夢は捨てたと言わないで

ビートたけしの「浅草キッド」が脳内で自動再生しちゃう街へ。

芸人さんはいなかったし、煮込みしかないくじら屋も見当たらなかったけど、演芸場のそばは通りましたよ。いくちゃんの案内でね!


フルーツパーラーゴトーで、2種のプラムパフェをいただきました。いくちゃんの笑顔よ!(笑)

上から見るとこんなふう・・・



内側に並んだプラムは爽やかな酸味があって、ぐるっと外側のは甘みが強い品種でした。中のほうのプラムで作ったアイスも絶品。めっちゃ美味しかった。たいへん良心的なお店でございました。。


お昼はペリカンカフェで。



いくちゃん、まじでごめん。本日わたくしは、大遅刻をいたしました。

10時半に待ち合わせる約束してるのに、起きたら9時40分だったのよ!(涙)9時半にでないと間に合わないのに!信じられない!!ほんまスンマセン!!(涙)

頭から水シャワーを浴びて最低限の化粧をしただけで家を出たもんで、一日中へんな髪型でした。帽子で押さえてごまかした(インティライミスタイル)。迫害しないでくれてありがとう、いくちゃん。徳を積んだいくちゃんには、新たなる幸せが舞い降りるであろう・・・



・・・・・・・・・


*今週の押しピン* 

 脳内の壁に刺さった瑣末な話題やささやかな出来事についてのメモです。



・エンディングテーマはやっぱり成龍の話

WOWOWとの契約が先月末で終了しました。

終わる直前に、見たかった映画が映画が入ったので鑑賞した。ジャッキー・チェンですよ。

「ザ・フォーリナー/復讐者」。

ジェームズ・ボンド役をやってたピアース・ブロスナンをじわじわ追い詰めるの。

舞台はイギリス、ロンドンから始まります。ジャッキー演じる、うだつの上がらなさそうな、陰気な感じのおっちゃんが車に乗っている。奥さんに先立たれ、中華料理屋を経営しながら男手ひとつで育てた可愛い娘を、学校まで迎えに来たのだ。

プロム(卒業パーティ)に着るドレスを買いに行くというので、服屋の前まで送ってあげて、自分は店の前の道に車を止めるのに、路肩が空くのを待つ。娘がお店に入っていく様子を微笑みながら見つめていた・・のだけど、突然爆破テロが起きた。

爆発に巻き込まれ、目の前で娘を亡くした彼は、暗い目をして警察に行く。犯人を早く捕まえてくれるように頼むが、なだめられて帰される。娘の命を奪ったテロリストは北アイルランドの過激派(劇中では違う名前だけど、要はIRA)だった。

犯人は誰なのかどうしても知りたい彼は、元過激派で今は北アイルランドの副首相になっているピアース・ブロスナンに直接コンタクトを取り、事件の詳細を明らかにし、自分に爆破犯の名前を教えるよう迫るのだけど、中国人だしヨボヨボしたおっちゃんだし、皆はなっから舐めた態度で相手にしてもらえない。

オフィスから追い払われた後、おっちゃんは決意した。絶対に真実を明らかにし、娘の仇に自らの手で復讐すると。

彼がオフィスを去った後、轟音とともに男子トイレが爆発した。ピアース・ブロスナンの元に電話がかかってくる。「名前を教えろ」。実はおっちゃんは、ただのおっちゃんではなく、ベトナム戦争でアメリカ側の特殊部隊に所属した最強の工作員であった。・・という話。

・・・そのおっちゃん、あんたらが舐めてかかってる貧弱なおっちゃん、ジャッキー・チェンやで!?よう考えてみ、ジャッキーが普通のおっちゃんのわけないやん。

大怪我するで!!逃げろ!今すぐ逃げろ!!という映画です。

ありとあらゆる手を使って、満身創痍になりながら、テロ組織と黒幕を追い詰めていくジャッキー。暗いのよ、目が。それもそうだ。なぜなら、これまでにも相当理不尽な目にたくさんあってきた血まみれの人生で、最後に残ったものが娘だったのだという境遇が描かれる。もう奪われるものが何ひとつ残ってないんだもの。すごい悲惨なの。

