも私も睨まれたが、スタンディングのライブなんて、そんなもんなんじゃないのか?
詰めかけたり押したりはしてないけど、不愉快だったんだろうな。申し訳ないけども、初演の幕張公演にこの形式を選んだのは、すばるだ。ってことは、これが今後のすばるの方針なんだから、仕方ないじゃないか・・・と思っていたら、アンコールに移る前に、突然さっと踵を返し、走って帰って行った。
こういう離れ方をする人も、もしかしたらいるのかもしれない。
でも、少なくとも私らは、また行こうと思った。すばるは、やっぱりすばるだった。
しかし、あの規模の会場でのスタンディングは正直きつい気がする。みんなおとなしい上に、アーティスト側にもあまり盛り上げようという気がない感じがするんだもん。客層が入れ替わりでもしない限り、慣れるまでは、後ろとの温度差がすごいはずだ。
歌だけでやっている、ストロングスタイル(?)の新人ソロシンガーで、初めての単独ライブで、これだけ客が集まるということ自体が、そもそも異常なのだ。
応援してるシンガーが(キャラ変というのとはちょっと違うから言わないけども)、ストロングスタイルに転換したんだから、本当について行くなら、客側もみんな合わせてそうしてあげたらいいんじゃないか?と思う。
彼にこうなりたいと思う明確なものがあるなら、協力して、そういう風に持って行ってあげるのも、ファンの役割なのかもしれん。
「あと、雨降ってないっていいよね」「天気いいってサイコー」
これからは、この名前だけを背負っていくんだよな。がんばれよ。
また聴きに行くからね。
2コメント
2020.02.05 15:24
2020.02.04 03:41