対するピアース・ブロスナンは、何もないところから色んな手を使ってのし上がり、地位と富を得た男。わりと卑怯で最低なやつなんだけど、こいつが死に物狂いになったジャッキーにどんどん追い詰められていくんですよ。

アクションももちろんすごいんだけどね、ジャッキーの演じる男の悲哀がすごいの。一切笑いなしよ。ジャッキーなのに。

でまあ結末は、ネタバレになるんでおいといて。全編を通してイギリス(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)が舞台で、終わりもヨーロッパ映画って感じのシリアスな終幕なんだけど。

スタッフロールが流れ始めた時、(まじか・・・)って内心思ったよね。中国語で主題歌流れんの。ジャッキーが中国語で歌う主題歌よ・・・。

わかる?この膝から崩れ落ちる感じ(笑)わかってもらえるかしら。うーん・・・

NG集はなかった。当たり前か。

でもめっちゃいい映画でした。おすすめです。


・ヨキヒタンの話

しばらく前に、「飼い猫が死ぬのが今から怖すぎて不安でたまらないので、もう一匹新しい若い子を迎えておけば、ショックがやわらぐのではないかと考えてしまう。そんな身勝手な理由で飼い始めてよいものか」という相談みたいなやつをどこかで見た。

身勝手だとは思わないし、気持ちは大変よくわかる。私もずっと、いつかリサを失う日が来ることを思うと、怖くてたまらないのだ。でも、もしリサがいい歳になり、本当に若い子を迎えたら、もう自分は退いてもいいんじゃないかとばかりに自然に死期を早めてしまう可能性もあるんじゃないかと思う。そのほうが怖い。

元々体の弱い子というか、長く入院したり投薬したり輸血したりしたこともあるし、血液がちょっと普通の猫と違うらしいから、あまり長生きはできないかもしれない。でも、遅かれ早かれいずれ訪れるその時のために他の子を飼うというようなことは、やっぱりできないと思う。

多頭飼いの楽しさは人から聞いて知っているし、ねこ王国には憧れる・・。リサがもっと元気な子だったら、もしかしたら迎えたかもしれないけど。それに、何かすごく縁があってうちにやってくることがあれば別かもしれないけど。積極的にそうしようとは今は思えないな、と思った。

リサだけを大切にして、もし去っていく日が来たら、リサの為だけに身も世もないほど涙を流して悲しもうと思う。それでもし穴を埋めることがどうしてもできなかったら、その時に考える。

自分はたぶん元来、予期悲嘆が強い人間なんだと思う。わりとリアルに想像してしまう。死産を経験してからは、ますますそれが強くなった。よく息子氏を産んで育ててこれたなと思う。たぶん、強靭な部分もあるのだ。

それでも、リアルに悲嘆の心模様を予期しないで済むなら、その方がいい。結局は、今の連続だけが時間なのだ。今を大事に、他のことは視界の端に置いておくように心がける。



・にじがにじがの話

R-1のCMソングに使われている「にじ」という童謡が好きだ。

今年に入ってから洗剤のCMにも使われてたんだけど、今までどこで聴いたものよりそれが良かったので、印象に残っている。断然いい。


なんてことはないのに、聞くと必ず涙腺が緩んできて、涙が湧いてくる。なにひとつ難しいことなんて言ってない。幼稚園児でも理解して歌える程度の内容の日本語なのに、本当に分厚くて深い歌。

にじがにじが、のくだりの、エネルギーの解放が素晴らしい。この人が歌ってるからこそ起こせる、ちょっとしたカタルシスだと思った。

すべての頑張っている人が報われますようにと、本気で祈ってしまう。すごい表現力だ。



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